
(新潟の従兄が送ってくれた
キウイの花の写真。生命力のカタマリ)
だれかを
愛する
と
いうコト
は
容易いコト
では
ナイ
けれども
決して
難易なコト
でも
ナイ
好意とは
見せびらかすモノ
でも
押しつけるモノ
でも
なく
ただ
ただ
すこやかで
いられる
と
いうコト
そのヒト
を
想えば
笑顔
に
なり
その場所
を
想えば
元気
が
湧き
それ
に
気付いた
自身
を
もっと
好きになる
ただ
それだけのコト
口づけ
も
見返り
も
求めない
ただ
自身
と
大切なモノ
の
すこやかさ
を
人知れず
誓い
祈る
と
いう
コト
【五月の歌】 谷川俊太郎
神さまがお許し下さる月
あのひとを愛してもよいと
青空の瞳やさしく
私をみつめなさる月
ババロアが揺れてる月
花の木の下に座って
心臓のアレグロに耳をすまし
私が新しい私と待ちあわせする月
家々に森があり
森に海があり
海に砂漠があり
すべての歴史が重なりあう月
かもしれぬ月
ほんとうにあのひとを
愛してしまうかもしれぬ月
永遠のMAY