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ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

パパの休日

2017-09-23 | 独居中高年
今日も仕事はお休みでした。


東京は午前中は雨模様で、午後から陽が差して来ましたが、全体に肌寒い一日でした。

久しぶりに長袖シャツを着て過ごしました。


スポーツクラブへの往復の間で、小さいお子さんを自転車に乗せているお父さんを何人も見ました。

土曜日だからパパがお子さんと遊んでるんだなあ…と思いました。

お父さんの年齢は三十歳くらいから五十歳近いかも?とさまざまでしたが、我が子といる喜びと子供を守るのだ…という気持ちが一様に伝わって来ました。


結婚して子供を育てることにどんな喜びや苦労があるものか、私には分かりません。

うらやましくもあるけれど、どのみち私には越えられなかった領域だなあ…と思います。

それ自体を認めることに、少しずつ抵抗感がなくなって来ました。

今の私は、残量少ない心身のエネルギーを定年までの生き残りに費やすのに必死で、他人を羨む力もなくなって来たように思います。


おととい、ホームに近くの保育園から十五人くらいの園児たちが来ました。

入居者の方々は皆大喜びで、感涙されている方も何人もいました。

小さな子供たちは希望そのものだなあ…と感じます。

我が子ではなくとも、本当にそう感じます。


一番怖いこと

2017-09-09 | 独居中高年
今日は4連勤の4日目です。


今日も午前中は内覧会があり、午後から本入居がある…というなかなかハードな日ですが、とにかく今日を乗り切ればひと息つけます。


来週は特に難しい週になりそうなので、昨夜から来週のことばかり考えていました。

朝起きてしばらくするとみぞおちの辺りが痛みます。

強いストレスが掛かったときに痛むので、心臓への負担かなあ…と思います。


何度も書いていますが、私の一番の恐怖は部屋で脳や心臓の血管障害を起こすことです。

一人暮らしですから、昏倒したり悶絶してもしばらくは誰にも気づかれません。

脳は意識が遠のくけれど、心臓はしばらく苦しみそうだから、そっちの方がイヤだな…と思ったりします。

冗談のように書いていますが、あと一年8か月で六十代になる私には現実的な脅威です。

北朝鮮のミサイルや大地震よりずっと怖いと思っています。

身体のわずかな変調にも耳を澄ませて日々気を付けるしかないのでしょう。

独りでいることは体調不安を高めるなあ…と改めて痛感します。


とにかく、今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

心細さ

2017-08-18 | 独居中高年
今日から4日間仕事です。

本当は3連勤だったのですが、来週の月曜にどうしても出勤する必要が出来て、急きょ4連勤になりました。

こういうのが一番精神的に堪えます。


つらい気持ちになったときは、今の会社でもっとつらかった時期のことや、無職でいくら履歴書を送っても断り書きと共に返却され、不安でみるみる痩せていった四十代半ばの頃を思い出していました。

あの頃に比べれば…と。

ところが近頃は、過去のつらい記憶を思い出すとその頃の感情がフラッシュバックのように蘇り、更につらくなるようになりました。

そして、幼少期を除いて、私に安心して暮らした時期はないのではないか…と思えて来ました。


昨日ネットニュースで、脚本家の山田太一さんが今年1月に脳出血で倒れ、今も言葉がうまく出て来ないので、段筆をした…という記事を読みました。

それを読んで思い起こしたのは山田太一さんの過去の作品ではなく、私が家で倒れたらどうなるだろう…ということでした。

山田さんは奥様の通報で救急搬送され一命を取り留めましたが、私の場合はしばらくの間放置されるでしょう。

脳血管障害で倒れたら意識が無くなるでしょうから、そのまま亡くなること自体はそこまで恐怖ではありません。

でも、何かあっても誰にも気付かれない生活を今後も送っていく…ということにたまらない心細さと侘びしさを感じます。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

深夜の不安

2017-08-15 | 独居中高年
今日は3連勤の2日目です。


昨日も残業をして、家に着いたのは8時前。
少しボンヤリした後、お酒を飲みながら夕食を食べました。
そして布団に横になると、いつの間にか眠ってしまったようです。
恐らく9時半くらいだと思います。


夜中に目を覚ましました。
眠剤を飲んでないことに気づき、朝まで良く眠れるよう、半錠くらいかじって飲みました。

ところが、それがそれが途中でつかえたのか、胸の辺りに微かな痛みがあります。

それが気になって眠れない。

その痛みは少しずつ強くなります。

私は(これはクスリがつかえているんじゃない)と思いました。

胸自体が痛んでるんだ…と。

このところの疲労の蓄積か、昨日の昼間は家族に電話で説明中に、言葉が出なくなりました。
それは今までなかったレベルの現象でした。

その件を不安に思っていましたから、私は胸の痛みを(何かの疾患の前兆ではないか?)と思いました。
私ぐらいの年齢で、胸や脳の血管に病気を発症するのは良くあることです。

私は暗闇の中で強い不安に襲われました。
このまま不安が止まず、朝まで眠れなかったらどうしよう…とも思いました。

幸いやがて痛みは収まり、眠りにつくことも出来ました。


でも、本質的な不安は続いています。

これから日々老化して行く中、私は本当に仕事を続けられるのだろうか?

今は家族や友人との繋がりで何とか一日ずつ生きているが、老後にはどんな悲惨な生活が待っているのだろうか?



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

年輪

2017-05-21 | 独居中高年
今日は仕事です。


かなりやっかいな業務はありますが、明日がお休みなので、ふだんの仕事の朝に比べると気分が楽です。


昨日、床屋に行きました。

ふだんは自分の姿を鏡でじっくりと見ることはありませんが、床屋では全身鏡で小一時間対面することになります。

昨日私は、自分の喉に深い横皺が、何本も年輪のように刻まれていることに気づきました。

顎の下の肉と皮膚も力なく垂れ下がっています。

身体の目に付く場所で加齢をいちばん隠せないのが、喉と手の甲だと言います。

昨日の全身鏡の中の私の喉の皺とたるみは、中年というより高齢者のそれでした。

けっこうショックでしたが、これも自然現象なので仕方がありません。

こうやって後戻りの出来ない変化を少しずつ受け入れながら、やがて老人になっていくのだろうなあ…と思いました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
父が回復し、家族で食事に行けますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。