長崎屋二代目藤兵衛が、妻おたえと九州の別府へ湯治に行きたいと言いだした。
おたえによると、遠縁のおきのさんから藤兵衛が旅に出られるほど回復したのなら、来ないかと誘われたのだと言う。
実はおきのはおたえの母で、齢四千年の皮衣という名の大妖・通称おぎんなのであった。
そして藤兵衛は今回をいい機会として、若だんな一太郎が一年間廻船問屋と薬種問屋の両方を預かり、主として切り盛りしてみるようにと言い渡した。
藤兵衛夫妻が出発してしばらくして、まず、店の中で大番頭の一人が変な方向に頑張ってしまい、そうかと思えば、表に出る若だんなを心配した仁吉と佐助が、屏風のぞきと金次を若だんなを見守る奉公人として働かせることにしたりと、どこかずれている様子。
このように始まった一年間。
長く寝込む事はなかったようですし、紅餅や流行病、よその店の娘婿選びの手伝いなど、一太郎としてはよく頑張っています。
ただねー。いくら主不在とはいえ、どこか他の店よりも剣呑な事が多いように思えるのは、妖がらみが多いからでしょうか?
おたえさんはともかく、背景を知らない藤兵衛さんが知ったら、驚くでしょうねえ。
おたえによると、遠縁のおきのさんから藤兵衛が旅に出られるほど回復したのなら、来ないかと誘われたのだと言う。
実はおきのはおたえの母で、齢四千年の皮衣という名の大妖・通称おぎんなのであった。
そして藤兵衛は今回をいい機会として、若だんな一太郎が一年間廻船問屋と薬種問屋の両方を預かり、主として切り盛りしてみるようにと言い渡した。
藤兵衛夫妻が出発してしばらくして、まず、店の中で大番頭の一人が変な方向に頑張ってしまい、そうかと思えば、表に出る若だんなを心配した仁吉と佐助が、屏風のぞきと金次を若だんなを見守る奉公人として働かせることにしたりと、どこかずれている様子。
このように始まった一年間。
長く寝込む事はなかったようですし、紅餅や流行病、よその店の娘婿選びの手伝いなど、一太郎としてはよく頑張っています。
ただねー。いくら主不在とはいえ、どこか他の店よりも剣呑な事が多いように思えるのは、妖がらみが多いからでしょうか?
おたえさんはともかく、背景を知らない藤兵衛さんが知ったら、驚くでしょうねえ。
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