毎朝でないのが気を持たせるところだが、セロは二-ニャと違って、かなりな頻度で朝方挨拶にやってくる。
しばらく枕周りの物に頬を擦り付け、やがて徳さんの手足に匂い付けをし始める。
頃合を見計らって掛け布団に空間を作ってやると潜り込んで来てしばらくの間の添い寝となる。
徳さんの至福の時。
起きなきゃいかん時間がやってくる。
セロは徳さんの着替えが好きなようだ。
衣類の末端を甘噛みしたり、徳さんの足に絡み付いてくる。
着替え終わって、最後の締めで胡坐をかく。
この胡坐がセロに妙に愛されている。
胡坐で出来る空間に絶妙の身の寄せ方をして、喉をゴロゴロさせている。
足首の関節が内側にまげられている。
セロの至福の時の一つだ。
ところがだよ、セロ。
徳さんは、いい加減、左足を伸ばしたくなってきた。
胡坐をかいていると、左の股関節が痛むのだよ。
ハイ、今日の二人の蜜月はこれまで。
何故に徳さんの股関節は痛むのか?
商売柄あれこれ考える。
これに答えを出せなければ患者さんに面通し出来ない。
答えは、徳さんの我流カイロ施術法にあった。
患者さんに横寝してもらい、患者さんがえび反りになるように膝頭を当てて、それを順次ずらしていく。
この時、股関節にとってみれば、あってはいけない角度をされた事になるのが大部分だ。
股関節の設計図では想定してない事をしてることになる。
想定外の方向から股関節のある部分に力が加わり、これが30年近く繰り返されたのだ。
まあ、今までよく耐えたくれたものと感謝するしかない。
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