カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

素数ゼミ

2010-11-16 13:55:42 | 本日のしりきれとんぼ

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静岡大学の吉村仁教授の学説では、かつて12年周期や15年周期のように素数以外の周期をもったセミがいたものの、成虫になる年が一緒になった時に交雑が起こり、徐々に数を減らしていったとのことです。下図を見てください。(ゴメン、省きます。カイロじじい)周期ゼミの発生周期を比較すると、12年、15年周期のセミは300年間に7回他の周期のセミと発生が一緒になります。しかし、13年、17年周期のセミは3回です。つまり13年、17年周期のセミの方が、交雑が起こりにくく、結果的に素数ゼミだけが残ったのです。

千石正一監修 斉藤勝司著 『群れるいきもの』より 宝島社

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聞いたことはあった。
アメリカのある州で規則的に10何年かごとにセミの大発生があって、その度にテレビなどで報道されている。

それが素数年であることの理由が上の記述だ。
いきものの世界に素数という数学が組み込まれているのが面白い。

少数の生き物というのは、どんなに奇怪な形状をしたものであっても、よくよく観察すれば、どこかに愛嬌があるものである。
まあ、たまにはかなりの慣れを必要とする者もいるが。

それが大量に群れだすと、ある集団は不気味なものとなり、ある集団は脅威あるものとなる。その集団形成にしかるべき理由があったとしてもだ。

この『群れるいきもの』最終章は人間。

60億を超える人間の群がこの地球上を闊歩している。
他のいきものにとって、こんなに不気味で、恐ろしく、理不尽な生き物はないということだ。




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