近くの田んぼからトラクターのエンジン音が聞こえてきた。田植えに備え水を張った水田で、代掻きをしているのだろう。
急きょ、きょうのウォーキングコースを変え、写真を撮ってきた。
数年前は「耕運機」だったのが、今は大きなトラクターになっている。
後部のローター部分に一冬越した土を耕す装置を取り付け、右から左、方向転換して、今度は左から右…と、耕している。遠くからみると、ミズスマシのようだ。
この代掻きが終わり、GWころには拙宅の近くでは田植えが始まる。
「田植え」といえば、きょうの新聞に『宮城、福島の11年産米。本県1万㌧肩代わり』と出ていた。
さきの【東日本大震災】などで被災した両県が、水田破壊や塩害などで作付けできなくなった分の一部を、新潟県内の19市町村で【肩代わり生産】をするのだ。
JAや自治体関係者は「心を込めて、満足してもらえるコメを作らせてもらう」と、新聞は伝えている。
田植えができなくなった被災農家の人たちの気持ちを思うと、肩代わり生産をする新潟県の農家の人たちも複雑だろう。なんとしても、コメどころ新潟の名に恥じない美味しいコメを作ってやってほしい。
バスタブの目地が少し古くなっていたところへ、例年より多い「地震」の影響で目地の痛みが進む。
自宅風呂。このくらい(目地塗り替え)のことは、専門家(業者)に頼むまでもないと、近くのホームセンターから【浴室・タイル用スーパーシール】とマスキングテープを買ってきて、1時間がかりで目地の“衣替え”=写真=を…。
シールのはみ出しを防ぐための、マスキングテープを貼り、チューブ方式のシールを押し付けるように目地へ充填。同梱されていたヘラで不要なシールをそぎ落とし、凸凹をならした。
このあと少し間を置いてから、マスキングテープを剥がし、ヘラで塗り面を整えて終了。前にも目地の塗り替えをやっており、仕上がりは「前より良い」かな。
壁のタイルに貼ってある幼児用の、動物の絵は、GWやお盆休み、正月休みなどに帰省する孫たち向け。初めのころは1枚か2枚だったのが、最近はご覧の通り。
写真には入っていないが、上部には飛行機の「プロペラ機」が数機貼ってある。もちろん、飛行機は飛んでいるのだ。
湯船に身体を沈め、賑やかな壁を見ると、孫たちの姿や声が… これぞ“いい湯”なり。商品(スーパーシール)についていた説明書には、24時間はそのままの状態で放置して下さい、と。あすの夜には、目地を新しくしたお風呂に入れそうだ。
東日本大震災での被災者のことを考えると、花見など…と思っていたが、ちょこっとくらいなので「許されよ」とばかり花見へ。
行ったのは自宅から十数キロ地点の、白山公園。ここは『公園百選』に選ばれ、近代的なフォルムの6つの【空中庭園】がある。
もちろん花見は、ここ。白山公園駐車場の“屋上”にあたり、ソメイヨシノ、ヤエザクラがある。
30分100円の駐車場にマイカーを預け、エレベーターでR(屋上)へ出れば、もうそこは花見会場。車から、ブルーシート、おにぎり、お茶など、かさばり、少々重い「花見の七つ道具」を運ぶのも苦にならない。
会場に着いたのは11時ころ。もうあたりは花見客でにぎわっていた。通路近くに“陣”を張り、満開のサクラを愛(め)でながら、三角おにぎりをパクリ。地震情報に備え、そばにはスイッチONのラジオが…
昨年の花見では、音楽を鳴らしていたと思う。やはり、今年は違う。
と、目の前を幼稚園の子供たちが帰って行く=写真。「いいなぁ、この眺め…」 思わず家内と顔を見合わせ、わが孫たちのことを思い出す。
今度、チャンスがあったら、ぜひ!孫たちと花見をしてみたい。