ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

定期受診

2015-02-13 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みで、眼科に行ってきました。
私は数か月に一度、眼科受診をしています。
ドライアイで目薬が必需品なこともありますが、眼圧を測ったりなどチェックをしてもらっているのです。

歳を重ねるにつれ、視聴覚の全てに衰えを感じるようになりました。

もともと嗅覚が余りよくないのですが、このところ更に「におい音痴」になった気がします。
鼻が利かないと味覚も良く分からないので、私は味音痴でもあります。
もっともそのおかげで好き嫌いなく何でも食べられるので、家計的にもかなり助かっていますが。
耳も悪くなっているようで、この一、二年は人の言葉を聞き返すことが増えました。

そして、生来左目の視力がほとんどなく、ずっと右目だけで生きて来ました。
そのことについては、さほどの感慨もなかったのです。
ところが五十歳を過ぎたころから、目が霞むようになり、老眼も進んで来ました。

これで右目まで悪くなったら、私はとうていこの世の中で生き残っていけない…。
そう思うと怖くなり、眼科に通うようになったのです。

今日も色々と検査をしました。
私がこの先の不安をフト漏らすと、主治医は
「大丈夫です。定期的に調べているし、大事な右目を守っていきましょう」
と、言ってくれました。
そういう言葉は、本当に心に沁み入ります。

朝の診察が始まってすぐの時間帯に行ったのですが、すでに十人くらいの人が待っていました。
一人を除いて、すべて女性です。
窓口で保険証の受け渡しの様子を見ていると、75歳以上の「後期高齢者被保険者証」を使っている人がたくさんいました。
しかも、皆さんとても若々しい。

その中の一人のご婦人は、生年月日を聞かれて「昭和10年…」と答えました。
昭和10年生まれだと、今年80歳です。
でも、細身のジーンズを自然にはきこなした、しっかりした方です。
私は(いやあ、大したもんだ)と、感心しました。

そして、自分もまだまだ頑張らなきゃナ…という気持ちを頂いたことです。