暑い京都も、朝晩はちょっと涼しさを感じるようになってきました。今日は朝から祇園の方へ行ってみました。自転車で宮川町通を行くと、ちょうど宮川町歌舞練場あたりで、普段の着物姿の舞妓さんと遭遇。今日一人目の舞妓さんです。「朝からお稽古、えらいなぁ~。(写真は撮れず)」
建仁寺さんでは、今「双龍図 特別公開中」とのこと。入ってみることにしました。拝観料は500円です。えっと、こちらのお寺は「臨済宗建仁寺派の総本山。開山は栄西禅師、日本最古の禅寺、開基は鎌倉二代将軍源頼家卿」であります。 広い方丈の、広~い縁側に座って重要文化財、枯山水様式のお庭「大雄苑」を存分に眺めました。
法堂が借景になっていて、波のような模様が描かれた白い砂とのコントラストがとても綺麗です。午前中早いので人もまばら。縁側も広いし、まったり、ゆったり~、ほとんど、猫の気分です。方丈の広間では、お坊さんがNHKカルチャーセンターの受講生の方々を前にして、お寺の説明などを交えて法話中。それもいい子守歌になって、ちょっとこっくり、こっくり~。でも、お坊さんを見ると、なつは僧侶だった父を思い出して、少し切ない気持ちになります。人前で話をするのが好きだったなぁ~とか、この方丈さんみたいに飄々と話をしてたなぁ~とか。。
お茶室もあったので見学しました。「東陽坊」です。
豊臣秀吉が開いた北野大茶会で利休の高弟さんが担当したお茶室だそう。誰もいないので「にじり口」から入ってみようと思ったら、私の心を見透かすように「茶室には入らないでください」の注意書きが…。残念です。他にも国宝の風神雷神図屏風などをみながら、またお庭を眺め、まったり、まったり~。そして、いよいよ天井画のある本道へ。
ど、ど、ど迫力~! 2匹の龍が天井いっぱいに、ででで~ん!迫力満点! 108畳あるそうです。創建800年を記念して、平成14年(2002年)に奉納されたもので、作者は、日本画家、小泉淳作氏。あまりの迫力に、口をあけて、ぽっか~んと天井を見つめてしまいました。でもお互いにポーズを取り合ってるみたいな構図と、飛び出した目玉がちょっと可愛く見えなくもなく…。そんなこんなで、建仁寺滞在時間、約2時間。秋の始まりを感じて、ゆっくり過ごせたひとときでありました。
お手洗いの洗面桶は金魚柄。かなりラブリー!