鉄道模型工作記録帳

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車体番号あれこれ1

2010-03-13 10:57:00 | 模型工作雑ネタ日誌

なんとなく浮ついておりまして。
今日はおそらく久々の引篭りですがせいぜい工作部屋のカタツケをするに終わる悪寒。

てなことで、
ここんと頃キニナル自分の課題を整理。

車 両 番 号 。

模型を最後にフィニッシュするにあたり、当たり前に引き締めてくれるものですが、これが何万枚も撮影しておきながら、その法則性や資料が非常に少ないことに落胆しているのです。
そういう視点が増えるたびに、車両撮影の枚数は鰻上りになり、ホームでの怪人性は増し、変態度は高まり、白眼視を受けることになるのですが・・・・。

そういうことに気がついてしまったのは仕方が無いこと。
案外、外観とかディテールはネットで増えてきており、自分の写真を放たらかしてネットでさくっと調べることが多くなって入るのですが、
案外ナンバーについてはまだ研究や調査をしておいたほうが良いこともあるようで。

このディープながらも、指摘されると悔しい問題を見てみませんか?

最近気になっている問題ですから、最近の写真も多いです。

【SL編】
SLは鋳物プレートであり、また写真も多いことからたいしたことは無いのかもしれません。
だけど、手持ちを見るとそれだけで頭抱えたくなる状態でした。

ご存知9600です。
保存車両 49643 のプレートです。
割と、頭のなかにあるイメージに近いです。
すっきりした戦後文字の配列ですね。
ただ、左に妙なものが。
「ボイラ 59696」
なんじゃそれー・・・・・。
ボイラ元流用の番号までキッチリ鋳込んでらっしゃる。
しかも59696って、昭和51年まで在籍しているんです。
49643は昭和45年には廃車になっているんです。
あ”あ”あ”あ”あ”・・・・
既にこれだけで違う疑問が沸く。


一見、標準的に思っておりました。
保存車両 59611 のプレートです。
しかしさっと見ただけで、5・・・9まで広く611!と詰まっております。
どのような法則性かなんてまだわかりません。
バランスが悪いです。


保存車両 19671 のプレートです。
一見して判るのは、「堀が大変深い」プレートです。
模型には適用できないと思いますが、めっさ堀が深い。
しかも、6は上記と似た文字ですが、9が明らかに違う鋳型です。
SL時代ではさほど問題ではないのでしょうけれども・・・・。


保存車両 69644 のプレートです。
もう・・・なんじゃこりゃ。
文字体がそもそも上記今までと全く異なります。
こんなに違うもんだったんだと改めて再発掘して驚くばかりです。
堀も浅いですね。
69644
間隔が広いのが贋作かと思いました。


保存車両 59672 のプレートです。
96を主張するようにどんどん開いてきました。
しかも全体全文字間が不均等です。
鋳型セットした国鉄職員の考え方なのでしょうか?
9600型572番だぞ!っと言いたい主張があるんでしょうか?

しかも、何故かこれは鉄プレートに見えます。
真鍮じゃないものもあったと言うことでしょうか?


保存車両 D51 565 のプレートです。
なぜかほっとするものがあります。
多少の乱れはあるものの、綺麗に収まっていますね。
ただ、9600と違い、角が落とされております。
一見何も法則性が見当たりません。


保存車両 C11 133 のプレートです。
すっきりしておりますが、真ん中の「1」が太いですね。
1の使いすぎでしょうか。


保存車両 C11 65 のプレートです。
「5」の書体がやはり異なります。
これ、レプリカ作っても判っちゃうくらい文字の鋳型が多いんですね。
国鉄って細かいところまで規則で雁字搦めだったのに、プレートって案外現地鋳造であり、本社配給物ではないようなんですよね。
正確な文字をトレースしても「現車を必ず見てから納得せよ」と言われているようです。


私鉄に流れた古典機関車
保存品 9046 のプレートです。
真っ当に考えて新製時のものではありませんから、こういうものだと受け止めるしかないものです。
比較的文字体は歪みなく綺麗です。


北海道拓殖鉄道の保存車両 8622 のプレートです。
8600としては最末期の製品のため・・・・いやその前に国鉄の様式とは似て非なるものではないかなと。
文字間隔、書体に至っては、今でも見られる「国鉄文字」です。
機関車に使われている書体ではないと言う変りモノです。
はっきり言って見慣れないと非常に不気味です。


鉄源コークスの S-205 のプレートです。
同時期まで働いた三笠鉄道記念館の機関車の同僚ですが、工業所や製鉄所にありがち?縁にもネジの囲いがあるなど、一瞬エアロチックです。
機関車の大きさにしては立派ですね。


十勝鉄道軽便SL NO.4 のプレートです。
いい感じの味わい。


日本最後の新製9600である 夕張鉄道21 のプレートです。
そもそも独自の書体が格好良いです。
こういうものだと納得しましょう。

【電気機関車・ディーゼル機関車編】
写真は一杯あれど、真正面プレートは殆どなかったと言う不徳のジャンルのひとつです。
ただ、近代の機関車です。
それなりに統一性があることでしょう。

DD51 1094
DD51 1072
DD51 1055
DD16 26
のプレート。
揃っていますね。
ほっとしますよ。
贋作作られても判らないレベルかもしれません。
ちょっと癖ありはDD16 26ですが、誤差の範囲かな?
いや、プレートが大きすぎだ。(でもDD16は殆どこれくらいの長さだったようで)


ちなみに青いのは稼動最後の姿が

これであり、その側面プレートだからです。


DE15 1006
DE15 1501
DE15 1520
DE10 1712
のプレート。
苗穂工場での貼り付けなおしのせいか、やや乱れあり。
全体をつめて処理してみたり、一部分窮屈なところを詰めてみたり。


東日本から最近流れてきたDE10 1543は至って平和であります。


文字の切り抜き自体は統一感があります。


保存車両 ED76 505 のプレートです。
こういうものなでしょう?

新製時は直張りだったのです。
それがプレート化されたのは何時か判らなかったのですが

最近になって資料発掘。
昭和52年のことだったそうです。
501,502,505,506,507がプレート化第一弾だったようですが・・・・



苗穂工場www
ちょっと待てぃい。

どえらいいい加減であります。
502の詰まり方は全く異なるもので、これって4面ひょっとして異なっていたんじゃないでしょうか?
506なんて踊っております。


十勝鉄道DD201 のプレートです。
産業用に多いっぽいネジのところの囲いが格好良いです。


十勝鉄道DD101 のプレートです。
全く同じ様式です。


十勝鉄道DD11 のプレートです。
全く同じ。


元釧路開発埠頭のKD5002 ですが、貼り付け直されているので参考程度となります。


元国鉄DD13 40 ですが、これも問題がないですね。


番外:JR北海道モーターカーの622です。
保安機器とブレーキ強化したものはDSB600として 法 的 に は 機関車扱いですね。
(ファンでは機関車と認めづらいでっしょ)
はい、文字は国鉄文字に似て違う書体です。

【非首都圏編】

旭川電気軌道のモハ1001です。
塗りなおされているので現役とは若干異なるかもしれませんが、ほぼ同じ書体です。


札幌市電・札幌市電名物の玉コロ文字です。
名鉄の書体に近いようで全く異なります。
そろそろ真剣に文字収集を始めようと思っております。


年代によって若干異なるんですけれどもね。
昔の方が綺麗な文字です。


切り抜き文字の塗りこめなんですけれどもね。


各種文字が必要ですね。


小港鉄道。
キハ201
ほぼ規則正しく国鉄ルール適用ですね。


全く国鉄といってよいです。






これって


地味に京成が鉄製車両まで国鉄遵守(数字書体は異なってきている)だった影響でしょうか?


流山電鉄も西武が長らく国鉄遵守だったせいか、国鉄遵守です。
しっかし国鉄書体と言うのは温かみがあり、識読性が良いですなぁ。
これって凄いことですよ。


これは完全に復元文字ですが、JR東海も何故か書体だけは国鉄書体をずっと踏襲しております。
保存車両も踏襲してくださいよ・・・・。


ああ、完全な写真撮影しとけばよかったぁぁ・・・。


律儀に新幹線もいまだ切り抜き国鉄書体。


編成文字も国鉄準拠。


おまけ。
保存車両 サハネ581-18
考えて見れば、サハネ581ってもうほぼ見られないんでしたっけ。


JR北海道は何故か国鉄書体と独自書体が混ざりまくっており、統一がありませんが「通勤電車は国鉄書体」と、今回の735系登場で思い知らされたのでした。


さて、次はデイ-プ過ぎた?いやカオス気味の客車と電車です。


   ↑インレタ作るのも一苦労するってことですわね