半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

半ぐれ、『龍神まつり』に感激!!~龍神の舞に圧倒される

2005年07月31日 | 休日
 『龍神まつり』の後半です。

 龍神まつりは、甲賀三郎の龍神伝説に因んだ祭りで今年で33回になるそうです。
 正午、龍神伝説の真楽寺で龍の『開眼式』『龍神の舞』で祭りがスタートし、町のあちこちでイベントが行われたようですが、私たち家族は、龍神の杜公園で行われた、この祭りのクライマックスである『龍神の舞』を観に行ったわけです。

 照明が落とされた会場では、龍神伝説が朗読され、いよいよ『龍神の舞』が始まりました。
 龍神太鼓と銅鑼が鳴り響く中、七色のスポットライトを浴びながら、長さ45mもある『龍神』と『舞姫』の2匹の龍が、大きく胴体をうねらせ舞う姿は勇壮でした。
 ちなみにこの龍神の舞は、98年の長野パラリンピックの閉会式でも披露され、一躍世界的に有名になりましたが、まだ観ていない人は必見です。きっと、そのスケールの大きさに圧倒されるでしょう。

 我が家では、早くも子どもたちから“来年も龍神まつりに行こう!”とお願いされました。

半ぐれ、『龍神まつり』に感激!!~『鼓響』の演奏に酔う

2005年07月31日 | 休日
 30日にお隣りの御代田町で行われた『龍神まつり』に初めて家族で行ってきました。

 私が10年前に信州に帰郷して以来、この祭りの噂を聞き一度は行きたいと思っていましたがこれまで叶いませんでしたので、今年こそと思っていました。
 そこで娘のソフトの応援疲れを癒すため十分に休養を取り、夕方5時半頃にメイン会場となる龍神の杜公園に行きました。既に溢れんばかりの人が会場に詰め掛けていましたが、それでもなんとか正面の良いポジションに場所取りができました。

 まずは、龍神太鼓保存会『鼓響』の皆さんの太鼓の演奏を楽しみました。
 太鼓演奏のレベルの高さ、そして子どもの友達のお母さんが出演することもあって、子どもたちも真剣にその演奏に聞き入っていました。
 「南十字星(サザンクロス)」「天・地・人」「四天王」・・・等、どれも心に響く素晴らしい演奏でした。
 残念なことに途中で雨が降ってきて一時中断してしまいました(屋外演奏で太鼓が濡れ破れる等の影響が出るため)が、雨が止んだ後はさらに渾身の演奏をして下さり、奏者と観客が一体となって盛り上がり、大変感激しました。

 また、龍神まつりの『鼓響』の演奏会では恒例となっているという、奏者全員から会場に向けて、ご利益のある(!?)鈴を投げ入れるというパフォーマンスでは、子どもたちと鈴を拾いにステージ近くまで行きましたが、ちゃっかり半ぐれは銀の鈴を頂くことができ、これまた感激しました(いい事あるかな?)。



谷地原女子ソフトボールチーム健闘!!

2005年07月30日 | PTA・子どもたちと
 今日は上の娘が小諸市児童生徒夏季体育大会の女子ソフトに「谷地原チーム」の選手として出場したので、妻と下の娘で南城公園野球場へ応援に行きました。
 相手は「東雲チーム」で、1回戦を23-0で勝ち上がってきた強豪チーム。
 1回を終えて2-2の拮抗したいい試合内容でしたが、打って良し守って良しの東雲チームに及ばず、2-12の大差で敗れてしまいました。
 今日はこの夏一番の暑さだったと思います。炎天下で、子どもたちは良く頑張りましたが、それ以上に応援の親達はヒートアップしていたようでした(・・・私も含めて)。
 「谷地原チーム」は18日に行われた南大井大会で数年振りに優勝し、活躍が期待されていただけにとても残念な結果でした。
 しかし、試合後の彼女達の爽やかな笑顔を見て、夏休みのいい思い出になったことは間違いないようでした。
 

研修会に参加しての雑記

2005年07月28日 | 研修会
 “台風7号が長野県東部を直撃か!? ”と危惧された一昨日、長野県行政書士会の保健環境・風俗営業部会主催の研修会が県内各地から約70名の会員の参加を得て、松本市内のホテルで開催されました。
今回の研修テーマは①特別弔慰金支給法の請求手続について、②NPO法人の設立に係る添付書類等及びアフターケアについて。それぞれ県から講師をお招きして行われた。

① 今年は終戦60周年にあたり、戦没者等の遺族に対して国として改めて弔慰の意を表するため、特別弔慰金が支給されるのだという。特に第8回目となる今回は、受給対象者の高齢化が著しいため、我々行政書士がその手続をする機会が増えるであろう。
実は、私の母方の祖父も先の大戦において満州で戦死している。写真でしかその存在を知らないのだが、今の自分よりも若くして亡くなったのだ。家族を残したまま、やりたいこともやれないまま死んでいった祖父の無念さは計り知れない。
また、戦争未亡人となった祖母(私が小学校へ上がる時に死去)は、母と伯母の二人を立派に成人させた。母の生き方や言動を見ると二親が揃っている家庭に負けないようにと必死で娘二人を育てた祖母の生き様が垣間見える気がする。
戦争は悲劇しか生まない、日本は二度と戦争を起こしてはならないということは承知しているつもりだ。しかし、60年経った今も世界のどこかで戦争やテロが行われ続けている現実をみるとき、どうにかならないのかとの憤懣やるかたない思いと共に自分に直接降りかかってこない分、心のどこかで冷めた自分が居ることに気づき恐ろしくなるときがある。
 
② 残念ながら私はこれまでNPO法人の設立に関する仕事をしたことはないが、現在、県内には500を超えるNPO法人が活動をしているとのこと。多岐にわたる分野で活動の場が求められている。いつか私も設立のお手伝いをし、そのNPO法人が活躍する日がくればいいなと思う。
  身近には私が住む小諸に、特にまちづくりを中心活動にしたいくつかのNPO法人が設立され大活躍している。最近寂しくなってしまったと云われる小諸ではあるが、このように“小諸を愛する人”がいる限り、小諸はしぶとく生き残っていくのではないかと思う。

  小諸のNPO法人といえば、昨年設立された「浅間山麓国際自然学校」が主催して8月20日~21日に『アサマ・スター・クロスウォーク』が行われます。これは小諸から標高1968mの高峰高原・車坂峠を越えて群馬県嬬恋村まで全長32kmを、夜を徹して歩くイベントで、私もお手伝いで参加する予定です(このイベントについては改めてこのブログで紹介させていただきます。)。

行政書士事件簿(2)

2005年07月27日 | 行政書士の仕事
(前回の続き・・・)

 私は、彼女が話すまま、家庭の状況、息子の性格、イジメの内容やイジメられるようになった経緯など様々な話を聞いた。彼女は、イジメていた同級生に対する怒りが再び込み上げてきたのだろうか、時々声を荒げて話した。
 しばらく話をしていて私は、ふとあることに気がついた。彼女の気持ちは如何にして息子をイジメた同級生を懲らしめるかにばかり集中し、自分の息子に対して全く目が向けられていないことを。
 そこで、私は息子が不登校になった当時の様子及び現在の様子を質問してみた。
 <やはり・・・母親は“子どもの気持ち”といいつつ、その気持ちに気づいていなかったのだ>
 不登校当時は息子も明るく、心を開いて母親である彼女と様々な話をしていたようだ。しかし、不登校が続き、彼女が思い悩み、同級生たちに対して怒りを顕わにすることが続いたある日、息子が彼女に「僕が情けないから、お母さんをこんなに苦しめている。」と泣きながら話をしたそうだ。それ以後日を追って表情も暗くなり、自分の部屋に閉じこもりがちになって、最近は会話すらなくなってしまったとのことだ。
 私は彼女に「息子さんは人一倍責任感が強いのではないですか。母子家庭であることから、“お母さんを悲しませてはいけない”、“自分が強くなってお母さんを守らねばならない”と思っていたのではないでしょうか。ところが、イジメ問題で貴方が悩んでいる姿を見て、そして同級生に対して怒りを強くすればするほど、自分が大好きな母親を苦しめているのだと自分自身を責めてだんだん殻に閉じ篭っていってしまったのではないでしょうか。」「貴方が今、目を向けるべきは同級生の方ではなくて、息子さんですよ。」と話をした。彼女も顔色が変わり、ようやく落ち着いてきたようだ。
 続けて「私はあなたが依頼された内容証明郵便を作りません。何故ならイジメを無くす手段や、息子さんが明日から再び登校するための手段になり得ないからです。私もイジメを許すわけではないけれど、根本からイジメを無くす有効な手段が見つからない以上、今は悔しいけど我慢をするしかない。学校へ行かなくたっていいじゃないですか。むしろ今は貴方の愛情のすべてを息子さんに注ぎ、安心させてあげて下さい。焦らないで少しずつ息子さんの心を解きほぐし、立ち直ることを優先しましょうよ。」と話した。
 そして「お母さんが暗い顔をしているとダメですよ。苦しいかもしれないけれど、どんなことがあっても“私に任せなさい!”と明るく笑顔でドンと構える“肝っ玉母さん”になりましょうよ。」という頃には、彼女も事務所に来てようやく笑顔を見せるようになった・・・。

 果たして私が母親にアドバイスした内容が正しかったのかは分からない。そもそも正しいといえる答えがないのかもしれない。
 しかし私は、私がその時為すべきことは内容証明郵便を作成することではなく、彼女たち親子がこれからどうすれば幸せになれるのかを考えることであったという意味では少なくとも間違っていなかったように思う。

本当の贅沢とは

2005年07月25日 | 休日
 毎年この時期、ローカルテレビのニュースを見ては妻と「一度観に行きたいね」と話していた“ニッコウキスゲ”が今満開だというので“思い立ったが吉日”、昨日半ぐれは家族を連れて霧ケ峰に行ってきました。
 県内外からの車も多く、所々で渋滞もありましたが、久しぶりに高原(標高1700m位)の爽やかな空気を吸い、(写真のように)群生しているオレンジ色のニッコウキスゲを観て感激しました。
 我が家では、“せっかく信州に住んでいるのだから”と、子どもたちを連れて年に何回かは大自然を満喫しています。お金をかけなくてもリッチな気分に浸れる、こういうのを“本当の贅沢”と云うのでしょうね。

『行政書士は“法律屋”になってはならない!!』

2005年07月24日 | 研修会
 昨日23日は、私が所属する長野県行政書士会佐久支部主催の夏季研修会が開催されました。
 講師は私の恩師、弁護士・櫻田喜貢穂先生。遥々東京から駆けつけて下さいました。
 櫻田先生の講義は、(行政書士の業務を理解された上でなされる)より具体的かつ実践的な内容で、懇切丁寧であるため、大変評判が良いです。
 今年で6年連続となる研修会も、地元佐久支部は勿論、評判を聞きつけて県内各地(上田、長野、松本、伊那、飯田支部など)から約60名もの会員が参加しました(ちなみに飯田から会場までは片道2時間半とのこと。その熱意に脱帽です。)。
 今回のテーマは『相続実務の事例研究』。離縁したい養子や相続人の一人が行方不明の場合の対処の仕方、養子(縁組)の活用事例など、我々の日常業務で遭遇する案件を具体的な事例を用いて講義されました。
 特に公正証書遺言の事例では、相続人の一人が被相続人に、相続人間の公平性を欠くような(すなわち当該相続人が相続財産を独り占めする)内容の公正証書遺言を作成させ、その後トラブルになったケースを題材とされました。
 櫻田先生からは行政書士がこのようなケースに加担する場合があることを指摘され、「法律的にたとえ合法であっても、また依頼者からの依頼にそったものであっても、(当事者の感情を無視し、公平性を欠くため)将来トラブルが起こるような仕事をした場合には、その行政書士はもはや“法律家”ではなく、“法律屋”でしかない。」と厳しいことばをいただきました。
 3時間にわたる長い講義でしたが、短く感じるほど充実した内容の講義で、参加者も大変満足気でした。
 櫻田先生有り難うございました。また来年もよろしくお願いします。
 参加された皆さん、お疲れ様でした。この講義が明日からの業務に活かせるようお互いに頑張りましょう。
 

行政書士事件簿(1)

2005年07月23日 | 行政書士の仕事
 夏のある日の出来事・・・。

 隣県に住む中学生の母親が思いつめた様子で我が事務所を訪れた。依頼内容を聞くと地元の教育委員会及び高校に出す内容証明郵便を作成して欲しいとのこと。
 彼女の話をまとめると、中学3年になる息子が、イジメが原因で約半年間不登校になってしまったという。息子をイジメた同級生3人はいわゆる優等生で、彼女が学級担任や校長に相談しても「彼らがそんなことをするとは考えにくい。」とイジメの実態すら調査しようとしないらしい。
 高校受験を控えた今、我が息子は成績も中の下、不登校とくれば内申書が芳しくないことは想像がつく。一方で、陰湿なイジメをしている優等生は、このままいけばイジメられている息子の気持ちすら感じないまま、ゆうゆうと名門進学高校に合格してしまう。
 “子どもの気持ち”を考えると絶対に許せない。母子家庭で親子一生懸命に生きているのにこのような仕打ちは耐え切れない。優等生たちに制裁するため、教育委員会や受験する高校にイジメの事実を伝えるため、内容証明郵便を作成して欲しい、とのことだ。

 このような相談・依頼が来たらあなたはどうしますか?

(※プライバシー保護のため、フィクションも交えています。)

こもろ寅さん会館10周年おめでとうございます!!(番外編)

2005年07月21日 | 休日
 語り尽せないほど楽しい時間を過ごしたにも関わらず、記念品(山田洋次監督の最新作『隠し剣 鬼の爪』のDVD)まで頂戴してしまいました。普段はどんな著名人にお会いしてもサインをおねだりすることはしない半ぐれですが、この時ばかりは感激したこともあって、写真のように「寅さん会館開館10周年記念」の帯封に、山田監督と倍賞さんのサインまでしっかり頂いてきました(家宝です!)。

 それから寅さんファン必見ですが、NHK BS2で「BSまるごと寅さん大全集 全48作品!山田監督もさくらもリリーも生出演」という番組が、7月30日(午後7時30分から11時まで)に、山田監督、倍賞さん、リリーこと浅丘ルリ子さんが出演して放送されます。また同じくNHK BS2で8月6日から2年間に「男はつらいよ」の第1作~48作までが順次放送されるそうです(詳細はこちら)。

こもろ寅さん会館10周年おめでとうございます!!(3)

2005年07月20日 | 休日
 懇親会では、余興として、関敬六さん、谷幹一さんが舞台で「浅草の歌」を大合唱され、松竹関係者や井出さんが変な(失礼!?)振り付けのダンスで練り歩いて会場を盛り上げ、とても楽しい雰囲気に包まれました(「浅草の歌」&ダンスは、「男はつらいよ」の撮影の打ち上げには必ず行われた定番だったそうです。)。
 また、倍賞千恵子さんが「下町の太陽」をカラオケで、続いて「さくらのバラード」をアカペラで熱唱して下さったのには大変感激しました。会場も水を打ったように静まり返り彼女の歌声に聞き入っていました。一流の方はお芝居をしても、歌を歌ってもやはり一流なのだなと感心しつつ、豊かな気持ちになりました。
 大勢の人々が長期間にわたり緊張感をもって映画の制作に関わり、その緊張から開放されたとき、皆が子どものように無邪気になって打ち上げをしている光景を垣間見たような気がして、観ている私も楽しい気分になりました。