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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

回想旅行記、雲仙普賢岳の火砕流

2013年10月29日 17時09分14秒 | 旅行

SFに着いてホテルでTVをつけたら丁度ニュースを放送中、日本時間では6/3のこと

だがここでの放送日時は記憶していない。画面に映し出されたものは火砕流が山肌、

谷底を駆け巡り、それを遠くから撮影したものだ。その災害に対応していた地元の消

防団の法被姿。災害の内容を早口で捲し立てているが、『火砕流』『火山噴火』などの

英単語すら知らないから断片的な解釈も出来なかった。映像から火山が噴火してそれ

に伴う災害があったことだけだった。帰国後に災害の状況を知り大災害だったことを知

る。この事故から10年後、私たちはその火砕流で埋まってしまった家屋が保存されて

る島原の災害現場を訪れた。この状況を見ると、よくぞ今のような姿に復興できたもの

だと感心せざるを得ないほどの惨状だ。 

規模の大きな自然災害であっても人々は再び立ち上がることはできる。しかし福島原発

のような人災は再興の道さえ閉ざしてしまう性質の悪いものである。松江から下関、雲仙、

阿蘇、別府と車で北九州を回る旅のコースに普賢岳の現場を組み入れた。

島原出身の後輩が帰省した際、水無川の石を拾って来てくれた。大きさの割には重量が

あるから火山性のもので、ただの石ではなく何か金属のような成分を含んでいるから重い

のだと思う。後輩曰く『車を止めて、河原に小走りで行き、怖いから石を拾い直ぐに引き返

した』以後、何度も海外旅行に出かけているが外国に滞在中、日本で大きな事故や災害

のニュースに出会ったことなく、普賢岳の災害ニュースは今でも忘れられない。


『干し柿つくり』

2013年10月29日 17時07分55秒 | 日記

私の秋の風物詩は干し柿作り、最近は材料の渋柿の値段が高くなり、手に入り難くなっ

てきた。一昔前までは知り合いの人から大量の柿を只で分けて貰っていたが、そうした

こともなくなり店に出ているものを探してみても手頃なものは少ない。巷で豊年、裏年で

採れる量は倍半分になっても店で売る値段は年々高くなり近年では最高、10Kgで4,000

円と庶民にお手頃にとはいかなくなった。

10 Kgだと大体100個ほどになるから1個当たり40円にもなる。私が1個当たり10円で買っ

ていた時、この辺の人に言うと『馬鹿みたいな値段』と言われるほど高いと思われていた

のに、その4倍だとクレージーか。そして、干し柿にして100%食べられる保証はない。温

度が下がらないと直ぐにカビがきて全滅になり捨てることなる。何年も作り続けてきたが

近年でも確率は50%しかないから博打だ。

皮をはいで紐に吊るし昼間は風に当て、夜は夜露がかからないよう家の中に入れ、湿

度が高いようだと除湿器と扇風機をかける。こんなに丁寧に扱ってもらっていても、いう

事を聞かないのが干し柿つくり。最高級品なのだろうか昨年、箱に入れられ20個で500

0円、米子の高島屋にて。

軒下に吊るされた干し柿を見るたびに、他人様のものなれど『いい具合に乾燥しますよ

う』と祈ってあげている。


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