4月8日投票の長野県議会議員選挙において、小諸市選挙区では現在現職と新人の2人の女性が名乗りをあげている。
選挙前から激しい攻防が繰り広げられている。
さて、このブログでも何度も紹介しているとおり、残念ながら我が小諸市の投票率は、県内でも最低レベルに位置している。
そんな中、今朝の新聞で小諸青年会議所の主催で県議選立候補予定者の参加の下、リンカーン・フォーラム方式による『公開討論会』を行うという報道がなされた。前回の3年前の市長選続く2回目の開催となる。
有権者が立候補者の生の声や考え方を聞く機会は思いのほか少ない。低投票率の一因として立候補者の基本的政治姿勢や政策が有権者に届きにくいことがあるとするならば、絶好のチャンスではないかと思う。小諸青年会議所の皆さんの行動に敬意を表したい(詳細は
小諸青年会議所のホームページへ)。
リンカーン・フォーラム方式は、候補者の政策発表、コーディネーターからの一問一答による回答が基本となり、丁々発止の討論を期待する有権者からすれば期待はずれの面もないではないが、反面で各候補平等に事前に決めた発言の順番と同じ持ち時間が与えられるため、出席者がルールを守りさえすれば極めて整然とした中で行われる。有権者にとっては誰を自分達の代表にするのか選択しやすいものといえる。
但し、この方式は他の候補に対する反論が禁じられているため、政策の上っ面をなぞる表面的なものに終始する可能性もある。そこはコーディネーターの腕の見せ所ともいえよう。
また、本来であればルールに則らない候補者はその場で退場という厳しいルールがあるにもかかわらず、コーディネーターがそれを見過ごしたり、躊躇した場合、テレビの生本番と同じで“云った者勝ち”やった者勝ち”になりかねない危険性を孕んでいる。
「反論をしてはいけない」「発言の順番が決められている」というルールの中で、前回はある候補者が堂々とルール違反を犯しながら、退場させられることもなくやり過ごす場面があった(情けない話だが・・・)。
あくまでも公平中立の立場でこのような会を催す気持ちがあるのであれば、主催者は責任ある立場を自覚し、毅然とした態度で臨んでもらいたいと思う。
いずれにせよ小諸市の代表として県議会へ送り出す人物を選ぶ選挙。パフォーマンスや声の大きさではなく、能力のある人が選ばれ、投票率がアップするのために有効な公開討論会となることを心から願うものである。
大勢の皆さんに読んで欲しいので、下記の2つのブログランキングにエントリーしています。
“半ぐれを応援しようじゃないか”という方は下をそれぞれクリックしてください。
人気blogランキングへ