食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『山小屋の地下水復活』

2014年05月24日 12時04分16秒 | 日記

近所の人が山小屋に井戸を掘ってくれたのは2004年のこと、深さは23m掘りそこの岩盤の隙間から染み出る地下

水を14mの所から深層ポンプで汲み上げる。水量は豊富でとても冷たく、夏場でもバケツに汲んで足湯をすると、

1分もつけておられない。水質検査でも飲料に利用可能とお墨付きだから重宝する。

孫たちがまだ小さい時、200㍑のタンクに汲み家のベランダに用意したプールに入れ遊ばした。冷たいからプール

に入って遊ぶには時間がかかり、暫くは足をつけては出たり入ったりしていた。勿体ないが水は豊富だからハウス

用のバスタブに溜めて使用する。

地下水ポンプは10㍑くらいの貯水タンクがあり、それが一杯になると汲上を止めタンクの水を使い、減って来る

とまた組み上げる。ところがいつの頃かこの制御が出来なくなりポンプは常時、汲み上げるようになってしまった。

また最近は水量がめっきり減ってきた。それでも未だ何とか使えていたから我慢しながらも用を為していた。

今年の初めから部屋に設置してある水道から出なくなり、ポンプの元栓近くの水栓からチョロチョロと出るだけに

なった。私の調査では限界、近所の人に頼んで調べて貰った。

一番心配していたのはポンプから23m下まで水を送り込み逆流させて水を汲み上げるジェットと呼ばれるところ

に空気が入ったり、砂が噛んでいたりのトラブルの場合、ジェットを取り外して調べるのにヤグラを組んでユニッ

クで吊り上げるという大仕事になること。餅は餅屋、調べていく内これらには異常はないことが確認された。

水の吸い上げは問題なく勢いよくポンプから出てくるが貯水タンクに出て行かないことが分かったが、分解できる

範囲でポンプの異常を調べるも足踏みとなりメーカーに聞いてみる事にして午前の調査は終了した。

午後一番、止水栓を止めてポンプを回すと貯水タンクに溜まることが分かった。こうなるとポンプ側は異常なしで

止水栓から台所の蛇口の間に異常があると専門家の結論が出された。ここからは素人の私でも、自分でやった工事

だから調べれば分かること。

止水栓から幾つか分岐している管を調べてみたら、とんでもないことが分かった。以前、20mくらい離れた小屋の

裏で栽培していた山葵畑用にパイプを敷いていた。山葵畑はイノシシに荒らされ中止、それ以降は草刈りするのに

邪魔になり山際に撤収していた。この後、別のところで蛇口を使う為に外したが、その後このルートの配管は元栓

を外しているとばかり思っていたし、この事をすっかり失念していた。蛇口を外されたパイプからはポンプを回す

たびに垂れ流しになっていたと思う。草に覆われたり土に覆われたりしていたこと、ポンプを回す時はいつも小屋

の中にいたから、ここで水が垂れ流しになっているのかを見る機会はなかった。

この部分を切り離してみると、工事した最初の頃と同じように凄い勢いで、冷たい水の復活になった。

ポンプを分解したこと、私のチョンボを解消で地下水の完全復活と相成った。大山鳴動、小ネズミ一匹。


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