建仁寺でのんびり過ごせたお陰で、かなり元気が湧いてきました。それとともに食欲も…!一度行きたいと思っていた「御飯処 山ふく」さん行ってみることにしました。おばんざい色々のお昼のおきまりは限定20食。12時前にお店に向かったら、あちらから舞子さんが!本日二人目の舞妓さんです。後姿を写真に撮らして貰いました。
ピンクの着物に白の帯、ピンクの草履も可愛いかったです。
そうするうちに、店の前に止めてあったバイクにのって立ち去るおじさん(この方は後で今日のお豆腐を届けにきたお豆腐屋さんと判明)…、今日は、休みかしらん?と思ったら、それが開店の合図のように、お店の看板に明かりがともりました。一番乗りです!お店の中はかなりラフ~。おばあちゃんちみたいなような、居酒屋さん風なような…畳の席にあがって一番端のちゃぶ台の隅にペタンと座ると、まず、冷たい麦茶と暑いお茶のポット&お湯のみをあてがわれ、待つことしばし。どんどんおかずが運ばれてきました~!
「小エビと大豆炊いたん と 甘い豆とどっちがいい?」 なつ「…大豆のほうを。」
「これは、出来立てのお豆腐、ちょっとお醤油をかけて食べて~、ほうれん草のお浸しにはちょっと酢がはいってるしな~」
続いて、「なすの炊いたん+生姜の千切り」「野菜、湯葉、高野豆腐とかの炊き合わせ」
「これは、昨日の豆腐を揚げだしにしたやつやから、お醤油かけて食べて~」
「いわしの生姜煮といかなごの甘酢漬け、どっちにしやはる?」 なつ「いわしの生姜煮を」
「はい、きのこの炊き込みご飯」「はい、お汁とお漬物(山盛りです!) 熱いから気いつけてや~」
私、ひたすら食べてます。美味しいの~!美味しいの~!
欠食児童(って言う?)が美味しいものを食べてるみたい、かなりガツガツです。
(自分が作れないのは置いといて) 「おばんざい」は家庭料理なので、小さい頃に食べてた家の御飯という感覚があるけど、今日食べた御飯は、全部、一つづつ、京都のお母さんが‘手抜きしないで’‘人様に出すお料理’として、‘きちんと作った’真っ当なおかずと御飯という感じ。全部美味しかったけど、あえて言うなら一番は「炊き込みご飯」 味はもちろん、香ばしいオコゲの香りにも食欲がそそられて、大きな御飯茶碗一杯全部食べました。それから、ナスの炊いたん、それから、いわしお生姜煮、野菜の炊き合わせ、これは、当たり前のことですが、それぞれの野菜が全部違って、全部美味しかった。はっきり言って…女将さんはちょっと怖いです!でもそこがまたいい感じでもあり~。「美味しかったです!ありがとう!」といいながら勘定をお願いしたら、50円切手を貼ったお店のはがきを手渡されました。お母さん、温かすぎるわぁ~。
もっと元気になった私は祇園の四条通から下がったあたりの路地をうろうろと探検です。
佳つ乃さんのお店の看板を撮影したりして遊んでいたら、路地から芸妓さんが出てこられました。
白っぽい、小紋かな。夜会巻きが色っぽいです。
今度は舞妓さん。今日で3人目、キヌ美粧院さんに入っていかれました。
川端通りで…
本当~に若い舞子さんでした。5人目の舞子さんは宮川町通に面した玄関でポーズをとってくださったメイン写真の舞子さん、本当に花が咲いたような可愛い女性でした。けど、こんなに一日に舞子さんに声をかけて後ろ姿を撮影させてもらったワタクシ、なつ、「後ろ姿撮らせて~て言わはる変な人が今日おらはったぇ~」と噂になってないことを祈っております。。。
そして「東山女子技芸専門学校」の前を通りかかると、行商の魚屋さんのトラックが停車中。ぴたっと閉まっていたお茶屋さんの戸が開いて、お母さん、お姉さん達が次々に出てこられました。興味深々と覗き込むと「丹後からきてはるんえ~。新鮮で美味しいえ~。」
確かに、美味しそう!「丸干し」を買って帰りました。「さっとあぶるだけでええんぇ~」 はーい!今日はこれで日本酒かな。
【御飯處 山ふく】
住所:京都市東山区祇園花見小路四条下ル一筋目東入
電話:075-551-0876
定休日:毎週火曜日
営業時間:昼 12:00~14:00※昼セット20食のみ
夜 17:00~22:00(LOは21:30)