月をテーマとした3つの短編から成るダークファンタジー集でしょうか?
冒頭の「そして月がふりかえる」では、色々あったものの家族とファミリーレストランに来れるくらい幸せな生活を営んでいた夫であり、父親がトイレに行っている間に、レストラン内の人々と共に月に魅入られたあげくに、意識を取り戻した時には彼を他人としてしか認識できなくなっていた。しかも、それに成り代わる男性までいたのだ。
あとの2作品でも月が狂気の元になるような話ばかりで、全体としては殺伐とした気分になります。
特に最終話は、日本の現実と政治ががあまりにも不穏なので、なおさら読んでいてつらいですね。
また個人的な感じ方ではありますが、この本を読んでいる間中、頭の中に中島みゆきさんの「月の赤ん坊」が流れ続けていて、それも虚しさまで感じさせる原因だったように考えます。
冒頭の「そして月がふりかえる」では、色々あったものの家族とファミリーレストランに来れるくらい幸せな生活を営んでいた夫であり、父親がトイレに行っている間に、レストラン内の人々と共に月に魅入られたあげくに、意識を取り戻した時には彼を他人としてしか認識できなくなっていた。しかも、それに成り代わる男性までいたのだ。
あとの2作品でも月が狂気の元になるような話ばかりで、全体としては殺伐とした気分になります。
特に最終話は、日本の現実と政治ががあまりにも不穏なので、なおさら読んでいてつらいですね。
また個人的な感じ方ではありますが、この本を読んでいる間中、頭の中に中島みゆきさんの「月の赤ん坊」が流れ続けていて、それも虚しさまで感じさせる原因だったように考えます。
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