太田忠司さんの『黄金蝶ひとり』を読みました。
白木垙の両親は新婚旅行の名目で、海外旅行をするのが大好きで、今回で五回目の旅行をしようとしている。
今まで同行していた洸だが、彼らの行くところは大抵変なところで、遭難寸前までいったところもあり、
今回は留守番することを主張した。だが、小学五年生ということは、まだまだ両親には心配な年齢らしく、
父方の祖父の元へ行くこととなった。
祖父が引き受ける条件とは、茶木村の祖父の家まで一人で来ること、祖父の仕事を手伝うことだった。
新幹線で一時間、急行に乗り換えてまた一時間、さらに駅前からバスに乗って急勾配の山道を四十分、
その上、山道を徒歩で一時間以上。茶木村は、とんでもない田舎だった。
万能学というものを村人に教えている祖父、山を守るテツという存在、アサギマダラ、鍾乳洞。
確かに、「ミステリー」や「謎」 「秘密」が大好きな子供たちには、宝箱のような物語です。
そして、最後に明かされるもう一つの謎。大人になるに従って解明されるなんて、
なんて素敵な謎でしょう。
大人も、懐かしさと共にワクワクさせられる、とても素晴らしい物語です
白木垙の両親は新婚旅行の名目で、海外旅行をするのが大好きで、今回で五回目の旅行をしようとしている。
今まで同行していた洸だが、彼らの行くところは大抵変なところで、遭難寸前までいったところもあり、
今回は留守番することを主張した。だが、小学五年生ということは、まだまだ両親には心配な年齢らしく、
父方の祖父の元へ行くこととなった。
祖父が引き受ける条件とは、茶木村の祖父の家まで一人で来ること、祖父の仕事を手伝うことだった。
新幹線で一時間、急行に乗り換えてまた一時間、さらに駅前からバスに乗って急勾配の山道を四十分、
その上、山道を徒歩で一時間以上。茶木村は、とんでもない田舎だった。
万能学というものを村人に教えている祖父、山を守るテツという存在、アサギマダラ、鍾乳洞。
確かに、「ミステリー」や「謎」 「秘密」が大好きな子供たちには、宝箱のような物語です。
そして、最後に明かされるもう一つの謎。大人になるに従って解明されるなんて、
なんて素敵な謎でしょう。
大人も、懐かしさと共にワクワクさせられる、とても素晴らしい物語です