ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

当り前の気持ち

2014-10-29 | 独居中高年
今日は仕事はお休みでした。

月に一度、母と姉が私の家に来る日で、いつものようにお昼ご飯を外でいっしょに食べました。
私は、カキフライのランチを選びました。
家族で揃ってごはんを食べるのは、やはり何より楽しいことです。

昨日のネットニュースで、ある女優さんが脳梗塞を起こし、ご主人が手配して救急搬送された…という記事を見ました。
その女優さんは一度テレビのトーク番組で見かけたくらいで、ほとんど知らない方でしたが、年齢が50歳…とあるのに一瞬ヒヤッとしました。

独り暮らしをしていて一番怖いのは、脳や心臓の急性の病気に襲われることです。
老人ホームで働いていると、入居者の方のほとんどにそういう既往歴があることに気づきます。
当然、同居の家族に救急対応をされて一命をとりとめているのです。
しかし、私には同居者がいません。
それだけをとっても、中高年の独居はとてもリスクが高いのです。

ほんの数年前まで、私は友人と酒を飲んだりすると、
「どうせ死ぬんだから、どうなったっていいよ」
「家族がいないんだから健康に気を付けてもしょうがないよ」
などということを言っていました。

でも今は「どうなったって良い」などとは言いません。
あれは、今から考えれば「若気の至り」でした。
果たしてあと何回両親と一緒に食事が出来るか…と考えると、両親には一日でも健康に長生きして欲しいと思います。
また、自分の命は自分で守れるよう、出来るだけ健康に気を付けようと思っています。

55歳になってようやく、人として当り前の気持ちを言うことが出来るようになりました。












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