餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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桜 餅

2019年03月11日 00時43分12秒 | 菓子について
    当店では、新春の1月頃から桜餅を販売している。



(それも 3/17日・日曜で草餅とともに今季の販売は終了)
この桜餅で思い出すのは、高校の担任のN先生だ・・。

多分退職されてからだと思うが、自作の俳句を新聞各紙に投稿されていた。
私が目にしたのは、朝日新聞、地方紙の下野新聞の2紙だけでしたが
2紙ともによくお名前を拝見していました。
特に、朝日新聞では、全国から常連の方々の投稿で狭き門だったと思いますが
ある時には5人の選者の内、4人から別々の句で選ばれるという圧巻の週もありました。

何年も続いた先生の俳句の中で、鮮明に覚えている句があります・・・。

   ◇ 老僧の 葉ごと召されし さくら餅 ◇

先生は、この高齢のお坊さんとお話をされながらも、よくぞ観察をされていました。
桜の葉っぱを取って食べても、その移り香がして美味しいものです。

ご存知の様に、桜餅の葉っぱ(大島桜の葉)は 塩漬けされているので
甘いあんこと一緒に食べると、これこそイイ塩梅と言える。
今度桜餅を買いましたら、ぜひ葉っぱと一緒に食べてみてください。

この桜もちの句を見た菓子店の私は先生に、
はがきで「おめでとうございます・・・」のお祝いを言いました。
ずっと前から先生のご活躍を陰ながら応援していました・・・、の様な文字を羅列しまして・・・。

そんな手紙をご覧になった先生もビックリされて、
まさか我々夫婦が見ているとは・・・、と 驚いていました。

何年前の話かと返信のはがきを探したら出てきました。


もう24年も、経つんですね。
頭の中では、10~15年くらい前かなと思っていましたが、45歳の頃でしたか・・・。
(それにしても、消印のスタンプが鮮明で助かりました)

それにしても、先生の句どこにもメモしているわけでもないが
忘れずに、この季節になると思い出します・・・・。



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