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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『雑想考、・・・して、御座います』

2013年10月10日 18時28分02秒 | その他

人を小馬鹿にしたような物言いが好きな東京電力。記者会見の度に繰り返される説

明の語尾が妙に気にかかって仕方がない。官僚が好む丁寧語と解釈されている。東

電は世間とは違う立場にあるから、下々の使う言葉は使わないとでも言いたげに多用

している。謝罪しているはずで、丁寧な言い回しをしている心算だろうが、世間ずれし

ていることに気づかない東電だから、不快な思いで聞いている人のことなどに思いが

届くはずはない。

また、チョンボばかりして改善もされない会社が馬鹿丁寧に『・・して御座います』と何度

謝っても、丁寧に謝罪している姿には見えない。あんな大きな事故になった原発処理

に誠意が見られない、責任を感じていないなど悪いイメージが取りついてしまっている。

こうした後始末の姿勢をみても常に上から目線的で、言葉にしても官僚と立場を重ねて

官僚の好きな言葉を使っているのではないかと穿(うが)った見方をしてしまう。

私の東電を見る目が濁っているから、こんな見方になっているのか、本当にそうなのか

は知らないが、信頼の失墜は『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』式で何から何まで欠点に見

えてしまうから恐ろしい。


『耐えることを学ぶ』

2013年10月10日 17時16分32秒 | 日記

物質が豊富になり欲しくても手に入らない時代から、何でもあるから選ぶ時代に、い

つも腹を減らしていた時代から体にいいから食べなさいと強制される時代に、私たち

の子供の頃とまるで逆のことが当たり前の今。

腹が減っては戦にならない、ガキ大将に連れられて山に行き椎の実やモクの実など

の在りかや食べ方を教えてくれた。また、他所の家の塀越しに熟れているビワや柿な

どを取りにいったりし、家人に見つかり飛んで逃げたものだ。子供は子供なりの工夫

をしていたし、難局を切り抜けようと努力していた。小さい時から、自分で努力してい

けば何かが実りそれが実感できた。勿論、良い事ばかりではない、それは今の子供た

ちでも同じだと思う。

子供から青春時代に移り恋をした、失恋した友達同士で慰め合ったり、一人で悶々と

耐え新しい道を切り開く。こうしたことは当たり前のことである。なのに、今の時代は男

が女々しくなり、たかが女の子に振られたからと言って、立ち直れず仕返しを企てたり、

付きまとい、可愛さ余って憎さから殺意まで募らせる。自分の感情を制御する能力が

著しく劣ってきたのではないかと疑いたくなる。昔にも痴情事件はあった。だが、今の

ように女々しい男が、こんなにゾロゾロといなかった。

仕事にしても『やりたくない仕事はしたくない』との風潮を親も推奨するくらいだ。

『石の上にも3年』『嫌いな仕事でもやり通し好きになる』などと苦労を耐え忍び、自分

の道を確立していくような教えは、既に戯言扱いに等しい。

色々な面で苦や難を避けながら育てられてきたから、苦難に立ち向かう力量が身に

ついていないと思う。誰でも苦労はしたくないが悪い事ばかりではない。

自分を強くしてくれることもある。苦労から逃げるような生き方をしていると勝組と負け

組に分けられ、格差は益々大きくなっていくことだけは確実だ。恋に破れても、仕事

につまづいて再び自力で立ち上がる努力を続ければ、必ず道は開けると、まず自

分に言い聞かせて欲しい。と、現代の若者にみられる感想を述べてみたが、それで

は年寄りが若者の手本と言えるような行状ばかりかと言えば、ここにも大きな疑問符

が付く。日本流にいうと、いい歳をした者が・・・・こんな風だ。

分別はあろうと思われる年配でも、簡単に切れ常識論では割り切れない行動も、新

聞やテレビを賑わしているから結局、日本全体の常識度に変化が起きているのだと

思う。この年代の分野でも常識度合いの世界で2極分化が進むのではなかろうか。

私は端の方でもいいから常識派の方に入れて欲しい。


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