餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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NHKラジオ①・・・いのちと絆(きずな)のメッセージ

2010年05月12日 23時51分36秒 | ラジオから・・・
毎週月曜日15:45からは、「いのちと絆(きずな)のメッセージ」が、NHKラジオ第1で流れている。
ちょっと前になりますが、4月26日に放送されたメッセージは、胸をうたれたいいメッセージでした。

早くご紹介したかったのですが、NHKでアップしなかったので遅くなってしまいました。
昨日になって掲載されました事が、判りましたので本日のご紹介と相なりました。

▼以下は、URLをご紹介と思いましたが、お一人でも多くの方にお読み戴きたいとの想いから
コンペ・・・じゃなかった(汗)・・・コピペをしましてご紹介させて頂きました。

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いのちと絆(きずな)のメッセージ

4月26日
埼玉県在住 はつかりふどうさん 30代女性

立ち会った死の形がどのようなものであったかによって、
「命」への見方は大きく異なるものだと思う。
若い突然の死を目の当たりにすると、人は老いて患うということを
いまひとつ実感できない。
私には、「老い」の時間が用意されているのだろうか。

「誰もが年をとるのです」
という、何気ないテレビからの声にもかすかな反発を覚える日々。
私の夫は、なぜ44歳で突然死ななければならなかったのか。
入学と入園を済ませたばかりの子どもたち3人を残して、
たった一つの命が消えたのだ。

押し寄せる後悔と罪悪感。
夫を失った翌日、私は空腹を感じた自分に強く嫌悪感を覚えた。
「生きようとしている!」
腹立たしかった。あの人はもう、何も口にすることが出来ないのに。
翌日の夜、眠くてたまらなかった。
「生きようとしている!」
しかし、眠ったのだ。あの人はもう、目覚めることが出来ないのに。

あの夜から、2年以上も生きてきた。
命をつないでいることに、ふとした罪悪感を覚えることはある。
私は2年間、子どもたちにとって、たった1人の親であり続けた。
私はきっと、老いるまで生きた方がいい。
生き続ければ、子どもたちに厄介をかけることがあったとしても、
きっと何かの役には立つんじゃないか。

目覚めたとき、前日の夜まで談笑した父親がこの世の人ではなくなっていた。
そんな経験をした長男は、あの朝、
「ボクが悪い子だったから?」と泣いた。
9歳になった長男とこの間ケンカしたら、
「ボクが一番怖いのは、一番好きなお母さんの命がなくなることなんだ!」
と泣いた。

私はこの子たちにとって、たった一つの命だから。
今はもう、食べることも眠ることも、そして笑うことも、
大切な命の営みだと感じている。


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      ◆その他のメッセージは、下記からご覧いただけます
http://www.nhk.or.jp/tsunagaru/inoti/list.html






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