ほとほと通信

独居中年の日記です。
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一日ずつ生きています。


明治座見物記

2014-01-26 | ほとほと日記
今日は芝居見物に行って来ました。

私は映画には中学生の頃から良く行きましたが、芝居はほとんど観に行くことはありません。

映画鑑賞に比べて観劇はやはり「値が張る」印象があるからです。

ところが先日、ひょんなことから明治座の切符が手に入ったのです。

それも最前列に近いかぶり付きの席です。

明治座と言えば歌舞伎座とはまた別の意味で東京芝居の象徴です。

何だか緊張もしましたが、こんな機会は滅多にないと思い、ふだんほとんど着ない「勝負ジャケット」を着て出掛けました。



明治座は日本橋浜町にあります。

都営地下鉄の浜町駅に着くと、まだ開演時間まで余裕がありました。

近くに子宝祈願で知られる水天宮がありましたので、子宝には全く縁はありませんが、立ち寄ってみました。




そうかと思えば、プロテスタントの教会もありました。



こういう佇まいの中に芝居の老舗があるのはなかなか好ましく思いました。


とはいっても、明治座自体はけっこう近代的な高層ビルです。



ビルの前には主要な役者のノボリもありました。




鹿鳴館を設計したのはイギリス人建築家ですが、彼と結婚したのは花柳流の踊りを生業とする庶民の日本女性でした。

今日の芝居は、その女性を主人公として、大地真央が主役を演じるものでした。

とにかく、前には二列しかないという特等席です。



いざ始まってみると、役者さんたちの汗も涙も良く見えます。

あまりに舞台に近くて全体が見渡せないので、「劇を鑑賞する」という点では反って不自由なほどでした。

でも、そもそも新春公演として分かりやすく賑やかに書かれた台本で、何よりいかに大地真央の魅力を伝えるか…がキモの作品でしたので、息づかいまで聞こえる至近で観られたのは幸福でした。

大地真央さんはもう五十代後半でしょうが、近くから観てもおどろくほど若々しく引き締まって綺麗でした。

歌えて踊れてコメディエンヌとしても達者で、やはり唯一無二の女優さんだと再認識しました。


明治座は140年の歴史があるそうですが、昔ながらの芝居の伝統として、ロビーに弁当やお茶お菓子を売っているお店がたくさんありました。

それぞれに老舗感があり、長い休憩時間には人でごった返していました。



休憩中に座席でお弁当を食べているご婦人方もおおぜいいて、そのどこかユルい感じが、何とも「芝居見物」らしい。

やはり今日の私は、お芝居だけでなくミヤゲ屋や団体客を含めたところの「明治座の見物」をしてきたのだ…と改めて思いました。







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