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鉄道模型工作記録帳

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札幌市営地下鉄2000系データファイル3

2010-10-30 14:43:00 | 模型工作雑ネタ日誌

★注釈
札幌市営地下鉄2000系データファイル1
札幌市営地下鉄2000系データファイル2
札幌市営地下鉄2000系データファイル3
札幌市営地下鉄2000系データファイル4

■電気機器メーカー一覧
★解説
車両としては川崎重工一括独占であるが、電気機器に至っては5社共存となっている。これは現在の形式に至るまで共存は続いており、役所らしいところが見え隠れする。
ユニットごとでは組成が自由なものの、ユニットの異メーカー組み換えだけは不可能。ユニットごとで編成内に異メーカー電気機器が混在する。
一部では編成組み替え次第での統一が図れそうな部分で不可解な差入れをしているが、詳細は不明。
参加メーカー:富士電機日立製作所三菱電機東芝東洋電機

2001F 2201F 2301F 2401F 2501F 2601F 2701F 2801F>
2102F 2202F 2302F 2402F 2502F 2602F 2702F 2802F>
2103H 2203H 2303H 2403H 2503H 2603H 2703H 2803H>
2104H 2204H 2304H 2404H 2504H 2604H 2704H 2804H>
2105F 2205F 2305H 2405H 2505F 2605F 2705F 2805F>
2106F 2206F 2306H 2406H 2506F 2606F 2706F 2806F>
2107H 2207H 2307H 2407H 2507H 2607H 2707H 2807H>
2108H 2208H 2308H 2408H 2508H 2608H 2708H 2808H>
2109F 2209F 2309H 2409H 2509H 2609H 2709F 2809F>
2110F 2210F 2310H 2410H 2510H 2610H 2710F 2810F>
2111F 2211F 2311H 2411H 2511H 2611H 2711F 2811F>
2112F 2212F 2312H 2412H 2512H 2612H 2712F 2812F>
2113H 2213H 2313M 2413M 2513M 2613M 2713H 2813H>
2114F 2214F 2314F 2414F 2514F 2614F 2714F 2814F>
2115F 2215F 2315F 2415F 2515F 2615F 2715F 2815F>
2116H 2216H 2316H 2416H>2516M 2616M 2716M 2816M>
2117Ts 2217Ts 2317Ts 2417Ts>2517Ty 2617Ty 2717Ty 2817Ty>
2118F 2218F 2318F 2418F>2518F 2618F 2718F 2818F>
2119F 2219F 2319M 2419M 2519F 2619F>2719F 2819F>
2120F 2220F>2320F 2420F>2520F 2620F>2720M 2820M>

組成変更については機器メーカーの組合せが複雑であり、三菱電機の統一編成は組める様で組んでいないなど興味深い点が見られる。

■試作車の特記
試作車は1000系の 1001Fと 1003Fの2本。よって、運転台の狭い車は 1001・1002・1003・1004・2001・2004 の6両(旧番)
試作車は昭和45年製造(1003F,2001Fについては未確認。昭和46年プレートであったという説もある)で、特徴として乗務員室が狭いこと(量産車が先頭から1600mmに対して、試作車は1500mm)。
図面を見るとこれらの車両のサイドビューは量産車と同じ。しかし実際に仕切り自体は約100mm狭く仕切ってある。
特にシートサイズ等が影響を受け、座布団と背刷りで量産改造が興味深い異部分がある。
背刷りは丁度良く誂えられたが、座布団は量産車に合わせてシート骨組みより短いものが設置されたため、座面だけに100mmの隙間が運転台側にあった。
外観上の大きな違いは側窓がすべて固定1枚窓でなおかつ駆動輪のタイヤハウスがない。市営地下鉄20周年絵葉書によると、この部分は量産化改造されている。
(廃車時番号2520,2420,2320,2220,2719,2219,2519,2619)


■大改番前夜
*********************
南北線の8連化は、1978年3月の麻生開業に伴うもので,3000系試作車の営業は1978年の10月か11月だったと記憶しています。

この時期、地下鉄駅構内や車内は、ANAのスーパージャンボ就航と札幌市交の3000系登場のポスター・広告が競い合うような状況でした。

私は当時澄川に住んでいまして、私の部屋からは南北線のシェルターが500m程離れて少し見えていました。

1978年の7月頃、夜中2時くらいなるとどういうわけか地下鉄の音が響いてくるようになりまして目が覚めたものです。

そのうちに、一体何をやっているのだろうと気になり窓越しに観察すると、やがて通常の営業車が走行してくるように見えました。

こんな時間に毎日のようにしかも何往復も走らす必要がどこにあるのかと訝しく思っていると、

近づいてくる電車の前照燈が何とおでこではなく、下のほうにあるではありませんか。

音も2000系とは心持ち違うように聞こえます。
まぁ、500mも離れていますから、細部までは判りませんでしたが、

とにかく新しい車両が来たのだとこの時初めて知ったわけです。
その日駅員に、「ここのところ新車の試運転かなんかやってるでしょう?」
と尋ねると、
「新車? 何だい、そりゃ?」
なんてすっとぼけていましたが・・・
2000系の8連20本化は麻生開業時迄に完遂していました。

改番の経緯については全く記憶にありません。

但し、少なくとも、3000系と「10**」や「20**」という車両番号の編成の混在はありました。

1979年の春になっても、南北線の形式は、1000系、2000系、3000系の3つだというような会話をしていました。

10**」や「20**」という車両番号が全く見られなくなっているのに気づき、少し寂しい思いをしたのは1979年7月、夏休みで帰札した折りだったような・・・・

可能性としては、1978年増備を待たずに1977年末時点で8両化した編成の車両番号は、麻生開業後も1年にわたってそのままだった、ということが考えられます。

ちなみに、1977年12月時点では、「1009」と「1010」の2両が運用から外れていました。

1978年増備の2000系中間車22両は3月までに全て納入されています。
3000系試作車の札幌到着は6月だったとその後何かで読みました。

なお、1975年2月初頭の時点では、4両編成と6両編成が混在していました。1975年4月には全て6両編成となっていました。
*********************
以上、過去に寄稿いただいたMH氏からの文章。

上記により、昭和53年の編成変更と大改番は同時ではないことが解る。


■2000系緒元
試作車Mc1 1001.1003.2001
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重17.4t定員90名
試作車Mc2 1002.1004,2004
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重17.8t定員90名
量産車Mc1
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重17.83t定員90名
量産車Mc2
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重18.03t定員90名
量産車M1
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重16.84t定員96名
量産車M2
全長13,800mm全幅3,470mm全高3,705mm自重17.14t定員96名

主電動機1時間定格90kw×2

■昭和46年製造車両の動向
初期生産編成は改番と組成変更を繰り返したことから、編成生産時点での視点で流れを見る。

1001F(1001-1002) 富士電機
試作車・昭和45年新製・昭和46年量産化改造・昭和53年改番(1001=2320.1002=2420)、中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、2120F8連に組成変更
・昭和59年廃車 旧1006、旧2020の運転台機器を流用し復元保存 

1003F(1003-1004) 富士電機
昭和46年新製・昭和53年改番(1003=2520.1004=2220)、中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、ユニット相手を変更(旧1003は旧1006と、旧1004は旧1005)の上2120F8連に組成変更・昭和59年廃車解体

1005F(1005-1006) 富士電機
昭和46年新製・昭和53年改番(1005=2120.1006=2620)、1006のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、ユニット相手を変更(旧1006は旧1003と旧1005は旧1004)の上2120F8連に組成変更・昭和59年廃車解体

1007F(1007-1008) 富士電機
昭和46年新製・昭和53年改番(1007=2119.1008=2819)、ユニット相手を変更(旧1007は旧2002と、旧1008は旧2001)の上2119F8連に組成変更・昭和59年廃車解体

1009F(1009-1010) 富士電機
昭和46年新製・昭和53年改番(1009=2112.1010=2812)、ユニット相手を変更(旧1009は昭和53年製2212と、旧1010は昭和53年製2712)の上2112F8連に組成変更

1011F(1011-1012) 富士電機
昭和46年新製・昭和52年改番(1011=2109.1012=2809)、ユニット相手を変更(旧1011は昭和52年製2209と、旧1012は昭和52年製2709)の上2109F8連に組成変更

1013F(1013-1014) 富士電機
昭和46年新製・昭和52年改番(1013=2111.1014=2811)、ユニット相手を変更(旧1013は昭和52年製2211と、旧1014は昭和52年製2711)の上2111F8連に組成変更

1015F(1015-1016) 富士電機
昭和46年新製・昭和52年改番(1015=2110.1016=2810)、ユニット相手を変更(旧1015は昭和52年製2210と、旧1016は昭和52年製2710)の上2110F8連に組成変更

1017F(1017-1018) 富士電機
昭和46年新製・昭和52年改番(1017=2105.1017=2805)、ユニット相手を変更(旧1017は昭和51年製2205と、旧1018は昭和51年製2705)の上2105F6連に組成変更

1019F(1019-1020) 富士電機
昭和46年新製・昭和52年改番(1019=2106.1020=2806)、ユニット相手を変更(旧1019は昭和51年製2206と、旧1020は昭和51年製2706)の上2106F6連に組成変更・在籍中

1021F(1021-1022) 富士電機
昭和46年新製・昭和47年改番(1019=2037.1020=2040)、ユニット相手を変更(旧1019は昭和47年製2038と、旧1020は昭和47年製2039)の上2037F4連に組成変更・昭和49年6連化・昭和53年他編成から昭和47年製2両迎え8連化、改番(2037=2114.2040=2814)の上2114Fに組成変更

1023F(1023-1024) 富士電機
昭和46年新製・昭和47年改番(1023=2041.1024=2044)、ユニット相手を変更(旧1023は昭和47年製2042と、旧1024は昭和47年製2043)の上2041F4連に組成変更・昭和53年8連化、2044(旧1024)のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2037=2118.2040=2418)の上2118Fに組成変更・平成2年廃車解体

1025F(1025-1026) 富士電機
昭和46年新製・昭和47年改番(1025=2045.1026=2048)、ユニット相手を変更(旧1025は昭和47年製2046と、旧1026は昭和47年製2047)の上2045F4連に組成変更・昭和53年8連化、2045(旧1025)のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2045=2518.2048=2818)の上2118Fに組成変更・平成2年廃車解体

1027F(1027-1027) 富士電機
昭和46年新製・昭和47年改番(1027=2049.1028=2052)、ユニット相手を変更(旧1027は昭和47年製2050と、旧1028は昭和47年製2051)の上2049F4連に組成変更・昭和49年6連化・昭和53年他編成から昭和47年製2両迎え8連化、改番(2049=2115.2052=2815)の上2115Fに組成変更

2001F(2001-2002-2003-2004) 富士電機
試作車・昭和45年新製・昭和53年2001と2004は中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、ユニット相手を変更(2001は1008と、2002は1007)、改番(2001=2719.2002=2219.2003=2519.2004=2619)の上2119Fに組成変更・昭和59年廃車解体

2005F(2005-2006-2007-2008) 日立製作所
昭和46年新製・昭和53年2008のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2005=2116.2006=2216.2007=2316.2008=2416)の上2116Fに組成変更・平成7年廃車解体

2009F(2009-2010-2011-2012) 日立製作所
昭和46年新製・昭和47年6連化、昭和53年他編成から2連を迎え8連化、改番(2009=2113.2010=2213.2011=2713.2012=2813)の上2113Fに組織変更

2013F(2013-2014-2015-2016) 三菱電機
昭和46年新製・昭和53年2013のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2013=2516.2014=2616.2015=2716.2016=2816)の上2116Fに組成変更・平成7年廃車解体

2017F(2017-2018-2019-2020) 三菱電機
昭和46年新製・昭和53年ユニット相手変更(2017は2020と、2018は2019)、編成分割、改番(2017=2720.2018=2419.2019=2319.2020=2820)ののち、2120Fと2119Fに組織変更。共に昭和59年廃車解体

2021F(2021-2022-2023-2024) 東芝
昭和46年新製・昭和53年2024のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2021=2117.2022=2217.2023=2317.2024=2417)の上2117Fに組成変更・平成7年廃車

2025F(2025-2026-2027-2028) 東洋電機
昭和46年新製・昭和53年2025のみ中間車化改造(運転台締切・引通線固定化・運転台機器一部撤去)、改番(2025=2517.2026=2617.2027=2717.2028=2817)の上2117Fに組成変更・平成7年廃車




  ↑テキストだとものすごく解りづらいなぁ


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1 コメント

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Unknown (栗山)
2013-02-07 05:11:35
始めまして,札幌市営地下鉄の1000形,2000形懐かしいですね。

> 試作車は昭和45年製造(1003F,2001Fについては未確認。昭和46年プレートであったという説もある)

昭和45年は1001+1002のみ,1003以降は昭和46年の表記でした。
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