やはり年の瀬。あれこれ“行く年来る年”に関わる作業はあるものだ。その作業の最後は、きょう(大晦日)の夜行う【お屠蘇(とそ)つくり】。
ドラックトップスから二包み買ってきていた【屠蘇散】=写真=のひと包みを取り出して、180ミリリットル(約1合)の清酒に混ぜて一晩冷やして置く仕事。
元旦になったら雑煮をいただく前に新年の縁起と長寿を祈念して、出来上がった『お屠蘇』を歳の若い順にいただく。
買ってきた福寿・屠蘇散をつくった小太郎漢方製薬(大阪市北区)によると、屠蘇散は中国三国時代に華佗(かだ)という名医が十数種の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが始まりだという。邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせるところから『屠蘇』と名づけられ、年(とし)の初めにこれを飲んで年中の災厄を避けるようになったらしい。
明日は家内と二人でいただき、3日には里帰りして来る孫娘たちに…。といっても姉は3歳、妹は1歳だから真似事になろう。もちろん“口直し”の果物ジュースも用意しておく。
話は前に戻るが、使う日本酒は八海醸造=新潟県南魚沼市=の【八海山】。好きな銘柄の一つだ。お屠蘇に使わなかった残りは、勿論今夜の『年越しの祝い酒』になる。