食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、LA麻薬犬の恐怖』

2013年10月15日 16時39分07秒 | 旅行

日本を出て12時間以上、時間は午前5時過ぎ遂にアメリカに到着したのだ。ロス空港

に着陸して所定の場所に移動するのに、地上を走ること、走ること、15分以上も。日本

では経験できない広大な空港、アメリカは大きいことを到着直後に見せつけた。

到着ゲートから先の様子は分からないので、日本人らしい人の後について行くと、ここ

でも長らく歩いてやっと入国審査の所に到着。アメリカ人と外国人で並ぶゲートが違う。

アメリカ人ゲートは沢山あるのに客は疎ら、逆に外国人は長蛇の列になり、それも何列

にもなってのことだ。この調子だとどれくらいの時間がかかるのか予想もつかないし、現

地ガイドがこんな様子を察してくれているのか、それすら分からない。

立ったり座ったりしながら順番を待っている内、恐ろしい光景が訪れる。警官か空港職

か分からないがそれらしき人が大きな犬を連れて、列に並ぶ人の間を歩いている。

麻薬犬による検査だ。

私と妻は天に誓って麻薬など持っていないし、過去にも触ったこともないから臭いは絶

にないので心配するなと落ち着こうとする。しかし相手は犬だ。気紛れで私たちの所で

ワンと鳴かないとも限らない、お願いするしかない

『アメリカのお犬様、どうかお静かに・・』

犬が通り過ぎるのをハラハラしながら眺めた。余り心配して顔が膠着し逆に挙動不審と

チェックされてもいけないから、努めて平常心を装う微妙な顔をしていたに違いない。

有に1時間以上かかり私の番が来た。『Sightseeing ?』と聞かれると構えていたら『観光?』と

やられズッコケ。

ここを通り過ぎ荷物を受け取れば一段落となり、やっと歯磨きや洗顔をすることができ、取

り敢えず朝の行事を済ませることができる。荷物を持ち出口に行くと現地の米人ガイドさん

が、名前を書いた小さい紙切れをかざして待っていてくれた。無事に合流。

空港を外に出て市内に向かうと、空港の大きさを改めて知ることになる。また高速道路を走

ると片側6レーンとか8レーンの広い道路に驚かされ、流石に自動車大国のことだけはあり、

ただそれだけでも絵になる。当時、日本車の攻勢は凄い時期だったから高速を走る車も、

くの日本車で占められていた。ガイド曰く『今日の車はアメ車、君たちはラッキーだよ』


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