雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

土曜日に

2007年10月31日 | 徒然
 42000円の「石臼」を買いにいこうと思う。

 先週、親戚の家に渡っていた「伸ばし棒」と「包丁」が、その家の主が亡くなったことで30年振りに返って来た。

 私の生のある限りそれを使い、私が消えた後には、また誰かに引き継がれるのだろう。

 止まらない時間と切ってはいけない繋がり、枯らしてはいけない先人達の知恵。

 大した伝承者にはなれないけれど、伝えられるものは伝えていきたい。


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久々に

2007年10月26日 | 回想録
 回想録といきますか。

 高3になると志望大学別にクラスが編成されたのです、1組2組の家政科は別として、3~5組は私立文科系、6~8組は国立文科系、9・10組は理科系と。

 私は、理数科が苦手だったので私立文科系を選び、3年4組となったのです。
 私文のクラスには変わった奴が多くいました、国語・数学・理科・社会・英語という主要5科目のうち、理科と数学に対して著しくアレルギー反応を起こす、総体的なバランスに欠けている輩の集まりですので、他のクラスの人間から見れば、単なる落ちこぼれ集団に見えたはずなのです。

 そんな3年4組の担任は英語を担当する女の先生でした。

 ある日の英語の授業の前に、クラスの委員長が「机を反対側に向けようぜ」という提案したのです、普段は全く纏まりの無いクラスだったのですが、そういう時だけは妙に一体感が生じて、誰も文句をいうこともなく机を反対にして先生の来るのを待ったのです。

 担任英語教師が、普段どおりに教室の前の扉を開けて入ってきました、皆は後ろを向いている状況です。

 私達は先生がどんなリアクションを見せるのか、笑いをこらえて神妙にしていたのです。

 するとその担任先生、一瞬固まりましたが、瞬時を置かず何も無かったように、教室の後ろの扉から入りなおして、教室の後ろに掛けてあった連絡用の小さな黒板を使って、淡々と1時限の英語の授業を終えて去っていきました。

 その先生の心の広さと柔軟性に、全員が拍手で応えました。

 その後も何のお咎めも無し、、、一本取られたと誰もが感じた、先生の気合でした。

 そんなどうしようもないクラスでしたけれど、慶應や早稲田、立命館に合格したやつらもいたのですよ。

 立命館に合格した奴は、毎日遅刻してくる男で、ゴロワーズを吸っていた奴でした、大学に進んで1年も経たずに消息不明になってしまいましたが・・・

 そんな環境が、「変人倶楽部」の誕生に繋がっていったのです。

 そのうちまた、続きを書きましょう。
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旨い旨い

2007年10月21日 | 徒然
 間引いたダイコンが旨い、葉っぱをジャコと一緒に油炒め、醤油と味醂で味付け。
 根っこのほうは輪切りにして味噌汁の具、カブのような食感でグー。

 やっと結球したキャベツの千切りとミニトマトとキュウリの生野菜サラダ。

 キュウリの塩揉みに生姜の千切りを乗せたお新香。

 ジャコと生姜以外は、全て田んぼの畑で収穫したもの。

 キャベツなんか、中から青虫が這い出てくる、それだけ新鮮で旨いということだろう。

 もうそろそろ、サツマイモを掘れるかな、焼き芋に大学芋にカレーか。

 母が亡くなった年から、へた虫にやられて青いうちに落ちてしまっていた柿が、三回忌が終わった今年は、落ちずに色をつけ始めた。
 偶然なんだろうか?

 兎にも角にも、自分で作ったものは、可愛いし、旨いと感じるものだね。
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止めるということ

2007年10月18日 | 卓球
 ワンちゃんトレーナー娘が7時にやって来て、マンツーマンの練習を休憩無しで2時間。
 本当なら多球練習をしたいところだが、塾生ではないので彼女の希望に合わせて1球練習をした。

 3球目の練習を始めたら、ドライブを掛けたあと必ずラケットを止めるのである、ボールはちっとも来ない。
 しばらく黙っていたのだけれど、あまりにボールが走らないのでアドバイスをした。

 「ラケットを止めるということは、ラケットを止められるだけのスピードでしか振っていないということなんだよ。車に例えれば、20キロのスピードで走っていれば急ブレーキを掛ければ止まれるだろうけど、60キロで走っていたら急ブレーキを掛けても直ぐには止まれないだろ。」

 「なるほど」と彼女。

 その後のボールは言わずもがな。

 大学まで卓球をやっていてこれだものなぁ、子供達から思考力を奪ってしまっている指導が多いんじゃないだろうか・・・
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加齢臭

2007年10月17日 | 徒然
 30歳から42歳くらいまでの間は、滅茶苦茶体に悪い生活をしていた。

 月曜日に出社すると金曜の夜までほとんど会社に泊まり。
 夜中まで仕事をして、その後、会社の近くに出ている屋台でつまみを買って3時4時まで酒を飲む日常。
 金曜の夜から徹マンをして土曜にゴルフ、さらにゴルフが終わってから徹マン、などという馬鹿げたこともやっていた。

 そんな生活は、当然のことながら体を蝕んでいく。

 ホントの話、私は30代半ばから「加齢臭」を感じるようになっていた。
 毎年、ちょうど今頃から3月くらいまでの間、肌が乾燥してくる時期に死臭にも似た加齢臭が立ち込めるのだ。
 何ともはや、嫌な臭いなのである。

 若いときは大好きだった秋の訪れが、その頃には気が滅入ってしまう季節の訪れと感じるようになってしまった。

 ところがなのである、最近、自分の加齢臭を感じることが少なくなってきているだ。
 確かに今でも、酒を飲みすぎて風呂に入らずに寝てしまったときや、目一杯体が疲れているときなどに臭いを感じるときはあるものの、日常普段にはそれが無くなった。

 何が変わったのだろうか、いつから臭いが消えたのだろうか、と考えてみたら、それは「ナンバ」を知り「骨体操」を実践し始めた時期と間違いなく一致するのである。

 そろそろ肌が乾燥し始める時期を迎えて、そんなことを思った今日であった。
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忘れかけていたけれど

2007年10月15日 | 徒然
 田んぼの畑の横を流れる川の対岸にある猫の額ほどの雑木林も、うちのものだったということを忘れかけていた。

 あそこに作ってみようか秘密基地、俗に言う「ツリーハウス」っていうやつ。

 そこから、日がな一日釣り糸を垂れて、掛かるわけもない鯉を狙って。

 万が一、鯉が釣れてしまったら、池を作らなきゃいけないなぁ、単なる池じゃ趣きに欠けるから、築山も造って。

 ああ、やること一杯だ、あと50年は生きなきゃならないなぁ。
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楽しい週末

2007年10月14日 | 卓球
 山形から埼玉から茨城から東京から、変人の卵達がやってきた。
 予期していなかった先輩も来てくれて、目一杯飲んでしまって二日目の今日は一日中ダウンしてしまったけれど。

 タンポポも久々にお姉さん達に会うことが出来て、とっても嬉しかったようだ。

 山形姉妹も復活のキッカケを見つけたようだ。

 高校生お姉さん達は、久しぶりに部活の指導の呪縛から解放されて、伸び伸びと練習が出来たと喜んでいた。

 ヒマワリはお姉さん達を全て呼び捨てで、練習を仕切っていた。

 山羊ちゃんも親から離れて一人での練習参加を遣り遂げたことで大きな自信になったことだろう。

 そして、シンノスケ、しばらく故障で練習することがままならなかった鬱憤を一気に晴らすかのようなハイテンション。

 全てが嬉しくて嬉しくて、飲みすぎてしまったサタデーナイト。

 子供達の笑顔・笑顔・笑顔、涙をこらえている俺。

 バンザイ、変人倶楽部。
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正しい日本語

2007年10月11日 | 徒然
 「電話応対コンクール」の県大会が昨日開かれた。
 各企業のオペレーターの方達が、お客様からの電話に対する応対の質を競うもの。
 納品した品物の不備を指摘されたという設定。

 各地区の予選大会を通ってきた方達なので、全員が実力伯仲というところなのだけれど、耳に引っかかる言葉がしばしば聞かれた。
 それは、お客様から「うちの担当の方をお願いします」と言われた際に、「あいにく○○は本日休みをいただいております」と答えた方が半数近くもいたこと。

 「休みをいただいております」という言い方は、一見丁寧な言葉に聞こえるかもしれないが、よく考えてみれば変な言葉使いだろう。
 休みをもらうのはお客様からではなく会社から、、、うちの会社は随分とご立派なんですよ、と言っているようなものだ。

 表彰式で審査委員長から講評があり、いくつか日本語の使い方について指摘されていたけれど、「休みをいただいております」には触れなかった。
 委員長が指摘した言葉使いより、こっちのほうが大きな間違いだと思ったのだが。
 それとも、日本語の使い方が私の知らないうちに変わったということなのかな?
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親父が初めて言うことを聞いた

2007年10月09日 | 徒然
「老いては子に従え」という言葉があるけれど、うちの親父は全くのマイペース、私の言うことなど絶対に聞かない。

 これまでも、親父のためにとあれこれとしたのだが全てあだ花、しまいにはこっちが切れてしまって、「もう勝手にしろ!」ということになっていた。

 それが、ここ最近、腰や膝が痛いというので、通販番組でやっていた「ヒアルロン酸とコラーゲン」が入った薬を購入して、「これを毎日1回飲めば、膝や腰の痛みが取れるらしい」と言ったら、なんと毎日ちゃんと飲んでいる。

 初めて息子の言うことを聞いてくれた、それだけ痛みが強いということなのだろう。

 薬が効いてくれればいいなぁと思いつつ、この薬が効いて、関節の痛みが取れたら、また何にも言うことを聞かなくなるのだろうということは解っているのだ。

 しゃーねぇーか
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こういう練習・一日を欲していた

2007年10月08日 | 卓球
 「回り込みになってねぇじゃねいか!台の外に出ろ!飛びつけ!足を止めるな!左を抜け!」などなど、生徒達に気合を入れる。

 鬼監督である、自分でも、そんなに言わなくても、、、と思ってはいるものの、その場に直面すると言わずには要られなくなってしまうのである。

 散々怒鳴った後、「さぁ、畑に行くかー!」

 畑に行って、昨日刈った草をレイキで片付けていると、シンノスケが「俺もやりたい」と言う。レイキを渡してやると3分くらいは一生懸命、草をまとめていたな。

 そして、大きい田んぼの方で、トラクター&バギー乗り、、、ヒマワリは綺麗な花を摘んで髪飾り。

 こういう一日が理想だったのだ、卓球だけやってたって何になるの?

 畑を耕す中で太いミミズに出会ったり、赤とんぼを捕まえたり、、、いい顔してたよ、子供も大人も。

 これでいいんじゃないかなぁ~、誰かに勝つための卓球じゃなくて、自分の在処を確かなものにする場でいいんじゃないか。

 勝とうが負けようが、つまんないやりとりだな、そんな世界を超えられると感じた今日ではあった。

 やっぱ、変人倶楽部。
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