幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

この夏に伝えたかったこと

2024年09月11日 15時32分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
1か月と半に及ぶ夏期講習が終わり、2学期が始まって2週間近くがたちました。夏期講習の時ときは朝から夜までずっと授業でしたが、新学期に入ってからは通常通りの夜だけに戻り、私も少し時間が取れるようになりました。
そんなときにふと思うのが、
「今年の夏期講習で生徒の皆さんに伝えたかったことを伝えられたか」
ということです。

夏期講習は受験に向けて学力を増進するための期間です。
それはもちろんその通りなのですが、私としては学力とともに、この夏に鍛えてほしかったもの、伸ばしたほしかったものがありました。
それがどんなんのかと言われれば人によって異なるので一概には言えませんが、共通して言えるのは「視野を広く持つこと」「継続力」の2つかなと思います。

今の中学生世代は、スマホネイティブ世代です。
情報は画面をタップさえすれば、いとも簡単に手に入る時代です。
ただそこで得た情報は、いわばVRのようなものであって、本当のところはそこへ行ってみないと分かりません。
ただ、そこにいかなくても情報が手に入ってしまうので、実際を確かめずに「よし」としてしまい、しっかりと選ばないまま進路を決めてしまう人もいます。

そして、そういった情報も簡単に手に入ることから、継続をして何かやることが苦手な人が多いように思います。
「待てない子が増えた」そんな言い方が正しいのかもしれません。
現在の便利な社会では、すぐに返事が返ってくることが当たり前になってしまっているので、時間がかかることやタイムラグがあるものに弱くなった、そんなふうに感じます。
勉強についても同じで、「結果はすぐに出るもの」そんなふうに考えてしまっている子も多くなったように思います。

そんな皆さんに「実際に見ることの大切さ」や「継続性を持つことの大切さ」を知ってもらうために、この夏、2つの大きなイベントを企画しました。
1つ目が「高校見学会」、2つ目が「通い合宿・サマスペ」です。
実はどちらも毎年行っている恒例行事ではあるのですが、やっていることは同じでも、その年によって目的を変えています。だから実は、細かいところが変わっていたりもします。

今年は2つの恒例行事を、その2つを目的として実施をさせていただきました。
さてその成果はどうだったのでしょうか?
夏期講習の終わりや、2学期に入った直後にはあまり感じていなかったこの2つへの取り組みの成果ですが、
ここ数日だんだんと生徒の皆さんの様子が変わってきたように思ってます。
どんな心境の変化があったのか、どんなことがきっかけだったのかは分かりませんし、塾でやったことが主たる理由であるかどうかも分かりませんが、
幸彩学習塾の22期生たちは、少しずつ動き始めているようにも感じます。

でも本当に大変なのは、これからかなとも思います。
いろんな学校を知るということ、学びには成果が出るまでにタイムラグがあるということ、
きっと頭では分かっていても、感情が追い付いていかない可能性もあります。
そんなときに塾としてできることは限られてしまいますが、
そばにいって話を聞いてあげる、つらさを分かち合う、そんなであれば私にもできるかなと思っています。

これから受験に向かう皆さんの、時には先頭に、時には後ろから背中を押す、そんなことを生徒の皆さんにできたら、そんなふうに思います。

高校見学会の時の様子はこちら↓

 




 
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私の挑戦

2024年08月04日 23時16分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
「世界はいま見えている世界だけじゃない。もっと新しい世界を知ることが大切だ」
「チャレンジを忘れちゃいけない。未知なるものにもチャレンジしていこう!」
これらは日ごろ、私が生徒さん向けてかけている言葉の一端です。
「チャレンジだ、新しい世界を見つけに行け」と生徒さんたちに日ごろから言っている私ですが、そんな私に新しいことにチャレンジするチャンスが回ってきました。



今回初めて私が挑戦したもの、それは潤徳女子高校の職員研修で講師を務めるというものでした。職業柄、人の前で話すことには慣れていますが、それはあくまで生徒さんたちに授業をするということに関してのみです。
自塾でも「高校入試ガイダンス」を生徒・保護者様対象に年に数回行っていますが、見慣れた生徒さんや知っている保護者の皆さんが対象でも、授業とは全く別物なので、毎回、緊張とともにいい意味での学びがたくさんあります。
もともと新しいことが自分のところに回ってくることをチャンスだと思うタイプの人間なので、今回も二つ返事でお引き受けさせていただきました。

さてお引き受けしたはいいものの、ここからが悩みの始まりでした。
高校入試に関するデータならば、私よりももっと詳しい方がたくさんいらっしいます。そういった方と同じ視点でお話をしても勝てないよな、そんなふうに思いました。
他の方々とは違う視点は何かないかなと思っているときにふと思ったのが、
「私には生徒がいる」
ということでした。

数字やデータはもちろん大切なものだと思いますが、私の目の前には、その数字やデータを生み出す生徒さんがいる。しかもその生徒さんたちが、数値やデータを生み出す前の状況を知っている。
数値やデータが結果だとするならば、その結果がでるまでの過程、つまりどううやって生徒さんたちが進路を決めていくのか、それを知っている。
進路を決めるまでの悩みや苦しみ、不安や希望、葛藤そして決断、それらを知っている、これが私の強みだと思いました。

もちろん生徒さんの悩みや不安を一番知っているのは、生徒さん自身でありご家族であると思います。ただ、進路を一緒に探していく中で、その一端ではありますが、生徒さんたちのいろんな感情に触れることがあります。
数値やデータはその感情が生み出すものであるとするならば、それを生み出す生徒さんたちの感情、それにスポットを当ててお話をしていこう、そんなふうに思いました。

今回の講演は高校の先生方ですから、やはり大学受験に向けて、生徒さんたちの悩みや不安を知っていらっしゃるのではないかなと思います。高校受験の志望校決定の時も、それと同じように様々な葛藤がある、そんなことを話のメインに据えていこう、そんなふうに思いました。

さて、そんなふうに思って迎えた当日…
結果はどうだったのかは、聴いて下さった方の判断にゆだねたいと思いますが、本人としては悔いの残る結果となってしまいました。
やはり緊張しました。
そのこともあり、用意したお話も十分にできなかったように思います。
まだまだだなあと、反省しております。

↑緊張しているのが自分でも分かります(笑)

ただ、もしこれから同じようなチャンスに恵まれたら、
数値やデータの分析とはまたちがう、目の前にいる生徒さんの感情や行動をもとにしたお話をしていきたいなあと思っています。
高校受験に不安を持っている生徒さんや保護者の皆さんが、高校の先生方と接することで不安がいくらかでもやわらいでいく、そしてこれまでよりも、より集中して勉強や進路選びに取り組めるようになる。
私の見てきたことが、そんな場面において間接的にでもお役に立てることがあれば、そんなふうに思っています。

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負けるが勝ち

2024年07月21日 17時25分02秒 | 日記・エッセイ・コラム
来週から夏期講習が始まる当塾では、先日、3年生に夏期講習の教材の配布を行いました。
配布した教材は2種類。
1つは1・2年のまとめも含めた基礎から標準の総復習の教材。
もう1つは入試問題をベースに作られた問題集です。
この2種類から、各自の志望や学習スタイルに合わせて選んでもらう形にしています。

ここでよく言われるのが「この時期から入試問題って早くない?」という言葉です。
「いま入試問題なんてやって、難しすぎてできなくて、自信を失ったら…」そんな心配を口にする方もいらっしゃいます。
でもここで私が意図しているのは、敢えて「負ける」「自信を失う」ということを経験させることです。

これまでの定期テストと入試は違うものだという意識を持たせること。
これまでの学習はまだまだ表面的で、深い学習にはなっていないこと。
難しい問題へのチャレンジで、思考の柔軟性を身に付けてもらうこと。
これを経験してほしい。
それもまた意図して、敢えて入試問題に取り組ませています。



この学習方法は、こういった意図を持っているため、全員に対してできるわけではありません。
こういう経験をすることで伸びる可能性のある人、レジリエンスの力を潜在的に持っている人、そういう皆さんに対しては敢えて入試問題にチャレンジをしてもらいます。
基礎基本をしっかりと丁寧に積み上げたほうが効果が得られる、そういう人には、そういった教材を用いて学習を進めていきます。
当塾は個別指導の塾なので、こういった意図に応じた学習内容の選択ができるのが強みでもあります。

私は「自信を失うのならば、早いほうがいい」そんなふうに思っています。
「自信がない」といってチャレンジをしなければ、自信を失うこともありません。でも反面、得られるもの少ないと思います。
自信がなくとも果敢にチャレンジしていけば、失敗したりして自信を失うかもしれません。
でもこと学習に関しては、いま自信を失ったとしてもまだ再起できる時間があります。
これを自信がないからと先送りし、入試の直前になって初めて入試問題にチャレンジして、そのとき上手くできなかったら…
そこから再起をかけるほうが、よほど大変なのではないかなと思います。

今ならば入試問題にチャレンジしても、できないのが当たり前です。
それにまだ時間もあります。
「そういう余裕が今ならあるんだよ」と生徒さんに話すと、入試問題にチャレンジしてみようとチャレンジせてくれる生徒さんも現れてきます。
ゴールを知り、自らの学習の足りない部分を知り、それに向けて歩み始めていく。それが今だからこそ余裕をもってできる、そのこと気づいてくれる生徒さんたちが、この夏も動き出してくれたように思います。

「負けるが勝ち」という言葉があります。
いま入試問題にチャレンジすることは、もしかしたら、できないという「負け」を経験することになるのかもしれません。
ただこの負けは、ただの負けではありません。
ここで負けたことで何かに気づき、入試に向けて何かに取り組み始めれば、最後には「勝ち」へと駒を進めることができます。

今の段階で大切なことは「負けないこと」ではありません。
負けてもいいから今の段階での本当の自分の実力を知り、
最後に「勝つ」ための準備をすることが、本当に必要なことなんだろうと思います。
そのためには敢えて「負ける」という経験をすること、それもまた必要なことではないかなと思います。

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ただし、必要な経験を経たら、本当の意味でしっかりと勝てるように、塾はもちろんそのあとは全力でサポートしていきます。
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心が動くとき

2024年07月11日 16時37分11秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、杉戸高校吹奏楽部と開智未来高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。どちらの学校の演奏会も素敵な演奏で、吹奏楽が大好きな私にとっては、とても素敵な休日の1日になりました。



私が音楽を好きになったのは、中学1年生のときでした。
それまでリコーダーすらまともに吹けなかった私ですが、中1の時の音楽の担当の先生(近藤先生)との出会いが、私を大きく変えました。
近藤先生がピアノを弾く姿、それが当時の私にはとてもかっこよく見えたものでした。(近藤先生は男性の先生です)それからというもの、その姿にあこがれ、「自分もあんなふうにピアノを弾きたい」などと思うようになり、音楽がとても好きになっていきました。
いま思えば、その時の近藤先生との出会いがその後の人生を大きく変えたわけで、私自身、その時に自分の心が”動く”のを肌で感じたのを覚えています。

あれから40年近く、今もこうして吹奏楽部の定期演奏会と聞けば、どこからともなく現れるくらい音楽が好きで、家にいるときはもっぱらYouTubeで音楽を聴いている、そんな日々を過ごしています。

音楽には人の心を動かす力があると思います。
今回の定期演奏会も、きっと多くの人の心を動かしたのではないかなと思います。
杉戸高校と開智未来高校で、曲目も演出もお笑い?もそれぞれに違いはありますが、見ている人・聴いている人を楽しませ、そのために一生懸命に演奏する、その姿は共通したものがあったように思います。

人は一生懸命なものに心を動かされるのだと思います。
音楽を通して人の心を動かす人もいれば、スポーツで心を動かす、そんな人もいると思います。
何で人の心を動かすかはその人によって違っていいと思います。
ただ一生懸命に取り組むことで誰かの心を動かし、努力したことで仲間ができ、いつまでも忘れられない思い出ができる、それもまた確かなのではないかなと思います。

受験生の皆さんは、これから受験勉強に本格的に取り組む時期になります。
音楽やスポーツで人の心を動かす、これもとても尊いことだと思いますが、私は”学び”でも人の心を動かすことができると思います。

目標に向かって一生懸命に取り組む姿、それは音楽やスポーツのそれと同じだと思います。ただジャンルが違うだけで、「目標に向かって一生懸命」ということでいえば、全く同じものだろうと思います。
一生懸命に頑張るから、応援してくれる人が生まれ、
一生懸命に頑張るから仲間ができる。
一生懸命に頑張るから思い出にもなり、
一生懸命に頑張ったからこそ、あとで振り返りたくなるものになる。
一生懸命はそういう意味でとても尊いものだと思います。

中学3年生の皆さんは、これからほぼすべての皆さんが高校受験を経験することになると思います。
受験が”逃れられないもの”であるならば、一生懸命に頑張って自分も含めた誰かの人の心を動かす、そんな考え方もあってもいいのではないかなと思います。

受験勉強を通して身に付けられるもの、それはまずは学力でしょう。でも決してそれだけではないと思います。
「よく頑張ったね」と言ってもらえるように頑張ること、それがその人の運命をも変えていくのではないかなと思います。
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夏を制するものは受験を制するけれど、その前に!

2024年06月27日 13時03分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
夏の足音が聞こえてくるこの時期、私にはとても気になってくることがあります。
それは「受験生が受験生になれるかどうか」ということです。
よく「夏を制するものは受験を制す」といいますが、夏を目の前にしたこの時期、受験生が受験生になれているかどうかは、今後の受験を考える上でとても重要なポイントだからです

今年の生徒さんを見ていると、4月の段階では、まだ「受験生」という雰囲気ではなかったかなと思います。
ただ最近、全員とは言えませんし全てがとは言えませんが、それでもだんだんと受験生らしくなってきた、そのように思うこともあります。

新年度が始まってからの2か月間、みなさんには受験生としての意識を持ってほしい、そんな考えから、いろんなことをさせていただきました。

授業の中で受験についてのお話をしたり、各学校の説明会や進学相談会に参加を促したりと、
とにかく皆さんには"体験・体感"をして欲しい、そのように思っていました。

人は自分が経験したことのないこと、イメージができないものに対して鈍感です。
そんな見たこともない、聞いたこともないことに、どんどん挑んでいく人たちがいる反面、
経験がないからこそ故に、その重大さに気づかずに動けない人もまたいるのも事実だと思います。

実際に今年度に限らず、これまでのの皆さんを見ていて、
「何か変わったかな」と思うのは、大体は学校説明会や進学相談会のあとでした。
保護者の皆様や私たちの言葉が無力と言うわけではありませんが、やはり体験に勝るものはないように思います。


↑4月29日 東部私学の集い


頭では分かっていたとしても、あえて、
高校の先生と話してみる、
志望校のたくさんの人が並んでいる、
今の自分の成績で届きそうかを知る
これらの体験は大切なんだなと思います。

個別相談はやろうと思えばバーチャルでできなくはないと思います。
説明会もYouTubeにあげておけばそれで済むかもしれません。
もちろんそれで事足りる人もいるかもしれませんが、最後は人と人というアナログな関係が子どもたちを動かすのだと思います。

さて、上半期最後にして最大のイベント「彩の国進学フェア」が近づいてきました。
これには当塾の生徒さんも、ほぼ全員が参加するようです。
塾生の皆さん、
受験にかける人たちの熱気を感じてこい!

↑6月23日 入試ファースト浦和

写真提供:中島 洋己様
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この熱量を感じろ!

2024年06月04日 10時26分19秒 | 日記・エッセイ・コラム
去る6月1日と2日に、草加市のアコスホールで「埼玉東部進学フェア」が行われました。
今回、初めて合同相談会や個別相談に参加した、そんな生徒・保護者の皆様もいらっしゃるのではないかなと思います。
初めて参加された皆さんは、どんな感想を持たれましたか?





参加された当塾の生徒・保護者の皆様の何人かに感想を伺ったところ、
「高校といっても、学校によってぜんぜん違う」
「会場にたくさんの人がいて、先生方も熱心で、熱量を感じた
そんな感想を聞くことができました。

私は皆さんに、
「できるだけ早く相談会に参加してほしい」
とお話をしています。それは志望校を探すためという理由もありますが、もう一つは、
進路にかけるいろいろな人の熱量を感じてほしい
という思いからです。





受験に関しては、ほとんどの生徒さんが初めてのはずです。
頭では分かっていても、その現場の雰囲気などは、経験をしてみないとわからないこともたくさんあるように思います。
合同相談会に参加してもらうことで、受験が初めての皆さんにも現場の雰囲気を知ってもらうことができる、私はそのように思っています。

会場に入ったときに感じる圧倒されるような雰囲気は、やはり実際に経験してみないと分かりにくいと思います。
「こんなに人がいるんだ」
というところから始まる"受験生としての自覚"
これが皆さんを変えていくように思います。

  • 同じ学校を考えている人たちの雰囲気
  • 志望校で並んでいる人の列の長さ
  • 高校の先生方からの熱心な説明
  • 学校ごとに違う学習内容
  • 今まで知らなかった高校との出会い
  • 自分が外の世界でどこまで通用するのか

合同相談会には、普段の中学校生活では経験のできない"何か"がある、私はそのように思っています。





受験はただ机に向かって学習すれば良いというものではないと思います。
こうした外の世界との接点を持つ中で、自分が何者であるかを自覚し、行動し始めるきっかけにもなるのではないかなと思います。

合同相談会には様々な熱量が溢れています。
その熱に触れることで、皆さんの心にも変化が起こってくるのではないかなと思います。

狭い世界の中で満足するのではなく、広い世界に出て視野を広げ、様々な熱量に触れて、自分を変えていく機会にする。
それこそが合同相談会の本当に用の活用法の1つなのではないかなと思います



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友達だけでなく、仲間を作れ!

2024年05月27日 13時26分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
当塾のある地区は、ちょうど中間テスト時期を迎えています。
中間テストが終わった学校とこれからの学校と両方ありますが、
今回の中間テストと次回の期末テストは、入試では大きな意味を持つ資料のもとになります…
とは言っても、なかなか勉強まで手が回りにくい状況でもありますね。
修学旅行に体育祭、部活の大会を来月に控えての練習試合など、
皆さんを見ていると日々ハードなスケジュールだなあと思います。
そんな中、再度いうのもはばかれますが、1学期のテストは重要なので、
時間の取れる時にしっかりと学ぶ
メリハリをつけて学習に取り組む
目標を設定して達成できるようにする
そんなことを意識しながら取り組んでいって欲しいと思います。


やることが受験勉強しかなくなった時からを”本格的な”というのであれば、
まだ”本格的な”受験勉強のシーズンではないのかもしれません。
ただ、この”本格的な”受験勉強を迎えるにあたって、皆さんに1つ言っておきたいのは、
「友達だけでなく、仲間を作れ!」ということです。
「友達=仲間じゃないの?」と言われそうですが、
確かにそういう人が多いと思いますし、そうなんだろうとも思います。
ただ、いま皆さんの周りにいる友達は、友達であっても、まだ”仲間”ではないかもしれません。

一緒に遊んだり、他愛のないおしゃべりをしたり、そういう友達はたくさんいると思います。
一緒にいると楽しい、心が安らぐ、こういった友達は、これからの受験期には本当に大切な人たちです。
一方で、受験などの試練を一緒に乗り越える、つらいことを共有し愚痴ではなく解決策を見つける、前向きに努力する力をくれる、こういった仲間の存在も受験期には大切になってくると思います。



もちろん、友達=仲間であれば、それに越したことはありませんし、自然にそうなっていくのかもしれません。
ただ、もしかしたら、今いる友達以外にも新しい仲間ができてくるかもしれません。
仲間は何も同学年でなくてもいいと思います。
頑張る皆さんを前向きに応援してくれ、一緒に解決策を考えてくれる、一緒に乗り越えていこうとする。
皆さんの周りで、皆さんのことを心から応援してくれる、支えてくれる、そんな人がいたら、その人を仲間として一緒に頑張っていって欲しいと思います。

受験を含めた様々な試練は、その人を成長させるためにあると思います。
だから逃げ出さないことが大切、、、というのは簡単ですが、時にはしんどい時もあると思います。
そんな試練の時を一緒に乗り越える仲間を探す旅の一幕
もしかしたら、受験はそんな仲間探しの時期であるのかもしれませんね



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💁幸彩学習塾

埼玉県久喜市南栗橋4-11-4 ラフィーネ2-103
☎0480-52-3486
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学校説明会に行くその理由

2024年05月23日 11時15分24秒 | 日記・エッセイ・コラム
今月に入り、塾対象の説明会も本格化してきました。
このブログを書いている時点で、すでに北豊島、岩槻、春日部共栄の3校の説明会があり、その説明会内容の要約はinstagramに掲載させていただきました。
このあと動画などにまとめて公開する予定ですが、もう少しお時間をいただきたいと思います。

ところで、塾対象の説明会に何故いくのかというその理由ですが、その1つは情報の収集です。
特に私立高校は入試に関わる様々なデータが説明会で示されることも多く、そういった情報を手に入れるため、これが大きな目的の1つでもあります。
生徒さんが進路を決めていくときに必要な情報、これをしっかりと手に入れておくこと、これは塾としては一番大切なことの1つだと言えます。

↑北豊島中学・高等学校

もちろんこれも大切な目的ではあるのですが、私にとってはもう一つ大きな、そして大切な目的があります。
それは「自身の勉強のため」です。

各学校で校長先生や各担当の先生が、その学校が今取り組んでいることをお話してくださいます。
これらのお話は、生徒の皆さんと進路を考えていくときの参考になるのはもちろんですが、実は私自身の勉強にもなっています。

各高校の取り組みを知ることで、
今どんな学びのカタチがトレンドなのか、
教育界隈でどんなことが課題となっているのか
各高校がどんな戦略で生徒募集をしているのか
ここに上げたのはごく一部ではありますが、いろんなことを知ることができます。

↑埼玉県立岩槻高等学校

もちろん学校と塾では違うところもありますが、学びをサポートし、生徒の成長を見守るという点では共通しているところもあります。
それゆえに、各校の取り組みは私にとっても身近な話題であり、これらの話を聞きながら自分自身も勉強させていただいている、そんな気持ちで各高校の説明を聞いています。

もう30年近く塾対象の説明会に参加していますが、この30年で学びの内容も学びのカタチも大きく変わってきました。
当塾は個人塾ですから、情報の収集にはどうしても限界があります。そんな私に教育界隈での話題や最新の学びのカタチを教えてくださったのは、実は各高校の説明会でした。
それがゆえに私は、学校説明会へ積極的に参加をし続けています。

ただ最近は悩みが1つあります。
どの学校も魅力的で学びの形も様々であり、いろんな理念を持って教育活動をされているので、いろんな学校の説明を聞きに行きたくて、追いつかないことです。
物理的にもそうですが、各高校の取り組みを消化するのもなかなか大変です。
ただこれは私のスペックの問題でもあると思うので、私自身、自分自身をしっかりと鍛えて得たものを消化し、しっかりと生徒の皆さんに還元できるようにしていかなくては、そんなふうに思います。

↑春日部共栄中学・高等学校

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初々しさ

2024年05月19日 15時56分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
ちょうど1週間前、新年度初のテスト対策勉強会と理社暗記マラソンがありました。
年度が変わって初めてのテスト対策でしたので、「どんな感じかな〜」と興味津々で当日を迎えました。
みんな自分なりに頑張っていましたが、私が抱いた感想は「初々しいなあ」という感想でした。



初々しい、この言葉にはいろんな意味があると思います。
年度が変わりメンバーが変わり、そういった意味を込めての「初々しい」ももちろんあります。
ただ、「まだ十分でない、慣れていない」という意味もこの言葉にはあるように私は思います。

3年生は後半になると受験に向かって勉強をし始めていきます。受験直前になると、勉強に対するモチベーションもスキルもアップしていて、ベテランの雰囲気をまとってくるように感じます。

3年生が高校生となり新しく3年生になった皆さんは、そういう意味では、まだまだ初々しい、そんな気がしています。



メンバーはいつもフレッシュで初々しいほうが良いとは思いますが、こと学習に関するモチベーションやスキルは、いつまでも初々しいわけにはいきません。
皆さんを見ていて、この点は少しずつでも確実に、できれば早めにベテランの域に持っていかないとという気持ちになりました。

ベテランがベテランたるゆえんは、やはり経験値の差だと思います。
だからといって受験を何度もさせることはできませんから、疑似受験を経験させていく必要があるかと思います。
その1つが中間・期末テストであり、北辰テストや英検などなんだろうと思います。

こういった疑似受験を通して、学力向上はもちろんですが、それ以外にも、かつての受験生が受験直前にまとっていた雰囲気と同じようにしていくには何が必要なのか、
その都度考えて皆さんに声をかけていきたい、そんなふうに思います。



今の中学生は、コロナ禍の真っ只中に小学校高学年だった世代です。それゆえに、ある種の経験値が不足しているようにも見られるときがあります。
そういったことを補いながら、入試に向けて、学力+αを身につけてもらえるよう、私にできることを精一杯やっていきたいと思います。




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二度と戻らない日々

2024年05月07日 18時08分27秒 | 日記・エッセイ・コラム
当塾の地元・栗橋東中の皆さんは、本日から修学旅行です。中学校生活最大のイベントともいっていい修学旅行。気をつけていってきてくださいね。

修学旅行前、どんなところに行くのか聞いてみると、楽しそうに予定を話してくれる生徒さんが多くいましたね。

歴史や文化との出会い
見知らぬ土地でのハプニング、
そして何よりも
友だちと過ごす日々の思い出
こういったものが、時を経てもきっと皆さんの心に残るんだろうと思います。





このときばかりは勉強とか受験のことは忘れて、思いっきり楽しんできてほしいと思います。
(帰ってきたら、テスト対策やるよ〜(笑))

コロナ禍で修学旅行さえまともにいくことができなかったときのことを考えると、今はだいぶ日常が戻ってきたんだなあと感じます。
普段何気なく生活をしているとつい忘れてしまいますが、コロナ禍のような時を経て思うことは、「時はは二度ともとに戻らない」ということです。

コロナ禍では修学旅行だけでなく、体育祭・運動会、部活の大会や遠足など、ありとあらゆるものができませんでした。
時には学校へ行くことすらできなくなり、その時のいろいろな影響が今になって出てきているのかなあと感じる部分もたくさんあります。
どんなに抗っても時はどんどん過ぎていき、そのタイミングで逃してしまったことは、二度ともとに戻らない、そんなことをコロナ禍を経て私達は経験したように思います。





このことは、こういった楽しいイベントに限ったことではありません。
受験生としての1年もまた
「二度と帰ってこない日々」
の1つです。
受験が終わると聞かれる定番の言葉に
「もっと早く勉強しておけば良かった…」
というのがあります。
今の受験生は、受験生として1年が始まったばかりですから、まだこの言葉の意味はピンときてはいないかもしれませんが、
来年の今頃、高校に入ったあとにこの言葉を言うことがないようにしていって欲しいなあと思います。

どんな進路を選択しても、
大げさにいえば、どんな人生を選択したとしても、
100%満足ということは、あまりないかなと思います。
ただ、自分の選択の仕方や考え方で、より良いと思える選択をすることは可能だろうと思います。
その1つのポイントが、日々を「二度と戻ってこないもの」と自覚して、普段から毎日の選択をより良いものにしていくことなんだろうと思います。





よりよいものを選ぶには、情報が必要です。
受験でも「早めに早めに」と言う理由はここにあります。
二度と帰ってこない高校受験生というこの1年。
この1年をどう過ごすか、私も皆さんとともに考えていきたいと思います。

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