タイトルを見て、皆さんどうですか、答えられますか?
きっといろんな答えが上がってくると思います。
新しい知識を得るため
問題の解き方を知るため
自分の間違いを知るため
自分に足りないものを知るため
…などなど、どれも間違いなく正解です。
授業を受ける目的は、人それぞれであったり、授業の内容にもよるとは思いますが、
これから入試に向けて授業を受ける皆さんにぜひやってもらいたい授業の受け方があります。
それは
「できる人はどこに目をつけているのか」
ということです。
これは特に授業で演習をする場合に意識して欲しいことです。
問題の解説を先生がしてくれるときに、
「問題のどこに注目して問題を解いているか」
それを全力で聞き取ってほしいと思います。
できる人(ここでは先生)は、問題を解き始めるときに、どこかに注目して解き始めるはずです。
それは、問題の中の表やグラフかもしれませんし、問題文の中の数値かもしれません。
あるいは、問題文を図に描いてみることだったり、問題文中のある言葉だったりするかもしれません。
できる人だけが知っている"問題を解くための注目ポイント"
それをつかむことができれば、できる人と同じように問題を解くことができるはずです。
もちろんこれらの前提として、基礎的な知識は必要ではあります。
ただ、「基礎はみっちり学んだのに応用ができない」そんな人もいるはずです。
そういう場合は、応用題のような問題を解くことができる人の、いわば真似からはじめて見ることで、解くためのコツを掴むことができるようになると思います。
こういう授業のときに良くないのは、
黒板に書かれたことをただ写すだけの、いわば受け身的な授業の受け方です。
ただノートを写して、先生の話を聞いてだけでは、まだまだです。
こういう態度で臨んても、ノートはキレイにかけているし、一通りのことは揃っているかもしれません。でも後で自分一人で解けと言われるとできないということもあると思います。
だとしたら、それは姿勢がどこかでまだ受身的なのかもしれません。
「できる人はどこに目をつけているのか」
「できる人は何が違うんだ」
そんなことを意識しながら、積極的に授業を聞いてみること、そうすることで、注目すべきポイントをつかめるようになると思います。
勉強でいちばん大切なのは再現性です。
その時に分かっていても、あとで一人で再現できなくては意味がありません。
できる人はどんなところに目をつけて解いていったのか、できる人が残した足跡を追いかけていくことで、初めてひとりでもできるようになると思います。
授業はなんのために受けるのか?
その問いにはいろんな答えがあると思いますが、
その答えの一つに
「できる人はどこに目をつけて解いていくのかを知るため」
を入れておいて、それを意識しながら積極的に授業に参加していってほしいと思います。