去る5/29に浦和で開かれたNPO埼玉教育ネット主催の「入試フォーラム」に参加してきました。
この日はUPテストを運営する埼玉学力向上協会の理事長・梅野 弘之 先生と岩佐教育研究所の岩佐 桂一 先生のお二人による講演が行なわれました。
いろいろと興味深いお話を聞くことができましたが、その中でも印象的だったのは進学実績を学校別に比較した梅野先生のお話でした。
埼玉県で進学校と呼ばれる学校はいくつもありますが、それぞれの学校の進学実績を見てみると、特長があるように思います。例えば、国公立に強い学校、G-MRACHに強い学校、ある特定の大学に強い学校など、実に様々でした。
その学校の特色によって進学実績にもある程度の傾向があるようで、同じ偏差値ぐらいの学校から選ぶ時には、どのような大学に強いのかの実績を参考にしてみるのも良いのかもしれないと思いました。
多くの人が高校受験という中で、初めて学校を選ぶということを経験することになると思います。「自由」に選べるといいますが、実は自由であればあるほどどのように選んだらよいか分からなくなるということがあります。また、自分が選んだ学校といっても、本当にこれで良いのか悩んだりすることもあると思います。みんな「自由」であることを求めますが、その「自由」を上手く使いこなすというのことは、ある意味とても難しいものだと思います。
選ぶための基準は何にするか、それは自分で答えを見つけていかなければなりません。これから自分はどのようにしていきたいのか、それが高校を選ぶ基準にもなると思います。まずは自分というものをよく知ること、それが何より大切だと思います。
各高校の特長を知ることで、自分がどのようなことを求めているのかを考えるきっかけにもなると思います。進学に力を入れている学校、スポーツに力を入れている学校、留学や語学に力を入れている学校、それぞれ様々だと思います。それらを見聞きすることで「これから自分はどのように生きていくのか」を考えるきっかけにもなります。
高校はどの高校も同じではありません。進学実績を1つをとっても様々な違いがあります。学校ごとの特色をしっかりと知ることが大切です。また、それ以上に自分のことをよく知り、自分ががどのように生きていくのかも考えながら学校を選択していって欲しいと思います。