ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

プレゼンの悩み

2015-09-02 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。

以前も書きましたが、事例研究発表会と言う会社主催のプレゼンテーション大会に出ることになりました。
本番まであと二週間。
それなのに、全然原稿を書いていないし、声を上げての練習はまだ一度もやっていません。
かなり焦ってきています。

先週の土曜、プレゼンテーションに関する本を買ってきました。
そこで、名プレゼンテーションの講演集をインターネットで公開しているTEDというサイトを知りました。
そこを覗くと、確かにたくさんの画像があります。
見てみるとすぐに惹き込まれて、思わず何本も立て続けに見てしまいました。
もう少し若かったら「よし、自分も」と思ったかもしれませんが、今の自分は「こりゃ、できないよ…」と、かえって自信がなくなりました。

TEDにあるのは英語のプレゼンテーションばかりで、語るのも外国人です。
だから、流麗な話し言葉に素直に関心出来た…という面があります。
日本人には古くから「口の巧いものには気をつけろ」という価値観があります。
私も、どちらかと言えば少し口ごもるくらいのタイプに親近感を感じる方です。
あまり達者に喋る人は(本心か?)(営業トークじゃ?)と怪しんでしまいます。
今、日本で最も有名なデザイナーである佐野研二郎氏も「プレゼンの名手」と言われていたそうですし…。

ふと、落語はたくさん聴いてきたので、好きな噺家のマクラのようなプレゼンテーションはできないだろうか…と思いました。
さすがに志ん生の枯れた口調でのプレゼンテーションは難しいでしょうね。
息子の志ん朝なら立派なプレゼンをしそうです。
最近では志の輔や喬太郎のマクラが面白いと言われているから、改めて聞いてみようかしら。

でも、落語には「語ることの恥じらい」がどこか含まれているから共感できるのだな…と改めて思いました。
特に「正しいこと」には照れまくって、笑いに変えてしまう。
プレゼンには「恥じらい」がないからなア…。

まあ、これはハッキリ仕事なので、自分の価値観にこだわっていても仕方がありません。
何とかしなければ…。