半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

行政書士試験いかがでしたか

2007年11月12日 | 行政書士試験


 昨日は行政書士試験の試験監督員として長野会場に一日詰めました。
 ここ数年試験監督をしていますが、全体として若返ってきたように思います。

 3時間の試験時間中に私も何問か実際に解いてみましたが、例年に比べ大変素直な問題が多かったように思います。いわゆるひねった問題がなく、しっかり勉強さえすれば点に結びつく試験だと感じました。
 試験終了後に慰労会をしましたが、大勢の先生方が同じ意見で、高得点が見込め、合格者数も増えるのではとの見込みをされていました。

 受験生の皆さんはどのような感想だったでしょうか。

 来年1月28日には吉報が届くことをお祈りしています。




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行政書士試験の合同会議

2007年10月23日 | 行政書士試験
 今日は午前11時から長野市内のホテルで来月11日に行われる行政書士試験の合同会議があり出席しました。長野県では長野会場のほかに松本会場、駒ヶ根会場と3つの試験会場があるため、それぞれの会場を担当する試験監督員、本部員が一堂に会して試験監督をする上での注意点などを確認しました。

 昨年から試験が11月になりましたが、毎年この時期なると「今年も試験の季節がやってきたか」と私自身も少し緊張します。
 受験生がこの日のために蓄えてきた実力をいかんなく発揮できるようにと私たち試験監督をする者も細心の注意をはらって受験できるよう環境を整えたいと思っています。
 朝夕だいぶ冷え込むようになりました。受験生のみなさん、最後の追い込みをしているこの時期、風邪などひかぬよう体調管理をしっかりされ、万全の状態で試験に臨んでください。エールを送ります。
 




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受験生へのメッセージ 「作業と学習の違い」について

2007年10月18日 | 行政書士試験
 先週の日曜日の夜、来年高校受験を控えた息子が通う塾で主催する「入試対策説明会」に出席しました。
 会場には4つの中学の在校生とその親、およそ200名以上が出席し、真剣に講師の先生方のお話に聞き入っていました。
 講師の先生から、現在の長野県の公立、私立高校の入試制度及びその対策など詳細に解説がありましたが、約30年前の牧歌的な私自身の入試との違いにいろいろと感じるところがありました。

 さて、講師の先生のお話の中で、大変興味深いものがありました。それは「作業と学習の違い」について。これは私自身も司法試験受験生であったため、ある意味自分自身を振り返り反省すべきだったと感じたことでもありました。時代が変わっても変わらない普遍的な内容です。
 来月11日に行政書士試験がありますが、人生をかけて勝負に臨む方もいらっしゃるでしょうから、何か参考になればと思い紹介します。

 通常、私たちは受験勉強であれ、授業を受けることであれ、宿題や予習・復習をするであれ、「勉強」と称してある一定の時間を割きます。2時間以上も「勉強」すればヘトヘトになり「あ~っ、今日は勉強したぞ」という気持ちになりますが、それが結果(合格、成績向上)に結び付かないことが多いのではないでしょうか。

 講師の先生曰く「勉強」は「作業と学習」に分けられる。
 ここでいう「作業」というのは、授業を受けたり、ノートを作る(箇条書き、表など)、問題集を解く(1回目)などで、いわば学習をするための下準備である。しかし作業を行わなければ学習へは進めない。この「作業」は、できるだけ時間をかけないで済ませることがポイントであると。
 他方「学習」とは暗記することやできなかった問題の解答解説を理解すること、問題集の2回目以降の取り組みやおさらいなどをいい、成果に直結する「知らなかったことを覚える」「できなかったことをできるようにする」こと、得点を挙げるためにはこれを沢山しなければならないこと。この「学習」こそが正に戦いであり、ここが差を生むところであり、「やり方を常に工夫すること」と「こだわりを持ち、完成度を高めること」がポイントであると。

 このお話はあらゆる受験生に大変重要なことを示唆しているように思います。私たちはどれだけ「作業」と「学習」の違いを意識して勉強ができているでしょうか。「作業」をすることは充実感もあり、ある意味楽なことなので、多くの時間を費やしがちですが、それだけで満足していませんか?
 以前にもこのブログで書きましたが「脳ミソに汗をかく」ことは、「作業」では得られないで、正に「学習」こそが「脳ミソに汗をかく」ことであり、それこそが勝負の分かれ目であることを受験生は早く気づき修正することが肝要であります。

 受験生のみなさんの健闘を祈ります。






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行政書士試験の合格発表

2007年01月29日 | 行政書士試験

 18年度の行政書士試験の合格発表が(財)行政書士試験研究センターでありました。
 受験生の皆さん、結果はいかがだったでしょう?

 平成17年度が合格者1961名(合格率2.62%)であったものが18年度は合格者3385名(合格率4.79%)となり、合格率が上がったものの相変わらず厳しい結果となりました(長野県では2.98%、25名しか合格しませんでした)。
 今回は試験格目の変更など改正もあり、受験生にとって負担も大きかったものと思います。また合格者に占める20代、30代の割合が84.5%(昨年比1.8%増)になり、様々な人生経験を経た人にとっては合格し辛い試験となっているようです。これらの結果を受けてまた様々な議論がなされるものと思います。

 とはいえ試験は合格してナンボの厳しい世界。
 試験制度について、不平不満をいろいろ云ってみても合否が変わるものではありません。特に不合格であった方は昨年の記事でも触れていますが、しっかりと総括をして是非とも栄冠を勝ち取っていただきたいと思います。





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行政書士試験お疲れ様でした

2006年11月14日 | 行政書士試験
 
 受験生の皆さん、行政書士試験 お疲れ様でした。
 
 試験の改正があり、試験科目の変更及び試験時間の延長といろいろな面で大変だったと思います。今はとにかく頭と身体を休めてください。
 
 私は今年も長野会場で試験監督員として少しでも受験生の皆さんに快適に試験を受けていただけるよう心がけました。どうだったでしょうか。

 さて、今年の試験は例年と違うと感じる点が多かったので参考までに以下に挙げてみます―

 <試験会場で感じたこと>
  ①欠席者が多かったこと(試験科目の変更もあったので、準備ができず
   諦めてしまったのでしょうか)。
  ②女性の受験生が増えたこと(会員の中で女性が占める比率も低いので
   大変良い傾向です)。
  ③トイレに立つ方が多かったこと(30分時間が延長され3時間となった
   影響でしょうね)。
  ④(全問解答をして)途中退室する受験生が多かった(早い人で1時間で
   退室した方がいました)。
  ⑤多くの問題を残して“時間切れ”となった人が意外と少なかった。

 <試験問題で感じたこと>
  ①しっかりと準備すれば決して難しくないこと(昨年までと異なり、素
   直な問題が多かったように感じました。過去問をしっかりやることが
   基本です)。
  ②昨年から予測していたとおりこれからの行政書士像や仕事の方向性を
   示す出題が多く感じられたこと。
  ③記述式問題は40字という適当な長さで、内容的にもも勉強をしていれ
   ば決して難しくないこと(特に1問目など書けていない人が多かった)。
  ④昨年までの“落とす試験”から“採る試験”に様変わりしたように感
   じたこと(合格率も大幅に上がるのではないでしょうか)。
  ⑤これまで以上に一般教養も新聞を注意して読んでいれば解ける問題が
   多く、また行政書士会で課題や話題となっている制度や法律からの出
   題が多いと感じたこと。






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エール

2006年11月12日 | 行政書士試験
 今日は、行政書士試験です。

 受験される皆さん、自分がこれまで培ってきた実力を信じて、最後まで諦めずに頑張ってください!

 これまで以上に行政書士の仕事は重要性を増し、面白くなっていきます。
 若くて能力のある行政書士が活躍できる場が必ずあります。
 栄冠を勝ち取られ、私たちと一緒に仕事しましょう! 



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行政書士試験の打合せ会議

2006年10月23日 | 行政書士試験

◆今日は、来月12日に行われる行政書士試験の試験監督のための打合せ会議のため長野市へ。
 今年から行政書士試験も様変わりし、試験日も10月下旬から11月中旬へ移り、試験科目の大幅な変更及び試験時間も30分延長される。
 受験生はいよいよ最後の追い込みに入っているところだろうか。
 今年のように試験の大幅な変更があるときは、受験生は殊更に不安になるもの。ただし、それは全ての受験生に共通するもの。あなただけが不安なのではないのだ。
 これまで勉強してきたことを信じて最後まで諦めずにやり切ること。それが合格への近道ではないか。
 受験生の皆さんのご健闘を心からお祈りたい。

◆「ブログを見ていますよ」と最近よく知り合いから声をかけられる。今日も試験の会議の前に、先輩の女性行政書士の先生、何人かから声をかけていただいた。
 正直、気恥ずかしい。でも嬉しい。
 最近ではブログを始めた頃のような“勢い”が自分で感じられない。しかし、あまり背伸びをしても長続きしないことは承知している。あくまで自然体で少しでも長く続けて行けたらと思う。

◆長野からの帰り道。松代と真田を結ぶ地蔵峠にて。
 坂を上っているとふと右側で何かが動いた。前後から自動車が来ないことを確認して、少し速度を落としてその方向を注視する。
 2m位ある白と黒の毛皮が立ち上がった!カモシカだ!!道路沿いの畑でササギ(豆)を食べようとして立ち上がったところだった。
 カメラがあればブログに乗せられたのに・・・残念。



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行政書士試験の合格発表

2006年01月19日 | 行政書士試験
 今日、平成17年度行政書士試験の合格発表がありました((財)行政書士試験研究センター)。受験生の皆さん、結果はいかがだったでしょうか?
 合格率は、全国平均で2.62%と行政書士試験史上最低の合格率だったようです(合格者が1人しか出なかった県が2県ありました。)単純に合格率だけをみればここ数年の司法試験の合格率より低いことになります。
 100人が受験して2人しか合格できない試験というのはかなり異常なことです。逆に言えば国は行政書士となるべき者に対してかなり高いレベルを期待しているということでしょうか。

 首尾よく合格された皆さん、おめでとうございます。難関を突破されたことに自信をもって、是非行政書士となって我々と一緒に仕事をしましょう。試験勉強と違い、実務では個々の真の能力が問われ、難しい反面、遣り甲斐もあります。待っています。

 不合格であった皆さん、真摯に今回の結果を受けとめてください(私は“運悪く不合格”などという表現は使いません。)。そのためには敗因分析(私の司法試験時代には『総括』という表現でした。)を徹底して行ってください。そしてその分析をもとに、今後どうしたら合格できるのか、どう勉強に反映させるのかプランをたて、実行してください。
 この『総括』を疎かにすると次のステップにいくことが難しくなり、また一から始めることになります(一から始められれば良いのですが、変なクセなどがついている場合は、マイナススタートになりかねません。)。するといつまでたっても“不合格スパイラル”から抜け出すことができません。特に18年度は試験教科が大きく変更されはしますが、合格するためにはやはり今回の『総括』をしっかりやらねければ“次”にいくことはできないと思います。苦しくても必ず実行してください。
 18年度には是非難関を突破され、笑顔で合格発表を迎えられるよう心から応援しています。



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行政書士試験お疲れ様でした

2005年10月23日 | 行政書士試験
 (先週はいろいろあってご無沙汰してしまいました...。)
 
 今日は、行政書士試験がありました。
 
 受験生の皆さん、とにかくお疲れ様でした。
 
 私も長野会場の試験監督員として朝から会場に詰めてお手伝いをしました。
 少しでも受験生の皆さんが快適に受験できるように私たちも精一杯やったつもりです。 

 ―受験生の皆さん、試験はいかがでしたでしょうか?
 ―“難しかった?”それとも、“易しかった?”
 
 私も試験監督をしながら、何問か解いてみましたが、全般的に難しかったように感じました。“5肢のうち2つまでは絞れるけど・・・”といった問題が結構あったように思います。また、先日書いた来年度からの『改正』に準じた、知識を問うのではなく、法的思考力を問う問題も何問かありました。来年に向けて大きなヒントがあったように思います。
 
 “今年バッチリ!”という受験生の方、是非行政書士会に入会して私たちの仲間になって一緒に仕事をしましょう。
 また“来年、捲土重来を期す”という受験生の方、特に『総括』はしっかりやってください。来年から試験改正されると云っても受験勉強の基本は変わりありません。何故できなかったのか、何故時間が足りなかったのか等など、しっかりと突き詰めた自省をしないと来年も同じ結果になってしまいますから要注意です。

 さて、話は変わって写真は今朝の初冠雪を戴いた浅間山です。春夏秋冬、様々な表情をみせる浅間山ですが、やはり冬の浅間はその雄大さは、他のシーズンの比ではありませんね。
 



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行政書士試験の改正

2005年10月07日 | 行政書士試験
 行政書士試験まであと2週間。
 受験生の皆さんにとっては、今週末は、ラストスパートの正念場。大切な時間を有効に使って頑張ってください。

 さて、総務省から先週9月29日に「行政書士試験の施行に関する定め」の改正概要が発表されました。
 この改正により来年から実施される行政書士試験が大きく変わることになりました。

 この改正は、複雑・多様化する社会情勢、高度情報通信社会の進展、司法制度改革などの変革に伴い、行政書士に求められる役割が増大していること。これらの変革により代理業務の明確化、電磁的記録の作成業務の追加等の行政書士法の改正が行われ、制度の充実が図られてきたことで「行政書士の業務に関し必要な知識及び能力」に変化が生じてきたことから、試験内容の見直しが行われたものです。

 試験の改正のポイントはズバリ「法令等科目について、知識を有するかどうかのみならず、“法令に関する理解力、思考力等の法律的素養を身に付けているか”を問うこと」です。

 主な改正点は次のとおりです。
 ①試験科目の改廃
  ・試験科目から、「行政書士法」「戸籍法」「住民基本台帳法」「労働法」「税法」が削除されます。 
  ・行政法の出題範囲が「行政法(法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法)」と明確化されました。
  ・「一般教養」を「行政書士の業務に関する一般知識等(政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解)」とする。

 ②科目別出題数
  ・現行:法令40題、一般教養20題 → 改正:法令46題、一般教養14題

 ③試験日
  ・現行:10月の第4日曜日 → 改正:11月の第2日曜日

 ④試験時間
  ・30分拡大
   現行:午後1時から3時30分まで → 改正:午後1時から4時まで

 この改正については賛否を含め、様々な意見があると思いますが、これまでの試験は、法令科目については、幅広い法令から知識を問うものが多かったこと、また一般教養については、ウエイトが重く、数学や理科等の行政書士としての素養の有無を判断するには疑問に思うものも含まれるなど問題が多かったように思います。
 それが改正により試験科目が絞られ、法的思考力等を問う問題の増加が想定され、一般教養は業務に関する知識のみを問うこととなり、多様化する業務に対応できる力を有する行政書士の確保、質の向上を図るためにも大いに歓迎すべきだと私は思っています(日々行政書士業務を行っている私たち自身も「業務を行う上で必要な知識や能力」が大きく変化してきていることは実感しています。)。

 2週間後に迫った現行試験最後の受験をされる受験生にとっては、この改正をどのように捉えるかは、人それぞれであるかと思います。
 しかし、基本的には“今年の試験を受験できるのはラッキー”と思っていいと思います。なぜなら、これまで一生懸命勉強してきたもの(知識中心)で対応できるわけですし、試験時間が短く出題数も少ない(来年以降は問題文の長文化、問題の複雑化(論理的思考力を試す)が予想され、今以上に解答に要する時間が不足します。)、また大きく変化する時期は、チャンス(“間口”)も大きくなることが多いからです。
 そして、私の経験からして、どのような試験であっても1年でも早く合格するのが得策であることは間違いありません(試験問題が年々難しくなっているように感じるからです。)。
 今回の改正はあくまで来年から実施されることですので、受験生の皆さんはあまり囚われずに、“今年こそ、絶対合格!!”の思いで受験に集中して欲しいものです。

 頑張ってください!心からエールを送ります。
 



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