幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

夏の終わりに

2023年09月25日 15時39分27秒 | 日記・エッセイ・コラム
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここ数日、急に秋の気配が濃くなってきました。
いよいよ夏も終わりというこの時期に、この夏の受験生の歩みを振り返ってみたいなあと思います。

今年度の中学3年生は22期生にあたります。
22期生の皆さんに、「この夏、最初にやらねば!」と思ったのは、
『現実を見せる』
ということでした。

コロナ禍だった影響でしょうか、
どうも生徒さんたちの志向が内向きになっているように感じます。
制約の多い時期を歩んできた皆さんですから、そうなのも仕方ない部分はあるとは思いますが、
せっかく自分で自分の未来を決めることができるチャンス、
高校のことを知り、そして自分のことを知る、
そのための機会を設けることはできないか、
そんな思いで、皆さんと向き合ってきました。

もちろん塾ですから、学習指導はしっかりとしなくてはなりません。
そのことをふまえた上で、皆さんの少し先の未来を
内向き志向ではなく、外向き志向で考えてほしい、
そんな思いで、行事を組み、授業の中でお話をしてきました。

夏の終わりのいま、それらの成果がはっきりと出ているかと言われれば、
まだ道半ばのような気がします。
ただ以前と比べると、同じ内向きでも、
逃げとしての内向きではなく、
内面の充実・学力の充実という面での内向きに変わってきている人もいるように感じます。

内面の充実が図れれば、外に向かって花開く、
そんなときが近いうちに来るのではないか、
そんなときがくるのではないか、
いま私は、そんな期待を持ちながら皆さんと過ごしています。

人には個性があります。
スタート時期では同じでも、早く成長し、早く大輪の花を咲かせる人もいるでしょう。
一方で、ゆっくりと成長し、小ぶりながらもきれいな花を咲かせる人もいます。
それぞれの成長のしかた、それぞれの花の咲かせ方をよく観察をしながら、
皆さんにあった“肥料”を施すことができればと思います。

来年の春に、それぞれの花を咲かせることができますように。
応援しています!

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夏期講習で伝えたかったこと

2023年08月27日 15時37分00秒 | 幸彩学習塾の取り組み
昨日(2023/08/26)で夏期講習が一段落をしました。(まだ臨時授業日があるのですが…)
夏期講習中はバタバタしていてなかなか書けなかったブログですが、今日からまた適宜更新していこうと思います。





↑通い合宿「サマスペ」


実は今年の夏期講習、
どんな形にしようか、始まる前、けっこう悩みました。
時間割とか日程もいろいろと工夫をしますが、
一番悩むのはやはり夏期講習の方針です。
毎年のこととはいえ、その年によって生徒さんは異なります。
学習履歴も学習の実力も、これからの進路選びに対する考え方も、毎年大きく異なります。
だからこそ『去年と同じでいいや』というわけにはいきません。
生徒さんの中に『何か』を残したい、そう思うからこそ、実はかなり悩みます。





↑8月3日実施 高校見学会


あれこれ考えましたね。
行っては戻り、戻っては行き…
『あれ、さっきおんなじこと考えていたよな』
そんなことも何回かありました。
そんな頭の中での対話を経て、
今年の夏期講習の方針として決めたのは以下の3つでした。

①現実を知ること
②視野を拡げること
③仲間をつくること

この3つを大きな柱として、
夏期講習の中に具体的な形で落とし込んでいく、
そんなそんな作業から夏期講習の中身づくりを始めていきました。




↑通い合宿「サマスペ」内で、高校の先生方によるミニ学校説明会を開催


夏期講習が終わった今、これらの方針すべてを生徒さんに伝えきれたかは分かりませんが、
この3つを意識しながら私が夏を過ごしたのもまた、紛れのない事実です。

この3つの方針、
生徒さんとどのように共用したのかは、またこの後のブログで記していきたいと思います。

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「大きく翼を広げたとしたら」として考える

2023年06月25日 20時37分10秒 | 日記・エッセイ・コラム
この時期になると、毎年少しずつ進路や学習に関する相談をいただくようになります。
初めての受験だったり、
しばらくぶりの受験だったりすると
生徒さんだけでなく、保護者様も不安を抱くことが多々あると思います。
特にこの時期は、夏休みを控えている時期。
学習方法や志望校についてのご相談が多くなってきます。
先日もそういったご相談に対応をさせていただきましたが、
この時期にご相談をさせていただく場合、
私の中では1つ心がけていることがあります。
それは、
「その生徒さんが大きく翼を広げたとしたら、どこまで行けるのか」です。
今の数字だけを見て早計に決めてしまうのではなく、
これからの取り組みしだいでどこまで“変われるのか”
そこに主眼を置いてお話をさせていただくようにしています。



志望校を決めるにしても「早く安心したい」それが本音だと思います。
そう考えると、発想はおのずと「今の成績で行けるところ」になってしまうと思います。
でもこの発想、私は「もったいない」といつも思います。
三十数年この仕事をしていて思うことは、
中学3年間のこれからの半年間が一番伸びる可能性のある半年間だということです。
もちろん、目標としてとりあえずどこかの高校を決めておくのは良いと思います。
でもそれがあまりにも現状に“似つかわしい”ものだったら…
その子がいま以上に伸びていく要素を失ってしまうようにも感じます。

ずっと子供たちを見ていて思うのは、
「いま私たちが見ているその姿は、今この瞬間のものであって、これから大いに変わる可能性がある」
ということです。
塾の先生を三十数年やっていますが、大きく変わっていった生徒の例を挙げれば、枚挙にいとまがありません。



であるとしたら、
「この子はどこまで成長するだろう」
「この子が本当に大きく翼を広げたとしたら、どこまで行けるだろう」
そういう発想をもっていくほうが良いのではないかなと思います。

もちろん実際にそうなっていくかは、これからの本人しだいであることは否めません。
けれども、最初から「こんなもんだ」と決めつけ「志望校はこの辺」と決めてしまうほうが、私はもったいないように感じます。

人はどうしても安心を求めたがります。
「これから変わっていく」という未知の可能性よりも、
「今こうである」という現実のほうが説得力があるのも事実だと思います。
でも、だからこそ私は、
「あなたにはこんな可能性だってある」
「あなたにはこんなことだってできるようになる」
といった、その生徒さんが本当はどこまで行けるのかという視点で皆さんを見て、
その視点からのアドバイスをしていきたいと思っています。



生徒さん一人一人にどこまで可能性を見出せるか、
それが私たちの仕事なんだろうと思います。
現状の数字だけを追うのではなく、
日ごろの授業でのようすや日常のふるまいから、
「この子にはどんな可能性があるのかを見出す」こと、
それが私たちの仕事なんだろうと思います。

それは時に、保護者様も、もしかしたら本人でさえも気づいていないことかもしれません。
だから抵抗もあるかもしれません。
でも、少しずつでもしっかりと、丁寧な言葉のやりとりを積み重ねることで、
そんな“自分の可能性に気づく”お手伝いができればいいのかなと思います。

注:
とはいっても最後は自分の努力が大切だよ。
可能性に甘んじない、強い心も育てていこうね。

※この記事の写真は、すべてイメージです

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人の心に言葉を置いてこれる人

2023年06月13日 09時40分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
「うまく伝わっていないなあ…」
「ちゃんとわかってるのかな…」
ときどきそんなふうに思うことがあります。
言いたいことがうまく伝わらないとイライラ…
そんな経験、誰にでもあると思います。

先日、あるYouTube番組を見ていたら、とある政治家の方が、
「人の心の言葉を置いてこれる人、そんな力を持った人がいる」
という話をされていました。
その言葉を聞いて、私もハッとさせられました。





なにか物事がうまく伝わらないとき、
それは確かに受け手の問題もあるでしょう。
よく聞いていなかったりとか、
ぼんやりしていたりとか、
そんなこともあることと思います。

もちろん人が話をするときなどは
しっかりと受け手も聞くべきでしょう。
それがマナーでもあると思います。
ても、それと同時に「言葉を送り出す側」にも、言葉をしっかりと受け取ってもらえるような、
そんな工夫がもしかしたら必要なのかもしれません。

もし受け手が話をぼんやりと聞いていたら、
それを受け手のせいにしてしまうのは簡単だと思います。
でも「なぜ受け手がそうなってしまうのか」
そこに焦点を当てたとき、
もしかしたらそれは、
「言葉を送り出す送り手の方の課題」として
認識できるようになるのかもしれません。

自分の話をすべての人が興味を持って聞いてくれたら、
話し手として、これほど嬉しいことはないと思います。
でも、残念ながら全員が全員そういうわけにはいきません。
だとしたら、自分の話に興味を持ってもらえるように、
送り手もまた言葉を相手の心に残すことができるように工夫をしていくこと、
それもまた大切なのかもしれません。





これから中学3年生は、学習だけでなく進路を決めていく上で大切な時期に入ってきます。
その時に、彼らの心にどれだけの言葉を残せるのか、
私にとっても受験生と同じく、挑戦の日々が始まります。

中学3年生の1年間で、なにか1つでも2つでも、皆さんの心に残るような言葉、
それを残せたなら嬉しく思います。


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経験は宝物

2023年05月25日 21時46分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は、地元・栗橋西中の中間テストの日。
1年生は、中学生として初の定期テスト
言い換えれば、テストデビューの日
そんなふうに言うことができるかなとも思います。

今日テストデビューだった1年生は、今どんな気持ちでいるのかな、
ふとそんなことを考えました。
「小学校とは違うよ」と、
きっと何度も言われてきたと思いますが、
その意味を実感している人が多いのではないかな、
そんなふうに思います。



「小学校とは違う」
1年生の皆さんは、言葉ではきっとわかっていたと思います。
だからこそ、テストに向けて勉強をしてきた、そういう人も多いと思います。
でもきっといま思っていることは、
「小学校とは違うよ」という言葉の“本当の重み”だと思います。

経験は人を育てる、
私はいつもそのように思っています。
どんなに言葉で熱心に伝えられたとしても、
その人が本当にその状況を経験しない限り、
本当のところはわからない、
そのようにも思います。

初めてのテストを経験した日である今日、
1年生の皆さんは、きっとそれぞれ思うところがあったと思います。
その思いは、経験したからこそ分かる“思い”
その“思い”を次につなげていくことが大切だと思います。
そしてそれは、テストの結果が返ってくると、
より実感が湧いてくるのではないかなと思います。

「経験は宝」という言葉があります。
「実際に経験した」は、強力な武器になります。
ただそれは、次に向けてしっかりと今回の経験を活かしたらの話です。
今回の経験は、磨けば皆さんにとって宝になりえるものだと思います。

中間テストが終わったというのは、言い換えれば、期末テストに向けた取り組みが始まったということでもあります。
うまくいったことも、うまくいかなかったことも全部ひっくるめて、
次の期末テストにむけてどんな取り組みをするのか、
そして、今回経験したことを次のテストで活かせるかどうか、
それが大切になってくると思います。

1年生の皆さんには、
「経験」という“宝”を次へと活かしていってほしいと思います。

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