最近、テレビレポーターの仕事ぶりは目を覆いたくなるものばかりだ。特に、馬鹿では
ないかと思うのは、亡くなった人の家に出かけ家人または親戚の方を捕まえて『今のお
気持ちは?』の間抜けな質問。
人に感想を聞く場面ではないだろう。ここで家人なりが『清々しい気持ちです』と答えた
ならば報道の価値はあるかもしれない。何故なら次に『その訳は?』と質問することが出
来、やり取りが成立するからだ。
だからレポーターに問うてみたい。レポーターの家人が亡くなった時の気持ちを考えて
みれば聞くべきことではないし、聞いたとしても答えは分かり切ったことではないか。答え
の分かっている質問ほど愚なる質問はなかろう。だから私はレポーターがこうした行為を
放送しているのを観て『ゴキブリども』と罵っている。プロならばプロの仕事をきちんとしろ。
また、これと似通ったものに、台風が来ればどこの放送局も、危ないから海岸などに近寄
らないでと放送しながら、レポーターが風雨に飛ばされそうな所から中継している。
こいつらは報道の在り方を間違えているのではないかと思う。視聴者は台風の時、レポー
ターが必死で放送している姿を観たいのではないのに、馬鹿みたいに張り切ってやって
いる。事件があれば『・・警察署前からでした』なんて、私は警察署を観るのが趣味ではな
いと言いくなるほど、このシチュエーションを観せられる。
更に、追い打ちをかけると『テロップの誤字』、1番組で必ず1回は訂正のお断りがあるので
はないかと思うほど多い。パソコン任せの仕事で確認が不十分だから生じる典型的な素
人仕事だ。電波を使って公に流れる文言なのに、誤字を生じることが恥かしくはなくなっ
ているからだ。昔は分からない文字は辞書を引いて調べ手書きをしたものだ。間違えたら
書き直しで時間のロス、資材のロスを生じるから慎重にした。
パソコン任せは自分で書いたという認識は薄いから恥も薄くなっていると思う。
辛辣な物言いをしたが、悔しかったら誤字のないテロップを作り、視聴者からこんなくだら
ないことで噛みつかれない放送を流して頂きたい。