あらすじは、本書の裏表紙を読んでいただくとして、舞台の夢幻諸島には、狭いように見えて多様な気候風土があり、そこで繰り広げられる有名・無名な人々の行動は、面白くも困惑させられるものがあります。
中でも、トンネル掘りがアートって何なのでしょうか?
時には、島を崩壊させるほど掘るって何事?
イカれていますよね(^^;)
印象深かったのは、カウラーとカムストンの関係です。
それ以外にも、この世界のあらゆる有名人が様々に深く浅く関わりあって生きているところが、面白く読めました。
本当はもう一度、この本をためつすがめつ、めくり直しながら熟読すると、もっと細かい面白さが出てくるのかもしれませんが、これでも私にしては時間をかけた方ですし、図書館の本なので勘弁してください。
いやー、読み応えがありました。
序文を乗り越えて、二、三章過ぎたら面白くなってくる本ですね。
夢幻諸島から (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2013-08-09 |