ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

陽だまりが恋しい

2013-10-22 | 映画
今日は仕事がお休み。

新宿に行って、『陽だまりの彼女』という映画を観て来ました。

好きな女優である上野樹里が出ているので、前から観たいと思っていました。

でも、苦手ジャンルの恋愛映画だし、主演がジャニーズの超人気グループ嵐の松本潤だし、若い女性やカップルばかりだったら嫌だなあ…とも内心で思っていました。

しかしそれらは杞憂でした。

平日の午前中ということでお客さんは多くはありませんでしたが、若い人よりも三十代四十代が中心で、男性客もチラホラいました。

内容も、とても温かくゆったりしていて、日本の恋愛映画にありがちな気恥ずかしいお涙頂戴的な展開もありません。

恋愛感情というより、「相手を大切に想う心」をしっかりと描いた、どちらかというと地味な作品でした。

上野樹里はもちろんですが、松本潤も押さえた表情の中に微妙な心理を良く演じていて、好ましく感じました。

悪人が出てこないのも、かなりくたびれた気持ちでいた私には助かりました。


映画の直前に、職場から電話がありました。

映画を見終わった後、母から電話がありました。

どちらも、現実の世知辛さを感じざるを得ない内容でした。


夜になって、この映画、もう一度観に行こうかなあ…と思えて来ました。

電話のおかげで作品にいまいち集中出来なかったという気持ちもある。

11月までなら半額以上割引き出来る券を持っているということもあります。

でも、休みに出掛けて行っても惜しくない陽だまり感が確かにこの作品にはあり、それがどういうものだったか確かめてみたい…と感じているのです。