今回は、トカゲの話し。そして、トカゲがクモ(蜘蛛)を補食をした時の様子を紹介する。家の庭にはトカゲがいる。垣根や鉢植えの付近をうろちょろしており、剪定や除草のときに、サーっと逃げていく。今回「トカゲがクモを捕食」の瞬間を目撃したのでその紹介だ。トカゲは主に昼間活動し「ミミズ、クモ、(コオロギのような)昆虫」を主食とするが、果実を食べることもあるという。因みに、天敵は、ネコ、イタチ、アナグマ、ヘビなどの肉食動物という。
<2024年6月1日>自宅駐車場
【トカゲがクモを補食】※動画ではないが、ま、ご容赦を。
図の番号に従って説明
①カーポートの上にクモが巣を張っていたので、それを竹で取り除くことに! トカゲがクモを狙っていたが、これ、後から気づいた。因みに、クモは、“クモの巣を張らない”コアシダカグモと思われるので、なぜ、ここにいたのかは不明! (他の蜘蛛が張った)巣にかかった獲物を横取りしようとしていたのかもしれない。
②巣を取り除くと、(縁にいた)クモが(クモの糸にぶら下がるように)地面に「スーッ」と降りてきた。すると、トカゲは、追いかけるように「ボタッ」と落ちてきた。クモは、カーポートの支柱の裏側へそそくさと隠れる
※コアシダカグモは、巣は張らないが、糸は出すという。
③逃げるクモを、トカゲは勢いよく追いかけていく。クモが支柱の裏側へ回る頃には追いついて「パクッ」と捕食。これ、一瞬の出来事。
④トカゲは(クモを)咥えたまま動かない。ジーッと咥えたままで死ぬまで待つようだ。 普段は、人が近づく気配でサーッと逃げるトカゲだが…。この時は、当方(人間)が近づいても、噛んだままで動かない。
⑤さらに近づいて撮すと、クモの「首すじ」をしっかり噛んでいる。すごい!
◇ 噛んでいるのが首筋なので、「アシダカグモ」と「コアシダカグモクモ」の区別ができる首筋とお腹が見えないので、種類が分からない。
因みに、このトカゲは、「ニホンカナヘビ」だと思う。名前の由来は、「愛蛇(かなへび)」、「金蛇(かなへび)」、「可愛い蛇」など、諸説ある、という。ちょっとトカゲを勉強しておこう。
【日本のトカゲ】Wikipedia、福岡生きものステーション、他
トカゲは、トカゲ亜目の“総称”。日本には「ニホントカゲ」と「ニホンカナヘビ」の2種類がいる。因みに「ヤモリ」は「ヤモリ属」で“属”が異なる。違いを含めてネットから引用する。
【トカゲとヤモリ】
◇トカゲ:「指に爪」「体に模様がない」「地面を動く」「小さい時は尻尾が鮮やかな青色」
◇ヤモリ:「指に爪がなく膨らみ」「体に模様がない」「壁を登る」「小さい時も親と同じ色」
【由来】
◇「蜥蜴」の語源は、「戸陰(とかげ)」で、戸の陰にいる意味。 隠れる際に速く走る様子から「敏駆(とかけ)」や「疾隠(とかくれ)」が語源であるの説もある。
◇「家守」の語源は、家守が民家の壁などで見かけられ、昆虫など人に好ましくない生き物を食べてくれることからと言われている。
◇「カナヘビ」の語源は不明だが「可愛らしい蛇」の意で「愛蛇(かなへび)」に由来の説がある。
【ヤモリとイモリ】
◇ イモリは「両生類でカエルの仲間」、主に水中や水辺で生活しています。なので田んぼなどの水辺にいたらイモリ。
◇ ヤモリは「爬虫類でトカゲの仲間」、陸上で生活しています。 なので、民家の壁などで見かけたらヤモリです。
【由来】
◇ イモリは「井守」と書き、語源は、井戸や田んぼの中で見かけられ、昆虫など人に好ましくない生き物を食べてくれることからと言われている。
【庭のトカゲ】
庭には、トカゲが結構いる。オオバの葉にいたのは、小さくてかわいいので紹介しよう。
◇何処にいるかわかるかな? 探してみて! ズームインしていく。
◇分かったかな? 一枚にまとめて示す。
◇小さいので子どもだと思う。また、尻尾が青色ではないので「ニホンカナヘビ」だと思う。
お終い