烏に単は似合わない 価格:¥ 1,418(税込) 発売日:2012-06-24 |
八咫烏が支配する世界、山内。
東家の二の姫は、一の姫である双葉に疱瘡のためあばたが出来てしまったことで、その代わりに日嗣の御子の后選びのために、登殿することとなった。
他の候補の姫君は、南家の浜木綿、西家の真赭(ますほ)の薄(すすき)、北家の白珠。
急な事で仮名も無かった二の姫は、大紫の御前によって「あせび」と名付けられた。
若宮をめぐって、四人の姫君は様々な陰謀をめぐらせ、美貌と才気を競い合う。
しかし若宮は、どのような儀式にも顔を出そうとしない。
一体、后に選ばれる者はいるのか?
まさか姫君の中に想い人がいたり、複雑な背景を持っていたり、無邪気な中に非道な顔を隠していたりするとは!
そして若宮が選んだのは・・・順当な選択だったようですね。
それにしても、自分自身の中にもあの姫君のような面がありそうで、恐怖を感じます。
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