幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

【卒塾生及びその保護者様へ】今までご通塾をいただき、ありがとうございました

2024年02月29日 16時20分16秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の授業をもって、中学3年生の皆さんは当塾での学習をすべて終え、卒塾となりました。
こんにちまでたくさんの皆さんにご通塾をいただき誠にありがとうございました。
心から感謝と御礼を申し上げます。



皆さんが卒業するとわかっていても、いざその日が来ると、やはりなんだか物悲しい気持ちになってしまいます。
こんにちまでに、いろいろなことで叱ったこともありましたし、いろんなお話をしたこともありました。
そういった人たちと、もう会うことができないんだなあと思うと、やはりさみしさも感じます。
もちろん皆さんにとって塾は通過点であり、長い人生の一部でしかないことは重々承知をしています。
だからこそ、ここでのことは早く忘れて、次のステージへと進んでいってほしいとも思いますが、やはり何となくまだここにいてほしかった、そんな気持ちにもなってしまいます。

幸彩学習塾は皆さんに十分なことをできていたでしょうか。
その時その時に必要なことを考えやってきたつもりですが、まだまだ至らぬところもたくさんあったと思います。
皆さんが悩んだ時や大変だった時に、きちんと寄り添えたかどうか、思い出せば、まだまだできたことはたくさんあったようにも思いますが、
この塾で過ごした期間が、皆さんの長い人生の中での1ページになってもらえたら嬉しく思います。

さて、4月からは皆さんは高校生・高専生になります。
これまでとは違った新しい仲間とともに、充実した毎日を送ってもらえたらと思います。
次の3年間が人生では一番大切な3年間といわれています。
それは学習面もそうですが、仲間を作る、人生をクリエイトする、そういう意味でも大切なんだろうと思います。
そんな3年間が充実した毎日となり、皆さんが大きく成長することを、ここで見守っていきたいと思います。

新たなステージでの活躍を祈念しております。
素敵な高校生活へ、いってらっしゃい!

2024.2.29
幸彩学習塾 根岸 孝之

平均30点台の衝撃

2024年02月27日 22時08分17秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、地元の中学校で学年末テストがありました。
昨日からその結果が返されてきていますが、その中に驚きの結果がありました。
数学の平均点です。1・2年生ともに30点台という驚きの結果でした。
数年前にもやはり近隣の中学校の1年生の社会で30点台ということがありましたが、それに続く、しかも今回は2学年での平均30点台はかなりの驚きでした。



こうした結果が返ってくると、生徒さんからもいろいろな反応が返ってきます。
「問題が難しかった」「問題の量が多かった」
そんな声も聞かれました。
ただよくよく聞いてみると、平均が30点台のテストでも、90点以上を取っている人がいるとのことでした。

こんな状態のとき、どんなふうに考えるかはとても大切だと思います。
「みんなできなかったんだから、大丈夫でしょ」
そんなふうに考えることもできると思います。
「みんなできないんだから…」という考え方は、自分を安心させるにはいいかもしれません。
「自分は普通なんだ、他の人たちと同じなんだ」
そう考えることで、いっときの安らぎを得ることはできると思います。
ただこの考え方は、それと同時にあるものを失うような気がします。
それは「伸びていくきっかけ」です。

私はこんな時ほど上を見てほしいと思っています。
「確かに平均は30点台だった。でもそんなテストでも90点以上を取る人がいるんだ。だったら自分も頑張りたい!」
そういう気概を持ってほしいなあと思っています。
もちろんすぐにはなかなか難しいかもしれません。
ただ、そういう”気概”すら持つことをしなかったら、成績を上げて伸びていく、そのきっかけさえ失ってしまうように感じます。

「問題が難しい」「問題の量が多い」
それは確かにそうなのかもしれません。
でもこのテストで90点以上を取った人がいる以上、
「自分にもチャンスはある」「自分も上を向いてチャレンジをしてみたい」
そういう気概を持っていくこと、これが大切なのではないかなと思います。



当塾の生徒さんたちも、今回の結果を見ていろいろな感情が渦巻いたようでした。
テスト前に一生懸命頑張ったのに、難しい問題や量の多い問題に苦戦し、思ったような結果が出せずに、落ち込んでしまったり、そんな生徒さんもいるようにも思えます。

テストに向けて一生懸命頑張った、その事実は何にも代えがたいものだと思います。どんな結果でも、頑張った事実に変わりはありません。
一方で、まだまだ改善の余地がある、まだまだ目指せる場所がある、
テストはそんなことも教えてくれているように思います。

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2024年度 埼玉県公立高校入試問題 個人的感想

2024年02月21日 17時57分23秒 | 受験・学校
本日は埼玉県公立高校入試の実施日でした。
受験された皆さん、本当にお疲れさまでした。
本日の問題を私も手に入れましたので、本日の問題の感想をサッとお話させていただこうと思います。
今回のこの記事は、綿密な分析というよりも、個人的な感想としてみていただければと思います。また授業前の時間にサッと見ただけでの感想ですので、そのあたりはご了承いただければと思います。

【国語】
一番印象的だったのは、大問3の問題文がこれまでよりも短くなったことです。
埼玉県の国語の問題文は、大問1・3と合わせると、全国でもトップレベルに長いといわれていましたが、今回は大問3の設問が短くなったようです。
読みの時間が短くなった分、どこに時間配分をしたのかがポイントかなと思います。
大問2の(2)の品詞識別の問題は、もしかしたら迷った人も多いのではないかなと思います。事前にやっていても、これは迷う人がいるのではないかなと思いました。
それ以外については、例年と大きな変更点などはないように思います。

【数学(学力検査)】
全体的な構成は大きく変化はないように感じます。
箱ひげ図は、全国で出題が頻出している単元ですが、埼玉県でもしっかりと出されてきましたね。ヒストグラムなどと組み合わせて、もうちょっと難しいかなと思っていましたが、意外とシンプルな問題だったと思います。
大問3ですが、「例年(1)は取れるけれど(2)以降はなかなか取れない」という人もいる中で、今回は(2)も比較的取りやすかったのではないかなと思います。
その代わり大問4の(1)は難しいと感じた人もいるのではないかなと思います。

【社会】
大問1(1)は、毎年六大陸三大洋から出るという傾向ですが、これは今年も変わりませんでしたね。過去問を解いて傾向をつかんでいれば、きっとできたと思います。
最大の変更点は、歴史での並び替えがなくなったこと。これがなかなか得点率が低い問題で、特に近現代では、選択肢が近接している関係もあって、なかなか得点率が上がらないところですが、これらが今年はなくなっていました。
代わりに大問6(1)で並び替えが出ていましたが、時代が近接していないので、比較的取りやすかったのではないかなと思います。
地形図の問題では、昨年度から写真を見て答える問題に変わって2年目、この形式は「ただ読む」だけではなく、想像力が必要なので、難しいと思った人もいるかもしれません。
雨温図は、出雲市と高松市の区別がつくかどうか、この辺がポイントかなと思います。
月別入荷量の問題は、今年は「なす」でしたね。「きゅうり」や「キャベツ」などを使った同じような練習問題も問題集などにありましたので解き慣れていれば大丈夫だったと思います。

【理科】
出題形式などに変更はないと思いますが、全体的に思考力や活用する力を使う問題が多かったように思います。
大問2の天体の単元は、3年生の最後に学ぶ単元なので十分な問題演習が積めていない可能性もあるうえに、今回は(3)のような用語や知識があっても、思考力が必要な問題や(4)のような計算問題もあり、難しかったのではないかなと思います。
大問4の炭酸水素ナトリウムの分解実験の化学反応式を答える問題も、暗記している人はもちろんできると思います。ただ、問題のリード文の中に化学式が書いてあるので、それを活用すれば化学反応式を作ることはできると思います。ただ、これを見つけて活用できたかは、なかなか難しかったかもしれません。

【英語(学力検査)】
昨年、大問2に出題形式の変化がありましたが、今年は大きな変化は見らなかったように思います。
毎年、苦戦する人が多い英作文ですが、使用する語句も比較的難しいものは使わなくても書けるテーマだったので、書きやすかったのではないかなと思います。
語順の並び替えも、いくつかの熟語や語順に注意すべき文法が入っていましたので、少しややこしいかなというところもありましたが、特別に難しいという問題もなかったように思います。
リスニングについてはまだわかりませんが、ある意味、今年は変化も少なく最も”平穏な”問題だったかもしれません。

【まとめ】
今回の入試では、国語と社会に出題の形式や出題量の目立った変化がありましたが、それ以外は大きな変化はあまり見られませんでした。
ただ理科を中心に、活用や思考力を問う問題がさらに増えてきているように思います。
理科や社会が”暗記科目”だったのは過去の話。今は暗記した上に、活用力が求められます。
それゆえに、現在の入試では理科や社会で差がつくともいわれていますが、今年はその傾向がより強まったように思います。
英数国に加えて、理社の学習習慣が問われるように思います。

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