カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

仲村清司 『住まなきゃわからない沖縄』 新潮文庫

2015-04-17 19:52:37 | 本日のしりきれとんぼ
徳さん、今、楽しみにしている本がある。
『これが沖縄の生きる道』という本だ。
徳さん、タイトルにやられちゃってる訳だが、皆んなの気持ちもそうでしょ?
あっちゃいけない沖縄の事態を放置して70年。
ヤマトンチューの懺悔として、このタイトルに飛び付かぬわけには行かない。

でも、昨年の9月に発売されたというこの本が国分寺の図書館には置いてない。
ゲーッ!とも思ったが、現在冷静にリクエスト中、、、。

何でこうも期待しているかというと、この本の対談者の片方が宮台真司であるからだ。
宮台さんの本は何冊か読んだが、言いたいことの雰囲気の良さは伝わって来るが、使用している言葉が難解過ぎて、心底の所で理解しがたい。
宮台さんは一冊の本をものにする時、社会学の専門用語を駆使する学術版と、徳さんなどを対象とした庶民言語で同じ内容の本を発行しなければならない、と思う。
人はどんなに難解な言葉でものを語っても良いが、それを難解で判らぬという人がいたなら、即座に相手の地平で展開出来なければ、その人の物事の理解は嘘っぱち!と思っている。
学問の道には反するかもしれないが、一方では社会運動を実践しているのだから、そんな所にも労の目を向けて欲しい。

まあ、対談なら読みやすかろう、と期待しているのだが、徳さん、仲村清司さんなる人を知らない。
これは失礼だ。

という事で事前学習、、、仲村さんの本を一冊読んでみた。

沖縄関連の本を多く出しているのだが、この本は、沖縄移住者に向けての本。
(帯がいい。ウチナワンチュは読まないで下さいとある)
幻想で沖縄に移住するな!
でも沖縄はこんなにも凄い!ぞ!という本だ。

柔らかい中村さんとお堅い宮台さんとのやり取りが楽しみでゲス。

  *****
(沖縄の失業率の高さ、取り分け若年層のそれに向けて)
 知り合いなどは「ただでさえこういう状況なのに、移住者が増えるともっと仕事がなくなってしまう」と苦笑していたが、実際、笑ってすませる事態ではないことは確か。こうなってしまった原因の最も大きな理由は、いうまでもなく米軍基地の存在。沖縄には日本にある米軍施設の70%が集中し、これがために本来生産の場となるべき土地が利用できず、地場産業が育ちにくい状況になっているのである。つまり、米軍基地はもはや今日では経済成長の阻害物以外のなにものでもないというわけだ。」
  *****

政治色のほとんどない仲村さんが、唯一硬い言葉で述べている一節だ。

安倍坊と菅クソじー、その黒幕と、その腰巾着の面々に投げつけてやりたい御言葉であらせまする、、、。



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