カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

選挙の前に、、、④ 内田樹 『街場の戦争論』 ミシマ社

2014-12-08 21:17:30 | 本日の抜粋
集団の真ん中に一本の大きな日章旗を掲げている人がいる。
その周りの百人の人の手には小さな日の丸の旗が握られている。
彼らを守るように、制服私服の警察官が野次馬や通行人との間に壁を作っている。
何らかの儀式が執り行われているようだ。

JR国分寺駅に、安倍坊が選挙運動にやって来たのだ。
徳さん、おふくろの見舞いの帰り道、偶然出くわしたのだ。

自画自賛の自己陶酔演説など聴きたくもないので、さっさとその場を離れたが、どうもその風景が気になってしょうがない。
かつて、出くわした気がするのだ。

実際には見たことがない。
でも、知っているのだ。

戦中の徴兵された兵士への歓送会の写真だ。
取り付かれたように人々は、万歳!万歳!と連呼していた。

ふと見上げる、国分寺の夕暮れの空は、灰褐色の不気味な雲がたなびいていた、、、。

  *****
 靖国神社に終戦記念日に参拝する政治家たちのうちには「中韓に対する謝罪は済んだ。いつまでも戦争責任について言われえるのは不快である」と言い募る人が少なくありません。僕はこの考えがどうしても理解できないのです。彼らがもし自分たちのことを大日本帝国臣民の正当な後継者であると思っているなら、祭神である死者たちに深い結びつきを感じているつもりなら、死者たちに負わされた「責任」の残務をこそ進んでわがこととして引き受けるはずです。それによって死者たちとのつながりを国際社会に認知させようとするはずです。
 死者の負債の引き継ぎを拒否する主体に、「喪主」の資格はありません。
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