なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

【京都通信】着物で「渉成園&西本願寺」 お茶席&お座敷遊び体験

2005-09-12 | 着物あれこれ

「東本願寺 御影堂御修復現場見学」を終え、再度、下京門前市「フリーマーケット」へ。着物にもジーンズにも合いそうなトーとバッグの格安購入で気をよくした私。「先に世界文化遺産の西本願寺に行こう!」という旦那さんを制して、渉成園(枳穀邸)へむかいました。門をくぐったら、焼きソバとお好み焼きの屋台、作っているのは近所のおじさん達、汗だくでビールを飲みながら鉄板と格闘中。ここでお昼ご飯にてちょっと休憩。。またもや「西本願寺に行こうよ~!」とう旦那さんを制して、庭園の方へ。ここは、門首の隠居所や避難所として用いられた東本願寺の別邸で、枳殻(からたち)を生垣に用いたことから、枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれているそう。お庭は、書院式回遊庭園は石川丈山の作庭、大きな池を囲むように建物が建てられていて、その周りは芝生。広い広い、とても気持ちのいい場所でした。近所にこんな‘公園’があったなんて~!
 旦那さん「お弁当とお酒持って、日光浴に着たいなぁ~!」 あの~ここは飲食禁止なんですが…

臨地亭でお茶席があったので、お抹茶を頂くことにしました。
 
お菓子は鶴屋吉信さんの栗の入ったお饅頭、秋らしいです。

別の建物「聞風亭」では、伝統工芸の実演と体験、えっと、実演が、京仏壇の組立・解体、仏具彫刻、体験が、腕輪念珠づくり、金箔押し、それから「投扇興」! これやって見たかったんです~!

目の高さで扇を構え、親指で扇子を押し、紙飛行機を飛ばすみたいに飛ばして、扇型の的を落とすんですが…やってみると難しい~!扇が目の前にドタッと落ちます…。私は全部外しました。お座敷遊びのひとつだそうですが、これは絶対、場が盛り上がりますね。私も、どこかで再チャレンジの機会があったらリベンジしたいですもん。

そんなこんなで、次は西本願寺。小走りに走る旦那さん。「なんで~?」 「2時半までなんだよ~!」 あ、そうだったんですか~!
急いで、特別拝観出来る国宝の「飛雲閣」「書院」へ。まず「飛雲閣」です。
 
金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つ。秀吉が建てた聚楽第(じゅらくだい・てい)の一部で、三層からなる楼閣(ろうかく)建築だそう。建物、もう惚れました~! とにかく絶妙のバランス。空を背景にした、建物の外観ラインがこんなに美しいなんて…。

そして「書院」へ。能舞台の見事なこと…!

ここでお能を見てみたい。そして、あの舞台に一度立ってみたい!もちろ室内や廊下の壁や襖、天井に描かれた絵は見事でした。もっと、じっくり滞在して和みたかったけど、残念ながら「座らないでください」の立て札があったので、泣く泣く建物を後にするなつ。
「ごめんよ~、りん!(旦那さんの名前です)、2時半までだとは気が付かずに…」 夫「ずっ~っと、朝から言ってるって!」

「下京門前町ルネッサンス」には、いろんな通りを回るとスタンプを押してもらえるスタンプラリーも。時間と体力と気力の限界でそれは出来なかったけど、東本願寺、枳穀邸、西本願寺と自転車で走る途中にも、風情がある老舗や通りを眺め、門前町の雰囲気を味わえてとてもよかったです◎

*撮影禁止場所の写真はHPからお借りしています