「新しいものへ積極的にチャレンジを!」
職業柄、そんなことを生徒さんに向けていう機会の多い私。
「そんなこと言って、先生は何か新しいことにチャレンジしてるんですか?」
なんて突っ込まれたらどうしよう、なんて思っていますが、
こう見えても、皆さんに負けないようにチャレンジをしてみました。
勉強でもすぐに成果が出てこないのと一緒で、「成果は?」と聞かれるとなかなか難しいのですが、生徒さんたちに「チャレンジ!」「挑戦!」なんて言い続けているので、私もチャレンジだけは忘れないように、そんなふうに心得ています。
そんなチャレンジの一環として行ったのが、教室の再編成へのチャレンジです。
20年間、2つの教室体制で運営してきました。
しかし最近は、オンラインでできることも増えてきています。
塾で行っている学習の一部もオンライン化してみよう、そんな発想から始まったのが、今回の教室再編でした。
当塾では授業のほかに、習熟学習という時間を設けています。
この習熟学習は授業の復習のための時間で、従来は塾に来てプリント学習を進めるという形で行っていました。
しかしある時、これと似たような内容をオンラインでできることを知り、
・自宅学習化することによる通塾負担の軽減
・紙類の削減による環境への配慮
・デジタルネイティブ世代に合わせた学習の方法の提供
などの効果などもあると考え、プリント学習からオンライン化へ踏み切ることにしました。
同時にこれまで紙ベースで送っていた
・授業報告書
・授業料の請求書
などもオンライン化し、紙類の削減による環境への配慮も進めることにしました。
↓新しいオンラインでの学習システム
そしてそれがようやく軌道に乗り、授業演習で使用していた教室の運用を昨日終了するに至りました。
いや、それにしても大変でありました。
何でもないただのおじさんで、アナログ世代真っ只中の人間がデジタル化への移行を進めていく、思った以上に大変でした。
一度にはきっとできないだろうと思い、昨年度末から徐々にデジタル化への移行を進めてきたものの、正直とても大変でした。
当塾の講師の皆さんのサポートもあり、ようやく昨日すべてを終えたという感じです。
「新しいことにチャレンジを!」と子供たちにいうことは大切ですし、言い続けるべきだとは思います。
ただそれを言う大人が安穏としていては、子供たちに見透かされてしまう、そのようにも思いました。
今回の私の行動自体は子供たちにとっては、とても”範”となるようなものではないと思います。
ただ改めてこうして新しいことにチャレンジしてみると、大変ではありましたが、いろんな経験や、いろんな縁が生まれることが分かってきました。
大人が子供たちに新しいことにチャレンジをというとき、
それはそこでしか得られない経験を積ませたいからなのだと思います。
私自身、新しいことにチャレンジをして、改めてそのことに気づくことができました。
自分は安穏としたところからただ言葉だけで「チャレンジ!」と言ってみても、子供たちには届かないと思います。
ただ今回は、私も一人のチャレンジャーとしていろんな経験をすることができ、チャレンジしたからこそ知ったいろんな思いがあります。
それを生徒の皆さんと共有し、チャレンジしていくことの大切さを、一人の経験者として伝えていくこと、
それが新たな私のチャレンジなっていく、そんなふうに思いました。