3月22日、岩槻高校で「岩槻新校」の説明会が開催されました。会場にはおよそ120名の生徒・保護者が集まり、新しい学校の誕生に向けて熱気に包まれた一日となりました。
校長先生からの熱いメッセージ
説明会のはじめに、岩槻高校の深井秀仁校長先生から挨拶がありました。
「たくさんの1・2年生が参加してくれて、とても心強く、うれしく思っています」と、参加者への感謝とともに、新校への期待の大きさを感じていることを語られました。
特に印象的だったのは、「今の学力だけで志望校を決めていませんか？ まだ時間はあります。最後の最後まで伸びる可能性があります。だからこそ、学びを続けてください」という言葉。多くの生徒さんに熱いメッセージとして届いたのではないかなと思います。
新校では、少人数制授業など、より丁寧できめ細やかな指導を行っていく予定です。「新しい学校として、より高いレベルを目指します」と、力強い言葉もありました。
新設される「国際教養科」に注目！
岩槻新校の大きな目玉の一つが「国際教養科」の設置です。
埼玉県内でこの学科が設置されるのは2校だけ。そのうちのひとつが岩槻新校になるということです。
国際教養科では、文系をベースにしつつ、グローバルな視点で物事を考え、解決していく力を育てていきます。たとえば、「シティープロモーション」「多文化共生論」「国際問題探究」など、他ではなかなか学べない科目がそろっています。
また、第2外国語として中国語・韓国語・スペイン語の3か国語から選んで学習ができるのも魅力的。しかも、これは普通科の生徒も選択できるようになるとのこと。将来の可能性を広げてくれる学びがたくさん詰まっています。
キャリア教育もますます充実！
進学に関するサポートも非常に手厚くなっています。今年度の大学進学率は61.8％と、ここ数年で最高の数字を記録。年内入試と一般入試のどちらにも対応できる体制が整っており、「行きたい大学を目指せる」環境があることが伝わってきました。
さらに、進路選択において「妥協しない」「自分に合った道を見つける」ことを大切にしており、そのために月1回の企業とのコラボセミナーや、大学での学びを体験するプログラム、さらには地元・岩槻の特色を活かした探究活動なども行われています。
生徒の皆さんが10年後の自分を見据えながら進路を考えることができるよう、学校全体で支えていこうとする姿勢が伝わってきました。
卒業生のリアルな声に感動！
説明会の中では、卒業生による座談会も開かれました。大学で何を学んでいるのか、なぜその分野を選んだのか、受験までどのように取り組んだのか――リアルな声がたくさん語られました。
特に印象的だったのは、「毎日のように過去問の添削をしてもらった」「学年を越えて先生たちが小論文や面接の練習に付き合ってくれた」「英検二次対策でALTの先生とたっぷり練習できた」など、先生方が本当に一人ひとりに寄り添ってくれたというエピソードの数々。
「夢を追う生徒に寄り添いたい」という想いをもった先生が多い――そんな言葉に、学校の温かさを感じました。
制服発表はまるでファッションショー！
最後に発表されたのは、新校の制服！
そして、その発表方法がとってもユニーク。
制服を着た生徒たちが、まるでファッションショーのように観客の間をモデルウォーク。とても華やかな時間となりました。
さらに、制服を手がけたメーカーさんによるデザインのこだわりやお手入れ方法の説明もあり、細やかな配慮が伝わってきました。制服は、これからの日々を象徴する大切なアイテム。その魅力を存分に伝えてくれる発表だったと思います。
「他にはない新しい学校」がここから始まる
国際教養科という新しい学科の設置だけでなく、その学びのエッセンスを普通科にも広げていく岩槻新校。「グローバル」「キャリア」「探究心」――これらをキーワードに、まさに「他にはない新しい学校」が始まろうとしています。
説明会を通して、その想いやビジョンがひしひしと伝わってきました。これからの岩槻新校に、大きな期待が寄せられているように感じました。
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