雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

選別

2007年12月04日 | 戯れ言
 津田一真塾のオブジェの一つに「ふみえちゃん」なるものがある。
 この「ふみえちゃん」は、主に週末になった時、火鉢の部屋の壁にもたれ掛けさせて置くのであるが、これがなかなかの優れもので、「ふみえちゃん」に装備されているフィルターを通すと、人間の「夢と欲」がきれいに識別出来るようになっているのだ。
 そして「ふみえちゃん」のフィルターで「欲」と出た人間は、二度と塾に訪れることが無くなる不思議な神通力を持ったオブジェなのだ。
 ただ南天喉飴なことは、神棚であれば「水」と「榊」をあげれば済むのであるが、「ふみえちゃん」には500のバドを数本あげないことには神通力を発揮しないのである。

 まあ今まで「ふみえちゃん」だけに頼っていた私も悪かったので、自ら選別するために「唐箕」を備えようと決意したのである。
 とは言っても、いまどき「唐箕」などという代物は、超レア・プレミアムものであるから、なかなか手に入らずに困っていたのだが、知り合ってから4年経って初めて役に立つ情報をトンボさんが持ってきてくれたのである。
 私が愛の鞭を諦めずに打ち続けた効果が、4年経ってやっと現れてきたということなのだが、「石の上にも三年」という諺を超えた辛い四年間ではあった。
 いや、言うまい、芽が出てきてくれたことを神様に感謝すべきだな。

 話がそれてしまったが、スチール製ではあるものの、念願の「唐箕」によって、蕎麦の実ばかりか、人間をも選別してみようと考えたB型の私なのである。
 ただ残念なのは、この貴重な情報をもたらしてくれたトンボさんが、「唐箕」によって真っ先に飛ばされてしまうということ、そんな話をしたらトンボさんは、「私はとりあえずは唐箕の中に入れてもらえるから良しとしますが、卓球太さんは唐箕に入れる前の箕の段階でアウトでしょ」と、自分の顛末を棚に上げて勝ち誇っていたのである。

 そんな二人が、不憫で不憫で、「♪ぼ~く、ぼ~く、笑っちゃいます♪」と厳格な夜を噛み締めている、そんな自分が大好きだ。
コメント (7)
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