ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

夜長の談義

2013-09-29 | 分かち合い
昨夜は、月に一回の友人たちとの定例食事会がありました。

食事会と言っても、お酒もたっぷり入ることもあり、けっこう色んな話が出ます。

もちろんアラフィフ独身男性の集まりですから、どうしてもその方向の話もあります。

まだ諦めてないよ…という声もあれば、いや、もっと現実的になって、社会的弱者同士、いかに協力して生き抜いて行くかを考えた方が良いよ…という意見もある。

私はどちらかと言えば後者ですが。

これからの日本は、生涯独身の男女が飛躍的に増えると言われています。

我々はその先鋒として新しい共生の形を探って行こうではないか…とか。

男は歳を取ると弱いですからね。

私のホームの入居者も、女性は先に夫が亡くなってものびのびと生きてますが、男性はくしゃんと潰れたようになっている。

立派に生きてきた男性ほど、社会的な役割がなくなると引退後はよほど奥さんに認められないと参ってしまうようです。

その点、私たちはそもそも男性性があまり強くないし、社会的役割だって大したことない人生を送って来た。

その失う物が少ないのを逆手に取って、何とかやって行けないか。

もともと共助互助のクリスチャンだし…とか。

いずれ酒の上のお話ですが、月に一回こんなことを話せること自体、大きな救いになっています。

2020年の東京オリンピックを観に行こう!という話も出ました。

同じ話を数日前に母ともしたばかりでした。

涼しい夜風が気持ち良かった、そんな夜のお話。