長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

変わらぬたしなみ。

2010-11-02 21:00:42 | Weblog
夕暮れ時、ポスター貼りに精を出して歩き回っていると、近所の公園で
小5ぐらいの男の子が一人で、サッカーのユニフォーム(リバプールのレプリカ!!)
着て、ボール蹴って練習?しているのを見かけました。

ボクと目が合うと
“ヘンなオッサンがおるなぁ”
みたいな怪訝な空気を全面に出しながら、しかしあまり気にする風でもなく、
ネットに向けて再びボールを蹴り始めました。

ご存知?のとおり、ボクはサッカー少年です。でした(訂正)。
彼の姿を見て、自分がサッカーを始めた頃のことを思い出しました。
彼と同じように、家の近くの公園に“自主練”にくり出してました。
巧くなりたくて、ベンチ入りしたくて、レギュラーになりたくて、
フォワードになりたくて…強い想いをもって一人でやってました。

そんな自分だからなのか、今になっても諦め悪く(笑)、社会人サッカーで
選手として楽しんでます。


“頑張っとるのぉ”
“一緒に蹴るか?”
頭には、こんな言葉たちがよぎりました。
でも、実際の自分は彼に、何も言葉をかけられないまま、ただ中途半端に近付いて、
そこにあった水道で意味も無く手を洗って…ひたむきな男子の姿を30秒ほど見て
あとにしたのです。


懐かしい少年時代を思い出させてくれた、そしてその頃のあの時間にしばし心を
いたす幸せ。
しかし現実のその時には、彼に何も投げかけてやれなかった、何故だろう…
その自分の至らなさへの無念。
複雑な色んな感情を覚えた、今日の夕暮れでした。

どうでもよい事かもしれない。
でも、なんだか大事な“つまづき”のような気がするんです。
つまづきから気付かなければならない、ささやかな事がある。

ボクは政治の仕事をやっている。
誇りと責任感をもって、精一杯に取り組もうと努力している、つもり。
活動の一環としてのポスター貼りを頑張るのも良いだろう。
でも、ふと気付いた、近所の少年の頑張りに対して、しかも自分も個人的に
深く関わっているサッカーに対する頑張りを見せてくれている彼に、
気の利いた一言も掛けられないような大人に、いつからなってしまった?


ボクが声を掛けたところで、彼にとっては近所の煩わしいオッサンにしか
映らないかもしれない。
でも、それでイィではないか。
ボクは子供の頃、色んな大人がいたけれど、うっとうしくても面倒くさくても
けっきょく関わってくれるオジサン・オバサンに育てられたんだと思う。
忘れてはならない、無くしてはならない、いっぱしの大人としての
たしなみであろう。心に刻むべき、反省の1ページでした。

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