寸前で、定例中止。
朝8:45に、現場監督のNさんから電話があり、カクカクシカジカの理由で、どうしても他の現場に行かなくては行けない急用ができた、とのことで、現場定例は中止です。
まぁ、今日現場で打ち合わせたかったことは特になく、別途、必要な書類や図面を出してもらうということで、了解しました。
定例はありませんが、現場に向かいます。
秋晴れです。
キャベツ畑のむこう側に、いえが黒光りしています。
現場に人の気配はありません。
キャベツは順調に成長中です。
みどりの葉っぱが広がって、でかいです。
中心部の玉も、こぶし大になりました。
現場に到着、ママチャリを駐車スペースに停めて外周りから見ていきます。
現場には、やはり、誰もいません。
内部は、一部の残工事もあるものの、ほぼ終了しています。
次は外構工事を始めるはずなのですが、ちょっと工事が止まっています。
排水配管の埋設工事は終了したようです。
排水の種類は、汚水(便所)、雑排水(ざっぱいすい:台所や洗面所)、雨水(うすい:雨の水)の3種類あります。
住宅の場合は、この3種類を建物の外で合流して、全部一緒に宅外の下水道に流します。
写真で、突出しているパイプは、配管の屈曲部や、合流部に設置した掃除用の縦管です。
外構の仕上げが終ってから、地面の高さを合わせてカットします。
写真手前に新しく舗装したアスファルトが黒く見えます。
水道管を接続する工事が行われた形跡です。
ガスの引き込みもされていました。
ガス管が埋まっている位置を示す杭が立っていました。
先週の外構工事としては、水道、ガス、排水、そんな地味な工事が行われていた模様です。
いえの中に入ります。
誰もいません。
玄関の土間の仕上げは、外構工事が終ってからすると、Nさんが言っていました。
なるほど、たしかに、外構工事が終っていないうちは、泥汚れを呼び込んで、玄関が汚れてしまいます。
外構の仕上げが終ってから、玄関を仕上げる意味が分かります。
というわけで、最後の仕上げ厚さ分、床が浮いたように見える現状の玄関です。
玄関脇に、工事業者が近所に配ったと思われる、ガス管工事の案内状が置いてありました。
「工事予定日:10月13日~18日の半日」・・・なんともアバウトな案内状です。
玄関前の廊下です。
引き戸をフルオープンにすると、奥の主寝室までつながって、こんな感じに広く見えます。
引き戸を全て閉じるとこんな感じです。
全部引き戸を閉じると、初めて見る人は何の部屋の扉なのか、全然区別が付かないことに、この写真を見て、気づきました。
1階の多目的室は、天井はペンキ、床は塩ビタイル仕上げになっていますが、壁は石膏ボード素地です。
壁は、自分で珪藻土を左官するつもりです。今週末には、まず、ホームセンターに行って材料を買ってくる予定です。
コンセント類は、まだこんな状態です。
珪藻土を塗ったあとに、プレートを付けるので、まだ施工していません。
2階に上がります。
2階からロフトへ上がる階段の脇に、わたしのパソコンスペースがあります。
書斎というか、個室の計画も、当初は考えたのですが、最終的に止めました。
いえのスペースに限りがあるということもあったのですが、今の自分のライフスタイルを考えた時、パソコン作業をする時は、たいてい、周りの家族と話をしながらだったり、テレビを見ながらだったり、と言う具合に、ナガラ作業していることが多いので、オープンなスペースの片隅にパソコンスペースを確保しました。
書斎はありません、その代わり、趣味の自転車をいじるスペースは別に確保します。
パソコン机というか、カウンターというか。
右横の窓からは、キャベツ畑が見えます。
可動棚は、スチールのレールとブラケット、棚板は、タモの集成材です。
壁は、OSBサンダー仕上げにオイルステン白塗装です。
画鋲や、釘を直接打てます。
宅内LANと、電話、コンセント。
プレートは気取ってみたものの、中身の口の色が、クリーム色で合いません。
要白色塗装です。
見上げればロフトです。
ロフトの天井・壁の塗装工事も終りました。
手摺の左脇の箱は、居間食堂用エアコンの設置スペースです。
トップライトがあるので、明るいです。
トップライトの網戸は、メーカー標準品ですが、設置方法を工夫しました。
本来は、天井の下に、レール枠ごと、ポン付けするものです。
それでは、カッコ悪いので、開けた時にできるだけ目立たないようにと、天井の中に埋め込んでしまいました。
こうすると、網戸の枠が目立ちません。
カッコはいいですが、天井を壊さないと網戸の交換ができなくなりました。
網戸は、必需品ですが、閉めた時は、お世辞にもスタイリッシュとは言えません。
そういうわけで、建築雑誌に掲載されるスタイリッシュな住宅で、網戸が写っていることは滅多にありません。
網戸が付いてないわけではないのです。
建築雑誌用の写真を撮るときだけ、網戸を外すことがまま、あるのです。
建築家というのは、そんな姑息なことをしても、建物をカッコよく見せたいと思ったりする人種です。
わたしのいえも、網戸を付けるのは、竣工写真を撮ってからにしてくれと、工務店には頼んであります。
ただ、時々、開閉できる窓なのに、網戸が写っていないというだけではなく、付いてない(=付けられない)ようなケースも、まま見受けられます。
わたしは、網戸が無い住宅では、生活できないと思います。
ロフトの壁も、OSBサンダー仕上げに、白のオイルステン仕上げです。
ロフトは、子供部屋になるので、それこそ、好きなように画鋲をさしたり、フックをねじ込んだり、釘打ったりしてもらっていいです。
床は安価なシナベニアです。
床シナベニアの塗装はまだです。オイルステン塗装のカラーサンプルを作ってもらいました。
どちらかと言うと、右側の薄い色の方がいいですが、もっと薄くてもいいかもです。
色については、お施主様に了解をとらなくてはいけないので、明日、彼女に現場で確認してもらいましょう。
床といえば、フローリングの床材が少々、余りました。
捨てるには勿体ないですが、余った量が、なんとも中途半端です。
何かに使えそうですが、何に使いましょうか?
そして、もうひとつ、床。
ウッドデッキのサンプルです。
3本とも、「セランガンバツ」という材です。
セランガンバツは、外部のデッキに良く使われる、腐朽に強い南洋材です。
サンプルは、左から、巾120mm厚30mmリブ加工、巾90mm厚25mmリブ加工、巾90mm厚25mmフラット、の3種類。
滑り止め加工は無い方がスッキリ見えて綺麗ですが、幅広厚30mmの材は、耐久性を考えると魅力的です。
さて、どれを使おうか・・・。
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