なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

【京都通信】祇園でお昼ごはん&舞妓さんと大遭遇!

2005-09-22 | 美味しいもの大好き

建仁寺でのんびり過ごせたお陰で、かなり元気が湧いてきました。それとともに食欲も…!一度行きたいと思っていた「御飯処 山ふく」さん行ってみることにしました。おばんざい色々のお昼のおきまりは限定20食。12時前にお店に向かったら、あちらから舞子さんが!本日二人目の舞妓さんです。後姿を写真に撮らして貰いました。
ピンクの着物に白の帯、ピンクの草履も可愛いかったです。

そうするうちに、店の前に止めてあったバイクにのって立ち去るおじさん(この方は後で今日のお豆腐を届けにきたお豆腐屋さんと判明)…、今日は、休みかしらん?と思ったら、それが開店の合図のように、お店の看板に明かりがともりました。一番乗りです!お店の中はかなりラフ~。おばあちゃんちみたいなような、居酒屋さん風なような…畳の席にあがって一番端のちゃぶ台の隅にペタンと座ると、まず、冷たい麦茶と暑いお茶のポット&お湯のみをあてがわれ、待つことしばし。どんどんおかずが運ばれてきました~!

「小エビと大豆炊いたん と 甘い豆とどっちがいい?」 なつ「…大豆のほうを。」 
「これは、出来立てのお豆腐、ちょっとお醤油をかけて食べて~、ほうれん草のお浸しにはちょっと酢がはいってるしな~」
続いて、「なすの炊いたん+生姜の千切り」「野菜、湯葉、高野豆腐とかの炊き合わせ
「これは、昨日の豆腐を揚げだしにしたやつやから、お醤油かけて食べて~」 
いわしの生姜煮といかなごの甘酢漬け、どっちにしやはる?」 なつ「いわしの生姜煮を」
「はい、きのこの炊き込みご飯」「はい、お汁お漬物(山盛りです!) 熱いから気いつけてや~」 

私、ひたすら食べてます。美味しいの~!美味しいの~!
欠食児童(って言う?)が美味しいものを食べてるみたい、かなりガツガツです。
自分が作れないのは置いといて 「おばんざい」は家庭料理なので、小さい頃に食べてた家の御飯という感覚があるけど、今日食べた御飯は、全部、一つづつ、京都のお母さんが‘手抜きしないで’‘人様に出すお料理’として、‘きちんと作った’真っ当なおかずと御飯という感じ。全部美味しかったけど、あえて言うなら一番は「炊き込みご飯」 味はもちろん、香ばしいオコゲの香りにも食欲がそそられて、大きな御飯茶碗一杯全部食べました。それから、ナスの炊いたん、それから、いわしお生姜煮、野菜の炊き合わせ、これは、当たり前のことですが、それぞれの野菜が全部違って、全部美味しかった。はっきり言って…女将さんはちょっと怖いです!でもそこがまたいい感じでもあり~。「美味しかったです!ありがとう!」といいながら勘定をお願いしたら、50円切手を貼ったお店のはがきを手渡されました。お母さん、温かすぎるわぁ~。

もっと元気になった私は祇園の四条通から下がったあたりの路地をうろうろと探検です。

佳つ乃さんのお店の看板を撮影したりして遊んでいたら、路地から芸妓さんが出てこられました。
白っぽい、小紋かな。夜会巻きが色っぽいです。
今度は舞妓さん。今日で3人目、キヌ美粧院さんに入っていかれました。
川端通りで…
本当~に若い舞子さんでした。5人目の舞子さんは宮川町通に面した玄関でポーズをとってくださったメイン写真の舞子さん、本当に花が咲いたような可愛い女性でした。けど、こんなに一日に舞子さんに声をかけて後ろ姿を撮影させてもらったワタクシ、なつ、「後ろ姿撮らせて~て言わはる変な人が今日おらはったぇ~」と噂になってないことを祈っております。。。

そして「東山女子技芸専門学校」の前を通りかかると、行商の魚屋さんのトラックが停車中。ぴたっと閉まっていたお茶屋さんの戸が開いて、お母さん、お姉さん達が次々に出てこられました。興味深々と覗き込むと「丹後からきてはるんえ~。新鮮で美味しいえ~。」
 

確かに、美味しそう!「丸干し」を買って帰りました。「さっとあぶるだけでええんぇ~」 はーい!今日はこれで日本酒かな。

御飯處 山ふく
住所:京都市東山区祇園花見小路四条下ル一筋目東入
電話:075-551-0876
定休日:毎週火曜日
営業時間:昼 12:00~14:00※昼セット20食のみ
       夜 17:00~22:00(LOは21:30)


【京都通信】建仁寺で和んで、舞妓さんにも遭遇。

2005-09-22 | お出掛け

暑い京都も、朝晩はちょっと涼しさを感じるようになってきました。今日は朝から祇園の方へ行ってみました。自転車で宮川町通を行くと、ちょうど宮川町歌舞練場あたりで、普段の着物姿の舞妓さんと遭遇。今日一人目の舞妓さんです。「朝からお稽古、えらいなぁ~。(写真は撮れず)」
建仁寺さんでは、今「双龍図 特別公開中」とのこと。入ってみることにしました。拝観料は500円です。えっと、こちらのお寺は「臨済宗建仁寺派の総本山。開山は栄西禅師、日本最古の禅寺、開基は鎌倉二代将軍源頼家卿」であります。 広い方丈の、広~い縁側に座って重要文化財、枯山水様式のお庭「大雄苑」を存分に眺めました。

法堂が借景になっていて、波のような模様が描かれた白い砂とのコントラストがとても綺麗です。午前中早いので人もまばら。縁側も広いし、まったり、ゆったり~、ほとんど、猫の気分です。方丈の広間では、お坊さんがNHKカルチャーセンターの受講生の方々を前にして、お寺の説明などを交えて法話中。それもいい子守歌になって、ちょっとこっくり、こっくり~。でも、お坊さんを見ると、なつは僧侶だった父を思い出して、少し切ない気持ちになります。人前で話をするのが好きだったなぁ~とか、この方丈さんみたいに飄々と話をしてたなぁ~とか。。

お茶室もあったので見学しました。「東陽坊」です。

豊臣秀吉が開いた北野大茶会で利休の高弟さんが担当したお茶室だそう。誰もいないので「にじり口」から入ってみようと思ったら、私の心を見透かすように「茶室には入らないでください」の注意書きが…。残念です。他にも国宝の風神雷神図屏風などをみながら、またお庭を眺め、まったり、まったり~。
そして、いよいよ天井画のある本道へ。

ど、ど、ど迫力~! 2匹の龍が天井いっぱいに、ででで~ん!迫力満点! 108畳あるそうです。創建800年を記念して、平成14年(2002年)に奉納されたもので、作者は、日本画家、小泉淳作氏。あまりの迫力に、口をあけて、ぽっか~んと天井を見つめてしまいました。でもお互いにポーズを取り合ってるみたいな構図と、飛び出した目玉がちょっと可愛く見えなくもなく…。そんなこんなで、建仁寺滞在時間、約2時間。秋の始まりを感じて、ゆっくり過ごせたひとときでありました。

お手洗いの洗面桶は金魚柄。かなりラブリー!