食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『漏水を止める』

2014年05月08日 17時00分52秒 | 日記

4月19日に『漏水騒ぎ』で掲載した上水道の漏水に決着をつけるべく調査を開始した。検水メーターから7~8m

くらいの間に原因があるのは、以前の切り分けで分かっているから、その間を掘り返していけばいい。理屈ではス

イスイと行くはずだが水道管が床下に潜っていたりすると厄介なことになる。

特にトイレへのルートに問題があるとコンクリートで固められていると思われる構造不明の場所の調査になるから、

この場合だとギブアップになる可能性が高い。

以前、頼んだ業者は根性なしで『精密な機械で調査すれば分かる。自分の会社にはないが費用は6万円くらいかか

る』と妻に言い帰ってしまっている。こちらは調査を依頼しているから普通ならその業者が掘って調べると思って

いたが、その気はまるでなかった。

水道を使用すると小さな針はクルクルと速いスピードで回り、使用を止めると針は動かなくはずだが、漏水がある

とゆっくりと動く。検針結果では夏頃と同量の使用量となっているから漏水の量は少ないとは言えない。

メーターから50cm位のところに水道栓があるので、そこに向けて掘り始めた。30cmくらい掘り進めて行った所

で水道栓への分岐コネクターがあり何となく湿っているような感じがしていた。少しずつ土を取り除くと湿りが強

くなりいきなり怪しい場所に期待が高まる。ところがその先はコンクリートの流し台の下になるため掘るのが難し

い。流し台を動かすためバールを持ち出しテコの原理でやっとこさ。

流し台を動かし掘り易くし泥を除いていくと土圧で塞がれていた穴から水が出始めた。見る々間に泥水になるほど

の量が出てくる。非常にラッキーなことに50cmも掘らない内に不良個所を発見できた。

水道管の方向を90度曲げるために使うエルボーという接続部品に目視では確認できない小さな穴が開いているよ

うだ。私の塩化ビニール補修技術は怪しいから近所のプロにお願いしに行った。心やすい人だからツーカーで簡単

に修理してくれる。エルボーという部品は100円もしないものだが今回のようなことになると騒ぎになる。

不良の部品を拡大鏡で見てみるが穴が開いているようには見えない。修理してくれたプロの経験でも接属部分での

漏水はあるが部品の途中に穴があるなどなかったそうだ。実にけったいな結末だったが短時間の対策で済んだ。

片付いたから『もし』はないが、もしドンドン掘り進んでも原因が見つからないと近所の友人のように1日中、床

下で格闘しなければならなかったかもしれない。業者に頼めば6万円・・・・自分で見つけたから100円ほど。

漏水は過去にもあり、その時も見事な当てずっぽうで不良個所を掘り当てた。今回と同様に検針の人が漏水を教え

てくれた。水道を使用していないのに針がゆっくりと回るから直ぐ確認できる。

車庫内にある水道栓へのルートが怪しいのではと、車庫入口のコンクリートを剥してみたら一発で漏水場所に出く

わし、余りの偶然にビックリした覚えがある。

2度ともラッキーな結果で終わっているが、本来は雲を掴むような作業になるから今後は願い下げにしたい。


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