昼過ぎに母から電話がありました。「雨コートの直しが出来たんやけど、今日おる(居る)~?」
はいはい、今日はもうどこへも行けません…。
母が来宅。こないだ母が来たときに「○林のおばちゃんに頼んだげる!」と持って帰ってくれた、私の雨コート。これは、春に来たとき「私は赤い達磨さん!?」と思った太め、寸足らずのもの。母(←嫁入りにつき着物誂えに燃えた人)に着て見せたら、「なんで、こんなんやろう…!?(不本意!)」ということで、持って帰ってくれたものです。
これがだるまさん姿です。
そして約2週間、「○林のおばちゃん(前にも書きましたが、昔芸妓さん、結婚して引退、料理和裁大得意、あ、昔なら普通かも…今90歳ぐらい、近所のおばちゃん)」の手によって、着丈が伸ばされ、期待してなかった身幅も「なつちゃん用に細めにしといたわ~」ということで、お直しされて戻ってきました。う、うれしいです。そして、さらに嬉しいことが…!
「○林のおばちゃんが着物くれはったで~」 「なつが着物着てる~てゆうたら、あんたの大きさに縫い直してくれはったらしいわ」可愛いチェックの紬、青にピンクと黄色の可愛い格子柄の単衣の着物。か、可愛い…! ありがとう、○林のおばちゃん!
そこで、母ぽつり 「お姉ちゃんは、‘青’が似合うしなぁ~!」
なつ「………」
母は、私には紺色一番似合う!と、幼稚園の頃には決めたみたいで、その後、ずーーーーと紺色の服をあてがわれ続けました。私も妹があてがわれた赤を着たかった…!(きっと妹は逆のことを思っているかも。) 高校を卒業した時には「お姉ちゃんには制服が一番似合うたなぁ~」と涙し、成人式には、青の振袖を知らず知らずのうちに選ばされていました…。この年になって、また、その言葉を聞こうとは…!
けど、私の精神状態のダウンを見透かしたように、タイミングよく、着物を届けてくれたお母ちゃん。。ありがとうな。それもコンビニでおかずを買って…。