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餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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寒中お見舞い・・・として

2011年01月14日 21時50分31秒 | 故人
この仕事に入ったのは、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)に第一歩を記した時からだった。
今年の3月が来ると、43年になる。

その修行をした店 Nも、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いと言ったら言い過ぎだろうか。
静岡県では、1,2を争う程であった。
学校の体育館よりもはるかに大きい新工場に移転したのも、その頃であった。

その後5年余で、Nの先輩でもあり、この店の子息でもある方に誘われるまま宇都宮に移店。
ここも盛業中であった。
 ――― しかし現在、この店は無い。

遡って、あんなに隆盛を誇った Nも、現在は信じられないほどの凋落ぶり。
創業者夫妻は、すでに亡くても、私の原点はここから始まったとして
お世話になりましたの意を込めて、毎年年賀状を出させて戴いていた。

いつも当時の専務から、丁寧な返信が届いていた。

今年は、「そういえば無いな」と言う位に思っていたが、
先日その当時「おねえさん」と呼んでいた奥様から、
「寒中お見舞い・・・」として、黒い縁取りこそ無かったが、彼の死亡を知らせるはがきが届いた。
私より9歳上の70歳だったとのこと。
「いまも、涙を流しながら書いています」とあった。

空手をやっていて、体格も頑丈そのものといった感じがしていた。
清水区出身のお客様から、数年前に彼らしい写真を送って戴いたが、
まさかこんなに早く逝くとは思いもしなかった。
暫くお逢い出来なかっただけに、いつの日か逢えるものと思っていたのに、残念・・・・・。

専務が私のクラスに求人に来なかったら、私はどんな人生を送ってきたのだろうか?
巡りあわせの不思議さに、感謝している・・・・・。



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