新聞はほぼ毎日、ニュースや社会の動向を伝えてくれる。事象によっては連続もののよ
うに連続して報道されるもの、一面に単発で終え関心の薄れてしまうもの、言ってみれば
日替わりメニューのようなものだから受け手が、関心を持たないでいると素通りしてしまい
何も残らない。関心の外、これが一番怖い。
東日本大震災の被害、復興、原発被害、今だに10数万人が避難して自宅に帰れない。
たった一つの出来事の中にすらこんなに沢山の課題があり、未解決だから社会は関心を
持ち続けなければならないのに、直後に『皆で助け合おう』と誓った心は時が過ぎた今で
もあの時のままだろうか。溢れるニュースに接して、また評論家やコメンテーターなどの意
見と照らし合わせ、ある視点から出来事を並べてみたら、日本国が右傾化してナショナリ
ズムに走り、何処かの国のように国威を旗印に動き始めるのか。オーバーに表現すれば
こんな風にも思えなくもない。
- 特定秘密保護法
- 集団的自衛権の解釈変更
- 武器輸出3原則の改正
- トルコと戦車エンジン開発
- 離島防衛輸送へ民間協力
- 根底にある憲法改正
- 外国との軋轢を無視し、やたら靖国に参りたがる
以上の項目は現内閣の最近の動きだ。
第二次世界大戦を経験した識者の多くはこうした項目の羅列だけでも『戦争の臭い』を嗅
ぎ分ける。その時代のことを知らない私でも何か怪しいように感じる。国民がこうした動きや
近隣諸国との軋轢に無関心で、平成元禄とばかり踊ったり歌ったりしている間に、自分た
ちの望まない日本に向かってしまいつつあるのかもしれない。
忘れやすい日本人。戦争を起こしたことを忘れてしまった人、教えようとしない人、誰にも責
任はある。戦争を知らなかった人、日本の歴史を知らない人は外国では通用しないことでも
ある。それほど戦争責任は大きい。きちんと後始末が成されないと末代まで関係修復は不
可能になる。今の内閣が罪深い戦争を望んでいるとは思わないが、危なかしい臭いのする
内閣に無関心になればなるほど、やばくなる。
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