幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

私も挑戦してみました!

2024年04月26日 02時16分15秒 | 日記・エッセイ・コラム
「新しいものへ積極的にチャレンジを!」
職業柄、そんなことを生徒さんに向けていう機会の多い私。
「そんなこと言って、先生は何か新しいことにチャレンジしてるんですか?」
なんて突っ込まれたらどうしよう、なんて思っていますが、
こう見えても、皆さんに負けないようにチャレンジをしてみました。
勉強でもすぐに成果が出てこないのと一緒で、「成果は?」と聞かれるとなかなか難しいのですが、生徒さんたちに「チャレンジ!」「挑戦!」なんて言い続けているので、私もチャレンジだけは忘れないように、そんなふうに心得ています。

そんなチャレンジの一環として行ったのが、教室の再編成へのチャレンジです。
20年間、2つの教室体制で運営してきました。
しかし最近は、オンラインでできることも増えてきています。
塾で行っている学習の一部もオンライン化してみよう、そんな発想から始まったのが、今回の教室再編でした。

当塾では授業のほかに、習熟学習という時間を設けています。
この習熟学習は授業の復習のための時間で、従来は塾に来てプリント学習を進めるという形で行っていました。
しかしある時、これと似たような内容をオンラインでできることを知り、
・自宅学習化することによる通塾負担の軽減
・紙類の削減による環境への配慮
・デジタルネイティブ世代に合わせた学習の方法の提供
などの効果などもあると考え、プリント学習からオンライン化へ踏み切ることにしました。
同時にこれまで紙ベースで送っていた
・授業報告書
・授業料の請求書
などもオンライン化し、紙類の削減による環境への配慮も進めることにしました。

↓新しいオンラインでの学習システム


そしてそれがようやく軌道に乗り、授業演習で使用していた教室の運用を昨日終了するに至りました。

いや、それにしても大変でありました。
何でもないただのおじさんで、アナログ世代真っ只中の人間がデジタル化への移行を進めていく、思った以上に大変でした。
一度にはきっとできないだろうと思い、昨年度末から徐々にデジタル化への移行を進めてきたものの、正直とても大変でした。
当塾の講師の皆さんのサポートもあり、ようやく昨日すべてを終えたという感じです。

「新しいことにチャレンジを!」と子供たちにいうことは大切ですし、言い続けるべきだとは思います。
ただそれを言う大人が安穏としていては、子供たちに見透かされてしまう、そのようにも思いました。
今回の私の行動自体は子供たちにとっては、とても”範”となるようなものではないと思います。
ただ改めてこうして新しいことにチャレンジしてみると、大変ではありましたが、いろんな経験や、いろんな縁が生まれることが分かってきました。



大人が子供たちに新しいことにチャレンジをというとき、
それはそこでしか得られない経験を積ませたいからなのだと思います。
私自身、新しいことにチャレンジをして、改めてそのことに気づくことができました。
自分は安穏としたところからただ言葉だけで「チャレンジ!」と言ってみても、子供たちには届かないと思います。
ただ今回は、私も一人のチャレンジャーとしていろんな経験をすることができ、チャレンジしたからこそ知ったいろんな思いがあります。

それを生徒の皆さんと共有し、チャレンジしていくことの大切さを、一人の経験者として伝えていくこと、
それが新たな私のチャレンジなっていく、そんなふうに思いました。

とりあえず、まずは前を向いてみよう

2024年04月24日 17時29分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
新年度が始まって3週間が過ぎました。
このころになると、ポツポツと聞こえ始めるのが、新しい環境に対する”いろんな声”です。
進級や進学を楽しんでいる皆さんがいる反面、どうも新しい環境になじめずに戸惑っている、そんな皆さんも見られるのがこの時期だと思います。
今までと違う新しい環境に入った以上、何かしらの不都合な点が出てくるのは確かだと思います。
「こんなはずじゃなかった…」そんなふうに思っている皆さんも多いと思います。

学年が変わり新しいクラスになったことでも、いろいろな戸惑いがあるとは思いますが、高校に進学した皆さんは、特にこの戸惑いが大きいように思います。
転校などの大きな環境の変化があった場合は別ですが、基本的に小・中と幼いころからの知り合いに囲まれて生活をしてきたのに、
いきなり全く知らな人たちに囲まれて生活をスタートさせなくてはいけないのですから、その戸惑いが大きいのは容易に想像ができます。
もしかしたら、「そういうことになるとはわかってはいたけれど、予想以上だった」そういう皆さんも多いのではないかなと思います。



入学式が行われるちょうど1か月ぐらい前、いろんな高校の卒業式が行われていました。その中で見受けられた言葉には「この高校でよかった」「仲間と出会えて良かった」というものが多くあったように思います。
もちろん、全員が全員そうではないとしても、多くの卒業生たちは、それなりに高校生活を楽しんで卒業をしていったようでした。
ではこういう人達も、最初から高校生活をエンジョイできていたのか…
そう考えると、全員がYESということでもないように思います。

人には徐々にその環境に順応していく性質があると、どこかで聞いたことがあります。その速度は様々で、早くから環境に慣れ親しんでいく人もいれば、そうでない人もいると思います。
ただ、良かれ悪しかれ、だんだんと環境には順応していくのが人のようです。
入学式から3週間というこの期間が、順応していく期間として短いのか長いのかは人それぞれだと思いますが、まだまだ順応に時間がかかる、そんな皆さんも多いのではないかなと思います。

環境の変化に戸惑う皆さんが多い時期、もちろん無理は禁物です。
でもどこかで前を向いて歩き始めれば、道が見えてくる、そんな可能性もあるように思います。
その時までは、中学の友達でもいい、信頼できる大人でもいい、
皆さんが心を寄せることのできる人に心を寄せて、新しい環境になじんでいくまでのエネルギーをもらうのがよいのではないかなと思います。



人が元気になるのは、ある種のエネルギーの交換ができた時だと思います。
昔からの友人とは、長くいたからこそそれができていた。
でも新しい環境になって、まだエネルギーの交換ができない、
今はそんな状況だからこそ苦しいのだと思います。
もちろん目には見えないものですので、物理的に注入してあげることはできませんが、
「あの日といたら元気になれる!」そんな人を新しい環境の中で見つけるまで、昔の友人たちを頼ってみるのもいいのかもしれません。

もうすぐゴールデンウィークがやってきます。
新年度の緊張感から少しばかり解放されるこの時期、新しい環境に立ち向かうためのエネルギーである勇気をチャージできたらいいですね。

※この記事内の写真は、すべてイメージです。

一瞬で顔つきが変わる

2024年04月15日 21時28分15秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、入試講演会「どこよりも早い!高校入試の話」へ行ってきました。
この日は、
・会を主宰する各塾の塾長による講演
・高校の先生方によるミニ学校説明会
・関根 均 先生(開智未来中高 教育顧問)による講演
の3部構成でした。


↑開智未来中学・高等学校 教育顧問(元校長) 関根 均 先生

3つそれぞれについて、書いてみたいことがたくさんありますが、
どれも私の印象に残ることばかりでしたが、
今回はその中から、講演終了後に関根先生がお話をされていたことを中心に、
この記事を書いていこうと思います。



↑高校の先生方によるミニ説明会も行われました。
順に、県立久喜高校、武蔵野星城、佐野日大、北豊島(順不同)

講演を終えられた後に関根先生が開口一番に言われたこと
それは、
「聞いていた生徒さんたちの顔つきが変わった」
という言葉でした。
しかもそれだけではなく、具体的に一人ずつ、
どの子がどんなふうに変わったのかを、私たちにお話をしてくださいました。

正直びっくりしました。
1つは、講演をされていた関根先生が、そこまで一人一人を見ながら、観察しながら講演をしていたということ。
そしてもう1つの驚きは、たった1時間の講演で顔つきが変わったといわれた生徒さんたちの変化です。

もしかしたら、関根先生のお話を聞くまでは、参加されていた生徒さんも「自分が受験生」という自覚はまだ薄かったかもしれません。
「まだ受験なんて先なのに…」もしかしたら、そんなふうに思っていたかもしれません。
でも、それが1時間の講演後に「顔つきが変わった」とまで言われるようになったのは、きっと皆さんの中で何かが芽生えたからだと私は思います。


順に、昭和学院、京華学園、國學院栃木(順不同)


時折聞くのは、学校説明会でも同じようなことがあるということです。
「自分はその学校に行く気はなく、友達の付き添いでいったけれど、自分のほうがその学校を気に入って帰ってきた」
そんな話も時々聞きます。
今回のことや、こういった学校説明会での話をきいていると、
何がきっかけで人は変わるか分からない
そんなふうに言えると思います。

今回は関根先生のパワーのおかげもあるでしょう。
学校説明会もその学校の魅力のおかげというのもあるでしょう。
でも、それらに触れなかったら変わることすらなかったということを考えると、
「腰が重く、動かない。」「まずいと分かっていても、何もしない」
これが一番まずいのではないかなと思います。

「行く意味があるかどうか」時折そんなことを問われることがあります。
それは行ってみないと分からないというのが正直なところです。
ただ今回の講演のように、いつしかの学校説明会のように、
行ったからこそ変われたということも多々あるように思います。
私たち大人の役割は、この「変われるきっかけ」を増やしてあげることだと思います。


↑開智未来中学・高等学校 教育顧問(元校長) 関根 均 先生

これから秋にかけて受験生の皆さんを対象にしたイベントがたくさんあるかと思います。
それらに具体的な目的をもって参加することは、とても大切だと思います。
でも、いろんなイベントにまだ具体的な目的はないけれど、ふと参加してみる…
そういった偶然のようなところにこそ、皆さんが変われるきっかけは潜んでいるのかもしれません。

たとえ2週間だったとしても

2024年04月13日 18時50分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
たった2週間の春期講習に意味はあるのか?
時々そんな話を耳にしますが、この短い2週間の間に、当塾ではこんなことがありました。

当塾に新しく入塾された皆さんも参加した今回の春期講習。新しく入塾された皆さんは、塾で勉強するのは初めてという生徒さんがほとんどでした。ただ今回の春期講習、特に大きく成長したのはこの『新しく塾に入ってきた生徒さんたち』だと思います。

たった2週間ではありますが、初めて終わりでは、大きく違っていたように思います。

・同じ50分の授業でも、初めてのときと最後では進み方のスピードが違う
・同じ50分の中でも、初めて終わりではミスの数がかなり減ってくる
・ノートの取り方の改善提案を受けて、見やすいノートが取れるようになる

など、春休み期間の最初と最後では、たった2週間でも本当に変わったなあと思います。




そのあまりにも大きな変化に、思わず『あなたはきっと伸びるから自信持ってやっていこう』という言葉が自然に出たくらい、皆さんの大きな変化を感じ取ることができ、
春期講習の最後には、新しく入塾された皆さんを見て、何だか勝手に感動したのを覚えています。

でも、だからといって、すぐに結果に反映するわけではありません。
まだまだやらなくてはならないこと、課題もたくさんあります。
しかし、これまで"学ぶ"ということに対して自信が持てなかった生徒さんたちが、
『自分たちもやればできる』と思ってもらえたら、この春期講習は成功だと思っています。
もしかしたらまだ、
『自分たちもやればできるのかな?』という感じかもしれません。それでもいいんです。
ゼロが少しでも前へと動き出したならば、この春期講習は意味のあるものになったと、私は思います。

少しずつ学習に対して歩みだした皆さんですが、まだまだいろんな難関が待ち受けていることと思います。
そういったときに、できるだけ声をかけてあげてサポートし、乗り越えられるように頑張っていきたいと思います。


↑新3年生の理社国授業のチェックテストでも、今年は例年より早い段階で全員合格を達成しています!みんな、頑張れ!